TOKYO CREATIVE SALON 2025 GINZA 銀座三越イベント情報 | 銀座三越

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春の匂。春の音。記憶は五感で彩られる。人は、目の前に見えているものを、視覚だけでなく、嗅覚や聴覚、味覚、触覚など、五感を用いて映像として捉えている。自身の嗜好や経験、過去の出来事を通して見ていることもある。彩とは、視覚だけにあらず、匂いと音が織りなす、春の気配、春の彩り。音色や音調、香りの調べや特徴、音色や音調を意味する「note」。 spring_note 春を彩る、香りと音色。さて、あなたが映す春は、どのような色彩をしているのだろう。

2025年3月5日(水)～3月18日(火)
□本館1階ライオン口

ライオン口では、透過パネルの向こう側に見え隠れする桜、桜をイメージした香りとともに、
春の訪れ、春の気配を表現。日本の春を象徴する「桜」が皆さまをお出迎えいたします。
本館１階ライオン口では、各所に設置された香りのムエットも配布しています。
※なくなり次第終了となります。

※画像はイメージです。

館内イベント情報

□本館5階下りエスカレーター前・本館7階銀座シャンデリアスカイ・新館1階晴海通り口

店内３か所にて、春をイメージした香りと音のインスタレーションを展開します。
香りや音に意識を向けることで、目には見えないけれど気配としてそこにある、春の体感を。
館内を探索しながら、香りと音が織りなす、日本の春の訪れ、春の気配を採集してください。

※画像はイメージです。

SOUND CONCEPT

Listening to the Unheard

聞こえてこない音を聴く。

耳が捉えきれなった音、無意識にフィルタリングしていた音、あるいは存在に気づかなかった音。都市の生活において意識してこなかった音にフォーカスしてみると、これまで見落としてきた存在に気づき、いつもと違った景色が見えてきます。
生物には、固有の時間軸と聴覚センサーがあり、同じ音や振動であってもそれぞれに異なった聞こえ方をしています。多様な生物が共生するこの世界においては、私たち人間には聞こえなくても、あらゆる生物の存在とともに、そこには確かに音が存在します。近年、集音技術やセンサー技術の進化によって、これまで人間の耳では捉えきれなかった振動や信号の解析が可能となりました。とはいえ、そこには絶対的な正解は存在しません。音楽を制作する上では、「聴覚の多様性」を意識することで、未知なる音と出合い、音のもつ可能性が広がります。
感覚を研ぎ澄まさなくても生きていける現代文明の豊かさの中で、香りと音によって知覚にダイレクトに問いかけることで、思わずハントしたくなる内発的な衝動を促すことを意識しました。ふと立ち止まり、香りと音が発するサインを受け取っていただけたらと思います。この企画を通して、その先に感覚が開かれる瞬間が生まれることを願っています。

TWOTH（Shinichi Suda）

Sound Design

TWOTH（スダシンイチ）

音楽家・デザインディレクターとして、音とデザインを結びつけた独自の視点で活動。ハイブランドからストリート、NHK Eテレまで、多彩なプロジェクトに挑み、新たな音楽体験を追求している。
アヌシー国際アニメーション映画祭で日本人初の音楽賞を受賞後、GoogleのCM、SONY『toio』の音場デザイン、NHK『オトッペ』の音楽制作などを手がけ、国内外で高い評価を獲得。「ALTERNATIVE KYOTO - もうひとつの京都」では、元伊勢籠神社を舞台にしたインスタレーションの音響演出をはじめ、ISSEY MIYAKE PARIS COLLECTIONやGoogle AR & VRプロジェクトといった、ジャンルを超えた革新的な取り組みに挑戦している。TWOTHのサウンドは、音楽の原初的要素である『聴く』『響く』『叩く』を出発点に、環境や身体と共鳴する新たな感覚を模索するとともに、クラブフロアにも通じるビートと空間性を取り入れることで、音楽の枠を超えた独自の共鳴と体感を引き出している。