法要のあとに、参列いただいた方へ感謝を込めてお渡しする「お返し(引き物)」。いざ準備するとなると、品物の選び方やかけ紙のマナー、特別なケースへの対応など迷うことも多いはず。この記事では、お返し(引き物)の基本マナーからおすすめの品物まで詳しく解説します。
法事のお返し(引き物)におすすめのカタログギフト一覧
年忌法要とは?
一周忌や三回忌など、定められた節目に家族や親族が集まり、故人の冥福を祈って行う追善供養のことを「年忌法要」と言います。
ここでは、年忌法要の数え方と実施する年、複数の法要をまとめて営む「併修(合斎)」について解説します。
年忌法要の数え方と実施する年
一周忌は亡くなってから1年後の命日に営みます。三回忌からは亡くなった年も入れて数えるため、亡くなってから満2年で「三回忌」を迎えます。
三回忌の後は七回忌、十三回忌と続き、一般的に十三回忌までは欠かせない年忌法要と言われています。それ以降は十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌と続きます。
一般には、三十三回忌をもって故人が完全に成仏したと考え、供養を終えること(弔い上げ)が多くみられます。
複数の法要を一緒に営む「併修(合斎)」
2つないし3つの法要を同じ日に営むことを、「併修(へいしゅう)」または「合斎(ごうさい)」と呼びます。日程を合わせる際は、最近では命日が近い(早い)ほうに合わせることが多くなっています。
ただし、併修をしてもよいとされるのは七回忌以降です。三回忌までは、できるだけ単独で営むのがマナーとされています。
法事のお返し(引き物)と香典返しの違い
法事のお返し(引き物)と香典返しは、どちらも弔事のお返しですが、目的や渡すタイミングが異なります。
法要の引き物は、供養の後で、招いた方へ差しあげる「手土産」にあたります。法要にいらした方へ、当日その場でお渡しするお礼の品です。
一方、香典返しは、お葬式の際にいただいた香典に対するお返しです。四十九日の忌明け法要の日以降に、忌明けのご報告(ご挨拶)を兼ねてお届けします。
当日お渡しするのが引き物、忌明け後にお届けするのが香典返し、と理解しておきましょう。
法事のお返しの基本マナー
法事のお返し(引き物)の品物選びと、かけ紙の基本マナーを確認していきましょう。
法事のお返しに適した品物|「軽くてかさばらない」「消えもの」が基本
引き物は、参列された方にお持ち帰りいただく品物のため、かさばらず、軽くて小さい物が好まれます。
品物は、「食べてなくなる物」「消耗品」「日常の実用品」がよいとされています。具体的には、煎餅・クッキー・ようかんなどのお菓子や、お茶、コーヒー、紅茶、海苔、タオルなどが定番です。
受け取った方がお好きな品物を選べるカタログギフトも、軽くて持ち帰りやすく、法事のお返しに適しています。
「のし紙」ではなく「かけ紙」を使うのが弔事のマナー
お通夜や葬儀、法要など弔事の贈り物や返礼品には、「のし紙」ではなく「かけ紙」を使うのがマナーです。
そもそも「のし紙」とは、水引と右上の飾りである「のし」の両方が印刷されたものを指し、「かけ紙」はのしがなく水引だけが印刷されたものを指します。
「のし」は元々、あわびを引き伸ばして乾燥させた「のしあわび」に由来しており、一般的な贈答と慶事にのみ使われます。弔事では「生臭物を忌み嫌う」という考え方があるため、海産物(生臭物)に由来する「のし」がついたものは使いません。
法事のお返しや香典返しには、必ず「のし」のない「かけ紙」を使用しましょう。

かけ紙の選び方|水引の色と一般的な表書き
法事のお返しには、黒白または黄白の「ま結び(結び切り)」の水引がついたかけ紙を用います。
表書きは、一般的に「志」とします。なお、広島など地域によっては、「茶の子」という表書きが使われることもあります。
地域の慣習がわからない場合は、親族や地域の事情に詳しい方に確認しておくとよいでしょう。

- かけ紙:黒白または黄白のま結び(結び切り)
- 表書き:「志」「茶の子」
【ケース別】法事のお返しで迷いやすい特別な対応
基本マナーを押さえたうえで、判断に迷いやすい特別なケースへの対応も確認しておきましょう。
高額な香典をいただいた場合|基本は当日のお返しのみでOK
法要の際に高額な香典をいただいた場合でも、一般には当日の「引き物」で済ませることが多くみられます。
それでもお礼をしたい場合は、法要後1週間〜10日後に相手へ届くように、こころばかりの品を送るとよいでしょう。その際の表書きは、「志」や「御礼」とします。
併修(合斎)の場合のかけ紙
複数のご先祖の法要をまとめて営む場合、引き物のかけ紙は、「仏様になられた順番」に右から左へ書いていきます。
表書きは「志」などとし、その横に小さめの文字で「亡父二十七回忌」「亡母二十三回忌」のように併記します。なお、地域によっては短冊やかけ紙に故人の戒名を書く場合もあります。
五十回忌法要でお祝いとする場合のかけ紙
五十回忌は誰もが営めるわけではありません。特に両親の五十回忌の場合、「早く両親を亡くしたのに、今日の自分があること」への感謝から、紅白の水引でお祝いすることも珍しくありません。
お祝いとする場合は、のしの付いていない「紅白ま結び(結び切り)のかけ紙」を使用します。
一方で、紅白で祝う気持ちになれない場合は、黒白や黄白のま結び(結び切り)を使う方もいらっしゃいます。明確な決まりはないため、法要を催す側の気持ちをかけ紙に表して選ぶとよいでしょう。
法事のお返しにおすすめの弔事専用カタログギフト
受け取った方がご自身の好みや暮らしに合わせて本当に欲しい品物を選べるカタログギフトは、選ぶ楽しみもあわせて贈れるお返しです。
三越伊勢丹では、落ち着いた表紙デザインの弔事専用カタログギフト<ギフト オブ メモリアル「栞(しおり)」>をご用意しています。
3,000円台|<ギフト オブ メモリアル「栞(しおり)」>ゆりコース
4,000円台|<ギフト オブ メモリアル「栞(しおり)」>あやめコース
5,000円台|<ギフト オブ メモリアル「栞(しおり)」>あじさいコース
法事のお返しにおすすめの品物
お茶や紅茶、お菓子、海苔、タオルなど、「消えもの」や日常使いできる実用品を中心に、法事のお返しにふさわしい品物をご紹介します。
<山本海苔店>焼海苔・〈愛国製茶〉銘茶詰合せ
<柿安>料亭しぐれ煮詰合せ
<しおかぜ>タオルセット
<アンジェリーナ>焼菓子アソート
<フォートナム&メイソン>ティーバッグ・焼菓子詰合せ
<京洛 辻が花>お茶漬・お吸物最中詰合せ
三越伊勢丹 有明初摘み 御海苔詰合せ
法事のお返しに、参列いただいた方への感謝を込めて
一周忌や三回忌の法要は、故人を偲ぶ方々とともに、在りし日の思い出を分かち合う大切な時間です。お返し(引き物)は、その日をともに過ごしてくださった方々へ、感謝の気持ちを形にして伝えられる贈り物です。
三越伊勢丹オンラインギフトストアでは、弔事専用カタログギフトをはじめ、法事のお返しにふさわしい品物を取り揃えています。当日は感謝の言葉を添えて、心の込もった贈り物をお渡しください。
法事のお返し(引き物)におすすめのカタログギフト一覧






