2025.1.30 UP
三つ子さへ かりりかりりや 年の豆 小林一茶
年の豆といえば節分です。節分は、立春・立夏・立秋・立冬それぞれの季節の始まりの前日。各季節の変わり目には体調を崩したり、鬼がでると考えられていました。元々は宮中行事として鬼を祓う儀式が大晦日に行われていましたが、民間の豆まきと一緒になって、立春の行事として定着していったようです。
今月の俳句は小林一茶。「雀の子 そこのけそこのけ お馬が通る」や「やせ蛙 負けるな一茶 これにあり」など常に小さい者、弱い者への愛情を表した俳句が有名で、独自の俳風は「一茶調」と呼ばれます。今月の句もまた然り。
年の豆は、節分の夜に「鬼は外、福は内」と唱えながら撒く豆のことで、豆を撒いた後、年の数だけ食べる風習があります。一茶の生きた時代は数え年なので、三つ子とは、今の満年齢でいえば二歳ということになるでしょうか。その幼な子が、かりり、かりりと美味しそうに年の数の豆を食べています。子供の頃は、自分の年の数の豆があっという間になくなってしまい、たくさん食べられる大人が羨ましかった経験があるのではないでしょうか。しかし光陰矢の如し。年の数の豆がいつからか辛くなってきますね。でも、無事に年齢を重ねられていることを喜びましょう。
今月は、節分に因んだお菓子をご紹介します。
<鈴懸>鬼はそと福はうち(1箱)951円
本館地下1階 甘の味
升箱に豆に見立てた黄粉のすはまとえんどう豆の甘納豆。赤鬼とお多福は山芋のお干菓子です。「鬼は外!福は内!」のかけ声とともに 無病息災の願いを込めて。
※数量限定により完売次第終了とさせていただきます。
販売期間:販売中~2月3日(月)
<銀座あけぼの>干支枡(赤・黒)(各1個)990円
本館地下1階 甘の味
今年の干支「巳(み)」をデザインした塗り枡に大豆や金平糖など4種を詰合せました。福をよびこむ縁起物として、ご自宅に飾るのもおすすめです。
販売期間:販売中~2月2日(日)
<鈴懸>鬼・お多福・升(1個)各400円
本館地下1階 甘の味
節分上生菓子。昆布の角がユーモラスな鬼と、ふっくらやさしい顔の薯蕷饅頭のお多福。升には、厳選した青豌豆と大納言がたっぷり入っています。
販売期間:1月31日(金)~2月3日(月)
<老松>
(右)鬼きんとん(1個)540円【伊勢丹新宿店限定】
(左)於福(おふく)(1個)486円
本館地下1階 甘の味
きんとん/しっとりと味わい深いつくね芋のきんとんで、なめらかなこしあんを包みました。コロンとかわいい赤鬼に見立てた生菓子です。
於福/福を呼ぶおかめのお面を模したお饅頭。あえてお顔を描いていないのが可愛らしさのポイント。微笑んでいるように見えませんか?
販売期間:(右)2月1日(土)・2月2日(日)のみ
(左)販売中~2月2日(日)
<仙太郎>厄除まんぢう(1個)216円
本館地下1階 甘の味
酒粕入りの薄皮饅頭に、節分に因んで豆一粒を突き立てました。
販売期間:販売中~2月2日(日)
<仙太郎>鬼ハ外、福ハます(1箱)1,242円
本館地下1階 甘の味
福豆を表した桃山と黒豆納豆に豆すはま。豆まめしく枡に入れて。鬼のお面付きです。
販売期間:販売中~2月2日(日)
<赤坂柿山>節分さんの豆まき福豆(福豆21g、玉つゆ梅14g、松葉しぶき海苔14g、慶長 昆布だし 2枚、玉子煎餅 鬼とお多福 1枚)1,080円
本館地下1階 甘の味
香ばしく煎り上げたお豆、鬼とお多福を描いた玉子煎餅や梅味のあられなどを、枡に見立てたパッケージに詰合せました。豆まき後に番茶とどうぞ。
販売期間:販売中~2月2日(日)
<仙太郎>鬼に金棒(1本)個702円
本館地下1階 甘の味
黒糖の蒸しカステラで粒あんを巻き、金棒に見立てました。
販売期間:1月31日(金)~2月2日(日)
Text : FOOD INDEX編集部