やむを得ず葬儀を欠席する場合や家族葬で参列を控える際、どのように弔意を伝えればよいか迷う方も多いでしょう。この記事では、弔電や香典・供物の郵送方法などのマナーから、おすすめのお供え物まで詳しく解説します。失礼のない対応で、故人へ誠意ある弔意を伝えましょう。
やむを得ず葬儀を欠席した際に弔意を示す方法
「遠方に住んでいる」「体調が優れない」「どうしても仕事が休めない」といった事情から、葬儀への参列が叶わないことは少なくありません。
直接お別れができなくても、弔意を形にしてご遺族へ届けることは十分に可能です。代表的な方法である「弔電」「香典」について、基本的なマナーを見ていきましょう。
まずは「弔電」でお悔やみの気持ちを伝える
知人が亡くなったものの、どうしても葬儀に伺えないという場合は、まず「弔電」を送ってお悔やみの気持ちを伝えるのがよいでしょう。
会社・組織を代表して弔意を表したい場合には、「会社名ならびに社員一同」として打つのが一般的です。
香典の郵送方法|現金書留で喪主の自宅へ送る
葬儀に伺えない場合、香典は「現金書留」を利用して、喪主や知人のご自宅へ郵送します。香典を郵送する際は、現金をそのまま入れるのではなく、相手の宗教に合わせた不祝儀袋に包んでから入れましょう。
また、香典を現金書留で郵送する際は、お悔やみの手紙を一筆同封することをおすすめします。手紙を添えることで、弔意がより丁寧に伝わります。

供物を贈る際のマナーと品物の選び方
弔電や香典に加えて、お供え物(供物)を贈ることで、より深い弔意を表せます。ただし、ふさわしい品物やかけ紙の作法は宗教によって異なります。相手に失礼のないよう、基本のマナーを押さえておきましょう。
宗教別・供物の選び方|仏式は「生臭物」を避ける
仏式では、線香や抹香、ろうそく、落雁などの菓子折り、果物などを供えます。仏教では殺生を禁じることから、肉や魚などの「生臭物」は供えません。このほか、生花や故人が生前好んだものを供えることもあります。
神式では、鮮魚や野菜、果物、乾物などの海の幸・山の幸に加え、お酒を供えます。神式には精進(肉食を断つこと)の習慣がないため、故人が生前に好んだものであれば、肉や魚を供えても差し支えありません。
キリスト教式では、カトリックの場合は祭壇に供物を供えません。花を贈りたい時はご自宅に届けるようにします。プロテスタントの場合は、献花のみとするのが一般的です。
「のし紙」ではなく「かけ紙」を使うのが弔事のマナー
お通夜や葬儀、法要など弔事の贈り物や返礼品には、「のし紙」ではなく「かけ紙」を使うのがマナーです。
そもそも「のし紙」とは、水引と右上の飾りである「のし」の両方が印刷されたものを指し、「かけ紙」はのしがなく水引だけが印刷されたものを指します。
「のし」は元々、あわびを引き伸ばして乾燥させた「のしあわび」に由来しており、一般的な贈答と慶事にのみ使われます。弔事では「生臭物を忌み嫌う」という考え方があるため、海産物(生臭物)に由来する「のし」がついたものは使いません。
香典返しなど弔事の贈り物には、必ず「のし」のない「かけ紙」を使用しましょう。

かけ紙の表書きと水引の選び方
弔事のかけ紙は、黒白または黄白の「ま結び(結び切り)」のものを使用します。結び切りには、不幸が繰り返されないようにという願いが込められています。
品物の表書きは「御供」「御供物」などとし、通夜の霊前に供える場合には「御悔」とすることもあります。
また、蓮の模様が入ったかけ紙は仏式のみに使用する点に注意しましょう。神式やキリスト教式など仏式以外の場合、あるいは宗教がわからない場合は、蓮の模様のないものを選びます。

仏式の場合
- かけ紙:黒白か黄白のま結び(結び切り)
- 表書き:「御供」「御供物」「御悔」
神式の場合
- かけ紙:黒白か黄白のま結び(結び切り)または無地短冊
- 表書き:「御供」
キリスト教式の場合
- かけ紙:無地短冊
- 表書き:「御偲」「御供」
「家族葬」などで参列を控える場合のマナー
近年は、身内など親しい方だけで故人を見送る「家族葬」が増えています。家族葬で参列を控える場合は、ご遺族の意向を尊重した対応が大切です。失礼にならない弔意の伝え方を確認しておきましょう。
基本的に一般の弔問は控える
家族葬は、もともと身内だけで故人とのお別れの時間を持ちたいという思いから行われる葬儀です。そのため、ご遺族から特に案内がない限り、一般の弔問は控えるのがマナーです。それでもお悔やみの気持ちを表したい場合は、葬儀会場に弔電を送るとよいでしょう。
後日、ご遺族が落ち着いた頃合いに弔問に伺う
葬儀が終わって少し落ち着いた頃であれば、親しい間柄の場合に限り、弔問に伺うこともできます。突然訪ねるのは避け、事前にご遺族へ弔問に伺いたい旨を伝え、了承を得てから訪問しましょう。
弔問に伺うことがかなわない場合は、現金を入れた不祝儀袋とお悔やみの手紙を「現金書留」で郵送して弔意を伝えます。
葬儀の供物におすすめの品物
葬儀に参列できない場合でも、お供え物をお送りすることで、きちんとお悔やみの気持ちを伝えられます。ここからは、故人への思いを託すのにふさわしい品物をご紹介します。
<日本香堂>特撰嵯峨野 8把入(ご挨拶箋付)[香木の香り]
<放香堂>茶師厳選 匠伝承宇治銘茶詰合せ
<古賀茶業>福岡八女玉露・煎茶詰合せ
<とらや>小形羊羹10本入
三越伊勢丹 有明初摘み 御海苔詰合せ
<小布施堂>栗鹿ノ子ミニ6個入
葬儀を欠席する場合は、マナーを守って誠意ある弔意を伝えよう
葬儀への参列がかなわなくても、故人を偲ぶ気持ちは十分に届けられます。弔意を込めて選んだお供え物は、ご遺族への何よりの心遣いになります。
三越伊勢丹オンラインギフトストアでは、弔事にふさわしいお供え物を取り揃え、マナーに沿ったかけ紙の手配も承っています。故人への変わらぬ想いを、真心とともにお贈りください。






