香典返し・返礼挨拶状の
マナー・文例集
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香典返し・
返礼挨拶状の書き方
香典返しの挨拶状などを用意する場合、句読点を入れず、行頭を揃えるのが慣例です。
葬儀の際の香典返しは、通常は忌明け日以降にお届けします。
※宗教によっては「香典」という言葉は使いませんが、ここでは「弔慰金」の意味で使用しています。
仏式
※忌日の表し方
四十九日法要の場合・・・・七七日忌
三十五日法要の場合・・・・五七日忌
百か日法要の場合・・・・・百か日忌
書式 : 戒名なし
故人のお名前(俗名)の前に施主からみた続柄を入れることが一般的です。この他にも「亡父」など「亡」を入れる場合や、「故○○」と書く場合もあります。また、俗名に続けて「儀」を小さく入れることがあります。ここで使われる「儀」とは、「~に関わる」という意味です(葬儀場の看板などでよく使われています)。挨拶状に使用しても構いませんが、使わない方も多いです。
※施主と故人の「名字(姓)」が同じ場合は、故人の「名字(姓)」を略すことが多いです。
先般(続柄)○○(俗名)○○○○永眠の際には
ご丁重なご弔詞をいただきかつ又ご芳志を賜りまして誠に有難く
厚く御礼申し上げます 本日
(戒名)
(忌日)○○日忌の法要を営みましたので
供養のしるしまでに心ばかりの品をお届け申し上げました
どうぞお納めくださいますようお願い申し上げます
書面にて失礼ではございますがまずはお礼かたがたご挨拶申し上げます
敬具
(忌日該当日)○年○月○日
(施主)○○○○
※一部の環境によっては、コピーがご利用いただけない場合がございます。
書式 : 戒名あり
改行の位置について、特に決まりはありませんが、「戒名」や「忌日」の上に何か言葉がくるのは見栄えがよくありません。そのため、文例のように「戒名」や「忌日」が行頭にくるように改行することが多いです。
※施主と故人の「名字(姓)」が同じ場合は、故人の「名字(姓)」を略すことが多いです。
先般(続柄)○○(俗名)○○○○永眠の際には
ご丁重なご弔詞をいただきかつ又ご芳志を賜りまして誠に有難く
厚く御礼申し上げます 本日
(忌日)○○日忌の法要を営みましたので
供養のしるしまでに心ばかりの品をお届け申し上げました
どうぞお納めくださいますようお願い申し上げます
書面にて失礼ではございますがまずはお礼かたがたご挨拶申し上げます
敬具
(忌日該当日)○年○月○日
(施主)○○○○
※一部の環境によっては、コピーがご利用いただけない場合がございます。
書式 : やわらかな文面
「拝啓」・「敬具」などの頭語・結語を使わない場合もあります。頭語・結語を使わない方 がより柔らかな印象の文面になります。
※施主と故人の「名字(姓)」が同じ場合は、故人の「名字(姓)」を略すことが多いです。
お心のこもったご弔詞並びにご芳志を賜りましてありがたく
厚く御礼申し上げます 本日
(戒名)
(忌日)○○日忌の法要を営むことができました
生前故人に賜りましたご交誼を深く感謝申し上げる次第でございます
つきましては供養のしるしまでに心ばかりの品をお届けいたしました
どうぞお納めくださいます様お願い申し上げます
お目にかかり親しくお礼申し上げるべきところ書面にて失礼ではございますが
まずはお礼かたがたご挨拶申し上げます
敬具
(忌日該当日)○年○月○日
(施主)○○○○
※一部の環境によっては、コピーがご利用いただけない場合がございます。
神式
神式の文面も仏式と大きく異なる箇所はありませんが、神式では「永眠」の代わりに「帰幽」という言葉を用います。また、仏式の法要にあたる箇所「祭日」は、該当する「霊祭(れいさい)」(例:「五十日祭」等)を記入します。
※施主と故人の「名字(姓)」が同じ場合は、故人の「名字(姓)」を略すことが多いです。
先般(続柄)○○(俗名)○○○○帰幽の際には
ご丁寧なご弔詞をいただきかつ又ご芳志を賜りまして誠に有難く
厚く御礼申し上げます 本日
(祭日)○○日祭を営みましたので
謝意を表したく心ばかりの品をお届け申し上げました
どうぞお納めくださいますようお願い申し上げます
書面にて失礼ではございますが
お礼かたがたご挨拶申し上げます
敬具
(忌日該当日)○年○月○日
(施主)○○○○
※一部の環境によっては、コピーがご利用いただけない場合がございます。
キリスト教式
キリスト教では「永眠」の代わりに、カトリックの場合は「帰天」を、プロテスタントの場合は「召天」という言葉を用いるのが一般的です。
※施主と故人の「名字(姓)」が同じ場合は、故人の「名字(姓)」を略すことが多いです。
先般(続柄)○○(俗名)○○○○召天の際には
ご懇篤なるご弔詞をいただきかつ又ご鄭重なるご芳志を賜り誠にありがたく
厚く御礼申し上げます
本日諸式滞りなく相済ませました
霊前にお寄せ頂きましたご芳志に対し謝意を表したく
心ばかりの品をお届け申し上げました
ご受納くださいます様お願い申し上げます
まずは略儀ながら書中をもって謹んでご挨拶申し上げます
敬具
(忌日該当日)○年○月○日
(施主)○○○○
※一部の環境によっては、コピーがご利用いただけない場合がございます。
宗教を問わない文
挨拶状で「宗教を問わない文」を選ぶ方も増えています。特に災害やいろいろな事情で、法要が予定通り行えなかったり、お返しを送るのが遅くなってしまった場合にも、宗教を問わない文を使う方が多いです。
※施主と故人の「名字(姓)」が同じ場合は、故人の「名字(姓)」を略すことが多いです。
このたび(続柄)○○(俗名)○○○○永眠に際しては
ご丁重なご弔詞をいただきかつ又ご芳志を賜りまして誠に有難く
厚く御礼申し上げます おかげ様で
諸事万端滞りなく相済ませました
お寄せいただきましたご厚情に謝意を表したく心ばかりの品をお届けいたしました。
どうぞお納めくださいますようお願い申し上げます
書面にて失礼ではございますがお礼にかえさせていただきます
敬具
(忌日該当日)○年○月○日
(施主)○○○○
※一部の環境によっては、コピーがご利用いただけない場合がございます。
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- ※記載されている内容は、地域・時代・慣習・商品によって異なる場合があります。
- ※相場の金額は、三越伊勢丹の店頭にて、数多くのご相談を受けてアドバイスしてきた金額です。ただしあくまでも目安です。
お付き合いの度合いや、地域によっても変わってきます。判断に迷ったときは、少し多めの金額にするとよいでしょう。
逆に、年齢などにより金額が少なくなる場合もあります。 - ※かけ紙の表書きは代表的なものを記載しています。