家具
福岡県大川市に工房を構える<アトリエ木馬>。
世界中から仕入れた銘木を一枚板のテーブルを中心に、
様々な家具としてお客様にお届けするために職人たちが日々研鑽を重ねています。
今回のPOPUPでは、屋久杉や楠(クス)の一枚板、
栃材とレジンを組み合わせた新鮮な印象の一枚板テーブルなどをご紹介いたします。
一枚板テーブルの魅力はなんといっても、お使いいただく方の過ごしていく時間とともに、
空間に溶け込み、風合いの変化や傷も、思い出や愛着として増えていくことです。
出会った瞬間に引き込まれ、触れるたびに溢れてくる喜びを感じられる。
そしてそっとぬくもりを感じさせてくれる。
そんな家具との出会いを是非探しにいらしてください。
アトリエ木馬での製造工程の一部をご紹介いたします。
【買い付け・製材】
一枚板となった姿を想像しながら、原木(丸太)を見極め買い付けます。
買い付けた原木の年輪や木材の状態などを見て、最適な角度を探し出し全体を挽いていきます。
木を見る目、長年の経験で培った職人の勘が物を言います。
【乾燥】
写真のようにずらーっと並んだ一枚板たち。
板の乾燥には2年から長い物で10年以上を要し、3段階の工程を経ています。
まずは自然乾燥。つぎに人工乾燥窯にて含水率を調整し、
乾燥中に反った板を最後は高周波プレス機でゆっくり熱を加えながら平らにします。
木に負担が掛からないようにゆっくりと時間を掛け、木の繊維を柔らかくしながら徐々にプレスしていきます。
【削りだし・切り出し】
表面の凸凹した部分を削り、板を平らにします。
アトリエ木馬では長さ12m・幅1m35㎝まで加工ができるため、大自然のスケールを損なうことなく一枚板に仕上げることができます。
完成形をイメージしながら材をカットしていきますが、
両端を平行に切り出すためには熟練した職人の技術が必要です。
【加工・研磨】
数百年を生き抜いてきた木材には、歴史が詰まっています。
木目や節、ヒビなどにも深い味わいがあるため、その活かし方を検討しながら加工していきます。
【塗装】
仕上げの塗装にはウレタン塗装とオイル塗装があり塗装の回数が異なります。
画像はウレタン塗装。
塗りと削りを表裏3回ずつ繰り返し、目の細かいヤスリでザラ付きを磨き仕上げます。
オイル塗装は、一度塗った後に凹凸をヤスリで削り、再度オイルを塗って完成。
どちらも職人の細やかな感覚が必要とされるのがおわかりいただけるかと思います。
こうして、世界で一枚のぬくもりが誕生します。
一枚板 屋久杉
2,200,000円
塗装:ウレタン塗装
サイズ:長さ200×奥行87-105×厚み5(cm)
およそ1000年の歴史が詰まった迫力のある一枚です。
過酷な環境下で1年に数ミリずつしか成長しない屋久杉の緻密な木目は、一目見ると吸い込まれる存在感があります。
一枚板 クラロウォルナット
935,000円
塗装:ウレタン塗装
サイズ:長さ160×奥行77-90×厚み5.3(cm)
アメリカンブラックウォールナットと、欧州産のヨーロピアンウォールナットを接ぎ木して育てたものが、クラロウォルナットと呼ばれます。
接ぎ木されたものは大樹になるまで育てるのが難しいため希少性の高い一枚になります。
一枚板 楠(クス)
440,000円
塗装:ウレタン塗装
サイズ:長さ180×奥行81-98×厚み5(cm)
癒しを与えてくれるような優し気な雰囲気がある一枚です。一般に黄褐色~淡い褐色で、木目は柔らかな線を描いており、既製品のテーブルとは違った一枚板らしさを与えてくれます。
※すべて1点もののため、品切れの際はご容赦ください。
※価格はすべて、税込です。
その他のニュース