美術
2025/7/9 UP
このたび日本橋三越本店では、日本の「怖いもの」をテーマにした展覧会 「Scary things in Japan -日本の怖いもの-」 を開催いたします。
夏は、日本において怪談や怪異が語られる特別な季節。本展では、妖怪日本画家・と金氏を中心に、大竹彩奈氏、川又聡氏、坂根輝美氏、山本有彩氏の5名の作家が、それぞれの視点から「怖いもの」を描いた新作をご紹介いたします。
日本画において、妖怪や幽霊は長年にわたり重要な題材とされてきました。江戸時代の円山応挙や鳥山石燕が怪異表現の基盤を築き、河鍋暁斎らによって独自の表現が生み出されました。こうした伝統を継承しつつ、現代の感性を取り入れた作品が並びます。
美しくも妖しく佇む物の怪を描く、大竹彩奈氏。
幻想的な恐怖を陰影のコントラストで再構築する、川又聡氏。
恐怖を人間の存在を通して可視化し、感情の奥深くに潜むものを浮かび上がらせる、坂根輝美氏。
民話や伝承に根ざした妖怪文化を捉え、時代を超えて息づく怪異の姿を紡ぐ、と金氏。
言霊が持つ見えざる力を巧みに表し、不気味な余韻を残す、山本有彩氏。
それぞれの視点から生み出される作品は、多様な表現で「怖いもの」の世界をより深く描き出します。暑い夏のひとときに、日本画が紡ぎ出す「怖いもの」の世界をぜひご堪能ください。
日本橋三越本店
デジタルカタログは下記よりご確認いただけます。
イベントのご案内
ギャラリートーク 8月9日(土)午後2時~
と金「沼の子」6号
660,000円
川又聡「生命」6号
572,000円
大竹彩奈「飢餓」6号
396,000円
山本有紗「葉見ず花見ず」6号
264,000円
坂根輝美「母との絆」6号
396,000円
※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
※価格はすべて、税込です。
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