キッチンダイニング
江戸時代のたたら操業をルーツにもち、時代に合わせ打刃物、小農器具、生活用具の他、玉鋼、和鉄による刀剣鍛錬の鍛冶業を受け継ぎ、出雲の鉄文明・技術を作品に昇華し現代に継承してる雲州弘光 現「鍛冶工房 弘光」。
伊勢丹新宿店 本館5階 キッチンダイニングでは、3月26日(水)~4月1日(火)の期間中、
伝統を守りながらも、次の領域へむけて殻を破り、新しい価値創出へ進んでいくために生み出された<鍛月>のフライパンをご紹介いたします。
伊勢丹新宿店では1年ぶりに、新たなサイズを加えてご紹介いたします。
また、今回は鍛治工房弘光のアイデンティティでもある鍛造灯花器を、テーブルウェアとしてお使いいただけるよう展示販売をいたします。
~この月が鍛えた証~
日本の美意識を体現する 工芸品としての美しい形
日本の美意識のひとつ、【ミニマリズム】
それは茶道にも取り入れられる、限られた状況・空間や色彩の中に無限の世界を見出す表現方法。工房の作り手たちが日々作品と向き合いながら大切にしてきたことはその心地よさとミニマリズムの具現化です。
繰り返し打ち鍛えた鎚跡は、鉄にぬくもりをあたえ素材自体の美しさを際立たせるとともに景色の偶然性とその表情に品格を与えます。古来より森羅万象には神が宿ると言われてきた様にこのフライパンにも同様に職人の魂を込めました。
ひとつの道具でありながら、深く愉しむことのできる工芸品の佇まい。
より深くつながる、その感覚をぜひ手にとって実感ください。
大切にする3つの特徴
1.手間を惜しまない 繰り返す丁寧な鍛造工程
「鍛造」は、鉄を鋳型に流し込み成形する「鋳造」と異なり、素材を熱し叩き鍛えて成形していきます。鋳造に比べ数を作ることが容易ではなく、またそれぞれの作品の風合いなどもすべて異なります。しかし打ち鍛えたることで鉄は強度と粘りが増し、『鍛月』という名の通り、まるで満月のような模様が生まれ、鍛えた証として唯一無二の表情をまといます。
2.妥協しない 細部にこそ宿る品位
細部にも伝統的な技を落とし込みます。例えば、取手と本体を結合する手法。均一なプレス接合や溶接ではなく、作品ひとつひとつに合わせ伝統的な「かしめ留め」で繋いでいきます江戸時代から伝わる手作業でのたたき留めは熟練の職人だからこそ為せる技です。
3.過去から受け継がれる伝統と技術 炉の火を絶やさない想い
大量生産が主流となった現代において、私たちは長らく生産性だけではない価値を大切にしてきました。その価値をこの先の未来へ受け継いでいくことが私たちの使命であり、日本人が大切にしてきた美意識と心地よさをこれからもご提案していきます。
<鍛月>TUKA 24,200円~
刀の柄ように持ち手に籐を編み込みました。使用の際の熱を抑え、また籐の表面は塗料でコーティングされているため、多少の水分も気なりません。持ち手側の先端がゆるやかに上にカーブする独特のデザインは小さな手の方でもテコの原理で安定し、見た目以上に持ち易く掌になじみます。
<鍛月>MAGE 22,000円~
工房にて長く使われてきた火造りの道具の意匠を、持ち手のモチーフとして蘇らせました。握りやすさと熱が伝わりにくいのが特徴です。リングがついているので壁などに掛けることも可能です。
アウトドアギアとしてのご使用に合わせ、フライパンの板厚をTUKAよりさらに厚くしました。手に取った時の堅牢さと重厚感をお楽しみください。
<鍛月>FUTATE 22,000円~
ガスコンロ、IHクッキングヒーターの他、オーブン、魚焼き用グリルなど幅広く調理をお楽しみいただけます。持ち手が小さなデザインのため、お食事のシーンでも場所を取りません。お皿替わりとして熱々のお料理をお召し上がりください。
(加熱の際は取っ手が熱くなりますのでお取り扱いにはご注意ください。)
<鍛月>POPUP
期間:2025年3月26日(水)~4月1日(火)
場所:伊勢丹新宿店 本館5階 キッチンダイニング
※本イベントは事前のご予約、お取り置きは承っておりません。
※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
※会期終了後のお渡しになる場合がございます。詳しくは係員までお問合せください。
※価格はすべて、税込です。
キッチンダイニング
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