<サヴィーニ タルトゥールフィ>トリュフをもっと身近に。穫れたても扱う専門店。

2023.9.15 UP

常時店頭でシーズンごとのフレッシュなトリュフを扱う稀有な専門店。イタリア・トスカーナの地で四代に渡って新鮮なトリュフの採集と選定、販売まで手掛けるヨーロッパ有数のトリュフブランドによる加工品は、ひと味違う。もっと身近に楽しむトリュフのすすめ。

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四世代に渡って継ぐトリュフハンターの情熱

「森のダイヤモンド」とも称されるトリュフ。ヨーロッパ有数のトリュフ専門店<サヴィーニ タルトゥーフィ>は、1920年代初頭、イタリア・トスカーナの地で、トリュフを穫る名人だったサヴィーニ家の長のゼリンドーがハンターの労働組合を作ったことに端を発する。

彼はトリュフハンティングを始めるとすぐにのめり込み、すべての情熱をトリュフへ注ぎ込むように。ハンターたちの出会いと情報交換の場を設け、ブランドを急成長させたのだった。以来、一年を通して季節ごとのさまざまな種類のトリュフを採集、選定し、販売してきた。

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<サヴィーニ タルトゥーフィ>では、いまなおトリュフハンターが手作業でトリュフを採集している。 

2代目は、運送システムが未だ発達していなかった1970年代末頃、「遠方の方々にも芳醇な香りを楽しんでほしい」という思いから加工品を誕生させた。それは、世界で初めての開発だといわれている。当時まだ珍しかったトリュフ塩やトリュフオイルなどの加工品は上流階級や海外に広まり、今では約80種類の加工品を世界40カ国以上に輸出している。

現在もなお、約700人ものトリュフハンターがトリュフ犬を従えては昔ながらの手法で採集している。選定・洗浄から商品化、商品の梱包から営業・発送までの工程を大切に進め、その職人技を今に継いでいるのだ。

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サヴィーニ家の人々。3代目ルチアーノ・サヴィーニ(右から2番目)は、マスターシェフとして並々ならぬ愛情をトリュフに捧げる。

特筆すべきは、ここ日本の伊勢丹新宿店の店頭においても、通年、時季の天然のフレッシュトリュフを店頭で扱っていること。冷蔵で輸入し、高い香りや深い味わいを失うことなく国内で常時販売する希少な店舗である。

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トスカーナは年間を通じ、黒トリュフやサマートリュフ、ビアンケット(春トリュフ)、白トリュフ(マグナタム種)などを採集できる最高の環境を備えている。

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「トリュフの王様」と謳われる白トリュフは、高価格なものが多い。希少価値も高く、極めて芳醇な香り。サイズはさまざまで数グラムの小さなサイズもある。季節によって比較的手に入りやすい価格のものもあるので、店頭でご相談を。

卵かけご飯にパスタ。ひと手間で気分が上がるトリュフ料理

店舗では、日本の食卓においてもトリュフを身近に感じてもらえるよう、ひと手間でトリュフを味わえる食べ方を提案している。

その代表格として取り入れたいのが、トリュフ塩とトリュフオイルだ。

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白トリュフ塩・白トリュフエキストラヴァージンオリーブオイルのセット 

(イタリア製/30g/塩)・(49.5g/オイル)5,886円

贈り物需要も高いセット。最高級のトリュフを使うトリュフ塩は、振りかけるだけで豊かな風味に。オイルは、卵かけご飯や雑炊にひと回ししても美味。 

トリュフ塩は、秋から冬にかけてイタリアで穫れる最高級のトリュフを、ミネラル豊富な南イタリア産の海塩と合わせている。料理の仕上げに振りかけるだけでも素晴らしき香りが漂う。オリーブオイルと合わせたトリュフオイルは、パスタを筆頭に、ピザや洋食と好相性だ。

いずれも卵料理との相性も秀逸。だし醤油と合わせて卵かけご飯にしたり、白だしと合わせてつゆを作り、そうめんなど麺類のつけ汁にしてもよい。冬なら、すき焼きの〆の雑炊に合わせても食卓が盛り上がるに違いない。

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パルミジャーノレッジャーノとトリュフのクリーム(イタリア製/90g)2,592円

加工品の人気No.1を誇るクリームで、パルミジャーノの濃厚なコクと春のビアンケットトリュフの香りが料理に深みを与える。パスタやリゾット、バゲット、クラッカーなどに。

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白トリュフ バターソース(イタリア製/80g)4,212円

春先に採れる白トリュフ・ビアンケットトリュフのバター。厚切りトーストやステーキにたっぷりのせて頬張りたい。

自宅の食卓だけでなく、贈答品としての需要も高いトリュフ。白トリュフと黒トリュフそれぞれのトリュフ塩とトリュフオイルのセットは、高い評判を呼んでいる。

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(左)黒トリュフオリーブオイル(49.5g)・黒トリュフ塩(30g)セット 4,266円

(右)白トリュフエキストラヴァージンオリーブオイル(49.5g)・白トリュフ塩(30g)セット 5,886円

イタリアではトリュフの香りは人を幸せにすると言われているという。トリュフの鮮度が高いうちに加工したこれらの塩やトリュフを使って、その恩恵を受けたいもの。

さらに、フレッシュのトリュフを削り下ろせば、高級感と幸福感は何倍にもなる。ハレの席で盛り上がること請け合いだ。

 

 

手軽に試したい、トリュフレシピ

①レモントリュフバター タリオリーニ

トリュフが練り込まれたタリオリーニを使ったレモンバター風味の爽やかなパスタ。

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<材料>(2人分)

「トリュフ入りタリオリーニ」…120g
ノンワックスレモン…1/2個分(搾って皮と果汁に分けておく)
パルミジャーノレッジャーノ…適量
「サマートリュフバターソース」…大さじ2
白トリュフ塩…小さじ1/2強
黒胡椒…適量
サマートリュフ…適量

<作り方>
①鍋にたっぷりの水と塩を入れて(ちょっとしょっぱいと感じるくらい)沸かし、「トリュフタリオリーニ」を5分ゆでる。その間にレモンを搾る。

②ゆで上がったトリュフタリオリーニをザルにあけて水気を切る。ボウルに移し、パスタが熱いうちにレモン汁、「サマートリュフバターソース」、「白トリュフ塩」を加えてよく混ぜる。味を見て足りなければ「白トリュフ塩」を足す。
③②を器に移して盛り付け、レモンの皮をすりおろして振り掛ける。黒胡椒、パルミジャーノレッジャーノ、すりおろした「サマートリュフ」を掛ける。

 

 

②トリュフ卵かけご飯

おなじみの卵かけがトリュフでグッと豪勢に!しらすをトッピングしても美味。

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<材料>

温かいご飯…1杯分

卵…1個

「トリュフオイル」…適量 

だし醤油…適量

「トリュフ」※お好みで

万能ねぎ(みじん切り)※お好みで

しらす ※お好みで

 

<作り方>

①    熱々のご飯の上に卵を落とす(黄身だけがお薦め)。

②    「トリュフオイル」とだし醤油を1:4の割合で混ぜ、①に掛ける。

③    好みで、すりおろした「トリュフ」や万能ねぎ、しらすなどをふりかける。

 

 

 

Text : Yumiko Numa   

Photo : Yuya Wada

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