2021.2.11 UP
食べて呑んで旅して執筆、と大活躍のハナコさん。さぁ、本日はどんな気分で食材を選んだの?
ツレヅレハナコ
食と酒を愛する編集者。著書に『女ひとり、家を建てる』(河出書房新社)他。
Instagram:@turehana1
寒い日には、温かい煮込み料理が恋しくなりますよね。そんなとき、私がよく作るのが「チキンフリカッセ」です。
フランス版おふくろの味ともいわれる定番家庭料理で、ポイントは「フリカッセ」=「白い煮込み」の意味通り、材料を焦がさないよう白く仕上げること。今回は鶏肉を使いましたが、鮭やホタテなど魚介を使ってもおいしくできます。
私が現地でレシピを習った家のお母さんは、マルシェで買ったやわらかい仔牛の肉で作ってくれました。「なんてごちそうなんだろう!」と感動しつつ一所懸命メモをとっていたら、「家庭の数だけレシピがあると言われる料理よ。気楽に作って」とのこと。まさに、日本の肉じゃが的な料理なんですね。
フランスでは、パンと一緒に食べていましたが、私は断然ごはんにかけていただく派! そういえば子供の頃から、クリームシチューをごはんにかけるのが大好きだったなあ。普通の白いごはんでもOKですが、サフランライス(米2合につき、サフラン1つまみ、バター10gを加えて30分ほど置いてから炊飯すると完成!)にすると、一気にレストラン風の仕上がりに。見た目も華やかなうえ、事前に作っておける料理なので、おもてなしにもぴったりです。ぜひ「今日は煮込み日和!」な日の食卓に登場させてみてくださいね。
〈NOTO高農園〉赤土彩りサラダセット(石川県産 / 1袋)594 円
伊勢丹新宿店本館地下1階 フレッシュマーケット⁄青果
華やかなサラダ向きオーガニック野菜の詰め合わせ。
※季節によって内容は変更いたします。
〈ISフーズ〉国産手作りあんちょび(70g)918 円
伊勢丹新宿店本館地下1階 シェフズセレクション
新鮮な片口いわしを菜種油で漬けた手作りアンチョビ。
能登ジャンボぶなしめじ(石川県産 / 1袋)324 円
伊勢丹新宿店本館地下1階 フレッシュマーケット/青果
肉厚なかさと、太い軸を持つ食べごたえ抜群のしめじ。
※生鮮品は天候などの事情により入荷がない場合、販売期間や価格が変更になる場合がございます。
※数に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
材料 (4人分)
鶏もも肉 500g
塩、こしょう 各少々
ベーコン 100g
玉ねぎ 1/2個
マッシュルーム 6個
しめじ 1/2パック
カリフラワー 1/4個
白ワイン 1/2カップ
〔ブールマニエ〕
小麦粉 大さじ3
バター 30g
生クリーム 1/2カップ
サラダ油 大さじ2
バター 20g
パセリのみじん切り 適宜
作り方
①鶏もも肉はひと口大に切り、塩、こしょうをふり、小麦粉適宜(分量外)をまぶす。ベーコンは1㎝角、玉ねぎ、マッシュルームは薄切りにする。しめじ、カリフラワーは小房に分ける。〔ブールマニエ〕のバターを耐熱容器に入れ、電子レンジで30秒加熱して溶かし小麦粉を加え混ぜる。
②フライパンにサラダ油を中火で熱し、鶏肉を並べ入れて両面をこんがりと焼き、鍋に入れる。同じフライパンにバターを中火で熱し、ベーコン、玉ねぎ、きのこ類、カリフラワーを順に入れて炒め、鶏肉の鍋に加える。フライパンに白ワインを入れて底をこそぎ、同様に鍋に加える。
③水1カップを加え、20分ほど煮たら生クリーム、ブールマニエを加えてとろみをつける。好みでサフランライスとともに器に盛り、パセリをふる。
材料 (4人分)
ハーブサラダセット 1/2 袋
〔ドレッシング〕
アンチョビ(刻む)3切れ
白ワインビネガー 大さじ3
オリーブオイル 大さじ3
作り方
野菜は食べやすくちぎるか切る。ボールにドレッシングの材料を混ぜ、野菜を加えてあえる。
写真:福田喜一
文:ツレヅレハナコ