リ・スタイル
日本人は古くから、進化≒変化の中で起こる“無作為で不完全なデザイン”に対して美を見出してきました。
光や水、季節の移ろいや時の流れなど、定まらないものごとを捉えようとし、そこに美を見出す感性。
また、その場の空間や空気さえ愉しみ、美を見出していく感覚。
ものごとは画一的ではなく多面的であるということを前提に、見る角度を変化させたり、解釈を柔軟に変えることで認識できる日本人ならではの美というのは、情報が溢れすぐに答えを見つけようとするこの時代にとても大事なことを思い出させてくれるはずです。
今回は、KANAKO SAKAI SPRING SUMMER 2023 collectionやgla_gla高臣大介氏のガラス作品を通じて、自らの美的理念の魅力を再認識していただけると幸いです。
<KANAKO SAKAI SPRING SUMMER 2023 collection>
3rd seasonとなる今回のコレクションは、デザイナー自身の美意識や精神性のルーツを探る旅。
京都の職人によって一点一点染め上げられた”ぼかし染め”、”墨流し”の技法を用いたコートやドレス。
光の反射によりキラキラと輝くラメは、銀箔や金箔がふんだんにあしらわれた平安時代の和歌集の表具からインスピレーションを受けている。
今回のイベントのために制作したエクスクルーシブアイテムもご紹介いたします。
●KANAKO SAKAIについて
クリーンなカッティングと、独特で多彩な表情を持つ素材選びと色遣いの組み合わせ、そして伝統技術に新たな解釈を加え現代的に再構築したアイテムをもとに、Spring Summer 2022よりブランドを始動。
日本が世界に誇る文化とものづくりの技術を、ブランドのクリエイションに乗せて世界に発信していくことをミッションに掲げる。
デザイナーのサカイカナコは2017年にParsons美術大学を卒業。NYや国内のデザイナーブランドで経験を積み、2021年に独立。
オンラインストアはこちらから
<gla_gla ガラス作家高臣大介>
ガラス作家 高臣大介によりタイトルから作られる無色透明なガラスは、型を使わずに一点一点宙吹きでで制作される作品の数々。1つ1つかたちやデザインの異なる作品のタイトルとガラスの間にある物語を想像しながら作品をご覧ください。
●gla_glaについて
洞爺湖に浮かぶ月がきれいな場所"月浦"でこのガラスを作られている。まずはタイトルを考え、そこから形に。無色透明で自由な形は花器としても食器としてもお使いいただけます。
そもそもガラスは染み込まない素材なので、花器として使った器も綺麗に洗えば食器としてお使いいただけます。自由な発想でお使いください。
※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
※価格はすべて、税込です。
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