注目のキッズブランドデザイナーに聞く<エルフィンフォルク>杉本 好音さん

注目のキッズブランドデザイナーに聞く<エルフィンフォルク>杉本 好音さんのメインビジュアル

お子さまにかわいらしい服を着せてあげたい、普段とは違う雰囲気のデザインやコーディネートを試したい、そう思っている方も多いのではないでしょうか。けれど、「つい定番のショップで買いがち」「ブランドをよく知らなくて」という声もよく耳にします。そこで、新しいお洋服と出会うきっかけになればと思い、今話題のキッズブランドをご紹介します。その魅力やこだわり、注目ポイントなどをデザイナーご本人にうかがいます。

第1弾は、物語のような世界観でいま人気を誇るキッズブランド、<eLfinFolk/エルフィンフォルク>デザイナー杉本 好音さんのインタビューをお届けします。

「見えない王国の小さな民のための服」

「見えない王国の小さな民のための服」の画像

<エルフィンフォルク>は、2018年の秋冬コレクションからスタートした新しい子供服ブランドです。<エルフィンフォルク>というブランド名は、妖精を意味するエルフ・エルフィンと、民俗を意味するフォルクを組み合わせたもの。木々がたくさん生い茂る森の奥にある、人には見えない王国の小さな民の洋服屋をイメージしています。

妖精たちがまとう民族衣装を想わせるデザインは、絵本の中の世界のような空想的な雰囲気で、身につけると誰もがそのストーリーの主役になれる。いたずらな妖精たちが森を走り回りながら冒険する服、そんなイメージを思い描きながらつくっているので、多くは公園で思い切り遊び、泥んこに触れても洗濯できるような使い勝手のよさを考慮したリアルクローズになっています。

<コキチカ>のエッセンスを受け継ぐ

<コキチカ>のエッセンスを受け継ぐの画像

<エルフィンフォルク>をスタートする以前は、<cokitica/コキチカ>という、2人の小さな男の子による魔法の国への冒険ものがたりをコンセプトにしたブランドにディレクターとして11年間携わりました。2017年に終了後、このブランドが持つ、“毎日冒険に出かける愛しき小さな人たちに捧げる”というテーマや“身につけるだけで幸福になれるように”というコンセプト、心と身体に優しい上質な素材を厳選するスタイル・・・、そういった<コキチカ>のエッセンスを色濃く受け継ぎ、<エルフィンフォルク>をスタートしました。

そこに“森の奥にある見えない王国の小さな民の洋服屋”というオリジナルのテーマを融合させているのですが、<エルフィンフォルク>のノスタルジックな雰囲気は、若い頃住んでいたイギリスのブリティッシュファッションやアーサー王伝説などの物語、そして大好きなファンタジー小説の影響もあるかもしれません。

子供たちにも着る喜びを味わってもらえる洋服

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子供は、着ていて心地よくないとすぐ脱ぎたがるなど、着心地に対してすごく素直ですよね。帽子をかぶせても即ポーンッと投げられたり(笑)。私も息子が幼い頃、何度となくそういった経験をしました。けれど、試行錯誤するうち、素材がよく、快適なものであれば子供は嫌がらないということがわかってきました。

実際、ちくちくしない肌ざわりのよい素材やかぶり心地にこだわった<エルフィンフォルク>の帽子は、ずっとかぶっていてくれる!と好評です。身に着けていて心地いいとか、安心できるとか、お子さん自身に着る喜びを味わってもらいたいので、素材選びに妥協はしません。

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<コキチカ>のディレクター時代、息子が<コキチカ>の服を着ていると「かわいいですね。どこの服ですか?」とか「素敵な服ね!」と、知らない方に声をかけていただく機会がとても多かったのを憶えています。ほめられた息子はとても誇らしそうで、自信や喜びにつながったのではないかと思います。

そういった経験もあり、<エルフィンフォルク>はパンツのラインやコートのフードの形、袖の広がり方、素材や色と柄のバランスなど、細部まで徹底的にこだわり、着ている本人はもちろん、周囲の方の心にも響くような服でありたいという想いでつくっています。

心おきなく洗えて丈夫なことも大切な要素

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<エルフィンフォルク>は、いたずらな妖精(=小さな子供たち)が毎日繰り広げる冒険のための服です。これは見た目だけの話ではなく、公園など、服が汚れやすい場所にも着ていけるよう実用性を備える工夫をしています。たとえば、コートはお洗濯ができる仕様になっていて、色落ちしないといった劣化防止に配慮した素材を厳選しています。

ニットの帽子もナイロン製の糸を用いているため、子供が嫌うチクチク感がなく、洗っても型崩れしにくいのが特徴です。子供が公園を前に目をキラキラさせたときに、「今日は“よそいき”の服だからダメよ」と止めるのは親としてもつらいものです。<エルフィンフォルク>は、そんな子供の遊び心に歯止めをかけない、むしろ、「<エルフィンフォルク>なら大丈夫!」と安心してもらえるよう、心おきなく洗える仕様を多くのアイテムに取り入れています。

よくお客さまから、どんどん洗っても色落ちしにくく、型崩れもしにくいので、下の子に“お下がり”としたり、ほかの方のお子さんにあげても喜ばれる、というお声をいただきます。人に譲っていただけるのは、いいものだと思っていただけた証なので嬉しいですね。たくさんの子供たちの思い出を紡ぎながら愛し続けていただけるというのは子供服のデザイナー冥利に尽きます。

22年春夏シーズンのテーマは「LION KINGDOM」

20年秋冬シーズンのテーマは「砂漠の王国」の画像

あかがね色の砂丘
すみれ色の古城
瑠璃色 緋色 翡翠色
極彩色のけものの国

今シーズンのテーマは、中世ペルシアのような異世界の大河小説「アルスラーン戦記」田中 芳樹著を読みふけりながら空想した王国のものがたり。
赤い砂丘に建つ砂漠のオアシスのような、極彩色の街のけものたちやライオン王へとイメージを広げて、エスニックなテイストのオリジナルFolkArtプリントや極彩色な染物、タイガー柄にパープルやミントグリーンの色彩をミックスコーディネート。
Tシャツにはライオン王の紋章や、ペルシャ語でeLfinFolkと書かれたプリントなど、物語のかけらを散りばめています。

<エルフィンフォルク>22年春夏コレクション「LION KINGDOM」

□2022年1月26日(水)から
□伊勢丹新宿店 本館6階 リ・スタイル キッズ
※掲載の情報につきましては、諸般の事情により予告なく変更・中止させていただく場合がございます。予めご了承ください。必ず事前にホームページをご確認いただき、ご来店ください。

杉本 好音さんの画像
杉本 好音(すぎもと たかね)
<エルフィンフォルク> デザイナー
ファッションスタイリストとして『装苑』や『commons & sense』などの雑誌、アーティストYUKIやCHARAの衣装、伊勢丹リ・スタイルキッズカタログなどのスタイリングで活躍し、男児の出産後の2007年から11年間、<コキチカ>のディレクターを務める。2018年より<エルフィンフォルク>をスタート。妖精王国の民族衣装のようなコンセプトで、どこかの異国を思わせる空想ものがたりのような子供服を展開している。

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