呉服
<VEDUTA>は、世界遺産・比叡山延暦寺で、1200年以上の歴史上初となるオンラインファッションショーで話題を呼び、伝統とストリートカルチャーの融合を追求する和服ブランドです。
「手塚治虫」作品とのコラボでは、近未来を思わせる扇風機付きメカ羽織(鉄腕アトム)や、軽やかなジャージ素材の羽織・袴セットアップ(ジャングル大帝)、佐渡ヶ島と京都の伝統工芸を織り交ぜた西陣織と裂き織り、尾州ツイード、体温で色が変わる特殊繊維“サーモクロミック素材”の羽織(火の鳥)、医者の白衣とブラックコートが重なるバイカラー浴衣(ブラック・ジャック)など、今までの和服に無い新奇的なデザインを展示・販売します。
また戦後80年、<VEDUTA>設立8周年を機に生まれた、全てデザイナー渡邉氏によるハンドメイドの1点ものとなる希少性の高い新ライン『 MW(ムウ) 』も初披露となります。1stコレクションは『蘇生』をテーマに、ヴィンテージTシャツのリメイク羽織や、蜘蛛絞りの羽織など、エッジの効いたラインナップが並びます。
そのほか、「Art Support Grace」とのコラボレーションでは、彼らの作品が社会の多様な層に広く受け入れられ、芸術というメディアを通じて多様性の理解と尊重が進むことを目指しています。
伊勢丹新宿店において5回目のPOPUPとなる今回は、アーカイブと今季の新作を含む100種類以上の和服、有松絞り染めのバッグや財布、佐渡金山の赤土を使った陶芸などをご用意。<VEDUTA>が提案する、新しい和服のストーリーをぜひ体験してください。
《<VEDUTA> × 手塚治虫作品 TEZUKA MANGA COLLECTION 》
鉄腕アトム / 空調付き羽織(USB給電 送風ファン搭載)
1分間に4200回転するパワフル送風の扇風機搭載。体と服の間に送風して効率的に汗を蒸発させ、しっかり冷却します。付属のモバイルバッテリーはスマホ充電可能。シワになりにくく、雨を弾く撥水ナイロン素材。ファスナー付きの羽織。左胸に<VEDUTA>とアトムのオリジナルロゴ。バックプリントに鉄腕アトムのグラフィックデザイン。シフォン裏地には鉄腕アトムのマンガ。テーマは『子ども心』。
火の鳥 / 羽織・袴 セットアップ(サーモクロミック)
着用する人の体温によりオレンジからイエローに色が変わるサーモクロミック素材で、炎を表現。ハンドペイントによる火の鳥シルエット。ファスナー羽織とバックルベルト袴のセットアップ。サテン裏地には火の鳥のマンガ。テーマは『命を燃やせ』。
ジャングル大帝 / トラック羽織・袴 セットアップ
夏でも通気性が良く、シワになりにくい伸縮性のある軽いジャージ素材のセットアップ。ファスナー付きの羽織は、前面にパンジャとレオのグラフィック。左胸にジャングル大帝ロゴ。背面にジャングル大帝キャラクターズのグラフィック。家庭内で洗濯可能。シフォン裏地にはジャングル大帝のマンガ。テーマは『家族愛』。
火の鳥 / 羽織(裂き織り・西陣織)
ボディは古布を手織りで再生させる佐渡ヶ島の伝統工芸『裂き織り』素材。両胸の火の鳥グラフィックワッペンは『西陣織(りんどう屋)』。ファスナー付きの羽織。左右ポケット付き。サテン裏地には火の鳥のマンガ。テーマは『輪廻転生』。
ブラック・ジャック / 浴衣
白衣とブラックコートを掛け合わせたバイカラーの浴衣。左胸にブラック・ジャックロゴ。背面に大胆なブラック・ジャックのグラフィック。3つの機能的なポケット付き。家庭内で洗濯可能。サテン裏地にはブラック・ジャックのマンガ。テーマは『生命の尊厳』。
火の鳥 / 羽織(尾州ツイード)
世界的に高い評価を得ている尾州地域で生産されたカナーレ社のツイード素材で、絆を表現。翼をイメージした羽織。テーマは『愛と絆』。
(株)手塚プロダクション 取締役 / プランニング・プロデューサー
手塚 るみ子(てづかるみこ)
【メッセージ】
手塚治虫が亡くなって36年ほど経ちますが、おかげさまで世代を超えて今も多くのファンに作品が親しまれています。私、そして手塚プロダクションは、原作を大切に扱うとともに新しい時代の感性に届ける発信力と創造性も大事だと考えています。二次創作のみならず音楽やアートやファッションなど幅広いカルチャーと融合し、つねに新鮮なインパクトを生み出す。文化的な遺伝子は進化することで未来へ継承できるものと思うのです。
<VEDUTA>ともそんな進化を楽しみたくコラボレーションに声をかけさせて頂きました。昨年の伊勢丹新宿店POPUPで初めて出会い、呉服にストリートカルチャーを取り入れたインディペンデントならではの自由度とスタイリッシュさに心惹かれてその場で申し出をしました。突然のアプローチに渡邉さんも戸惑ったかと思います。にもかかわらず手塚作品に対する見識を深めてくださり、今期の新作で発想あふれるコラボレーションを実現して頂きましたこと、本当に感謝しています。
<VEDUTA>のファンはもちろんのこと、和服をファッショナブルに愛用されている方々にもこの手塚キャラクターの装いを楽しんで頂ければ嬉しいです。
<VEDUTA> 代表 / クリエイティブディレクター
渡邉 仁(わたなべまさし)
【メッセージ】
自由帳にマンガを描いていた少年時代。かねてより、故郷 佐渡ヶ島の思想家『北一輝』を題材とした手塚先生の作品『一輝まんだら』や、佐渡国を舞台とした特別読切『おけさのひょう六』を拝読していた私にとって、るみ子さんとの出逢いは、まさに青天の霹靂でした。戦後80年を迎え、先人達が命懸けで築きあげてきた平和の礎に生かされながらも、自分の価値や自信、人への思いやりを見失いがちな現代。手塚先生が生涯描き続け、るみ子さん達が連綿と伝える『生命を大切にしよう』という哲学こそ、今の日本に必要なものだと考えます。
幸か不幸か、全ては等価交換な世の中で、私自身、特に目的など無く歩いていた18年前に見定めた『自分の生命の価値』と『使い道』。衰退の一途を辿る和服業界を復活すべく、生命を使ってきた私の名も無い生き様において、『命は終わらない、形が変わって行くだけだ』という手塚先生の言葉は、『時代に合わせて形を変え、人々を輝かせ続ける限り、和服は終わらない』という<VEDUTA>の信念を後押ししてくれています。
今回のコラボレーションを通じて、誰かの心に火が灯りますように。周りの人を大切にする事、そして、誇れる自分でいるためにも、『自分の生命を正しく使う』には、「今日の魂をどう描くか?」各々の1ページ目を考えるきっかけになる事を願っています。
【手塚治虫について】
1946年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。翌年には『新寳島』がベストセラーとなり、ストーリーマンガの先駆けとして注目を集める。1963年には、国産初の長編テレビアニメシリーズ『鉄腕アトム』の放送を開始。以降、マンガとアニメの両分野において、日本の表現文化を大衆に広める役割を担った。代表作に『ジャングル大帝』『リボンの騎士』『火の鳥』『どろろ』『ブッダ』『ブラック・ジャック』『三つ目がとおる』『ユニコ』『陽だまりの樹』『アドルフに告ぐ』などがある。
命、正義、戦争、宗教、共生など、時代を超えるテーマを通して人間の本質に迫る作品を数多く発表し、「マンガの神様」と称される。1989年に逝去。生涯で発表した作品数は約700本にのぼり、今なお世界中の作家や読者に影響を与え続けている。
【<VEDUTA>について】
日本の伝統とトレンド、機能性を併せ持つ和服アパレルブランド。2018年、佐渡ヶ島出身のデザイナー「渡邉仁」により設立。国内外のアーティストを顧客に持つ。2020年、海外のバイヤーやライターなどに評価され「おもてなしセレクション」受賞を皮切りに、NYのセレクトショップにて取扱が始まる。2022年、世界遺産比叡山延暦寺にて、1200年以上の歴史上初となるオンラインファッションショーを開催。世界108ヶ国から約2万人が視聴し、大きな反響を呼んだ。
※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
※画像はイメージです。
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