結婚にまつわる手土産やギフトは、何を選べば喜ばれる?どう贈ればいい?
伊勢丹新宿店の「儀式110番」では、冠婚葬祭のしきたりやマナーのご相談を承っています。結婚関係のご相談は昨年だけで実に約850件もあり、その中でも多いのが手土産やギフトに関するご相談なんだとか。とはいえ、結婚関係の手土産やギフトといっても、その用途や目的はさまざまです。結納などのあらたまったシーンの手土産もあれば、お祝いしてくれた方へ感謝を伝える内祝い、結婚する友人へ贈るギフトもあり。こんなシーンではどんなものが喜ばれるの?どう贈ればいいの? 今回、伊勢丹新宿店本館6階 ギフトサロン 儀式110番の担当者に聞きました。食料品フロアのおすすめ商品もあわせてご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください!
- 目次
1. 「本人から相手の両親への挨拶/両家顔合わせ/結納」の手土産
2. 「結婚の内祝い」のギフト
3. 「結婚祝い」のギフト
「本人から相手の両親への挨拶/両家顔合わせ/結納」の手土産
「いずれも緊張度の高い席ですが、お二人の結婚の意思を伝える大切な場であり、相手は今後家族になる大切なご両親ですから、心のこもった気遣いをいたしましょう。事前にお互いのご両親の好みをリサーチして反映する、重たくて嵩張るものを避けるなど、目に見えない配慮もとても大切です」
Q.どんなものを選べばいいの?相場はどれくらい?
A.老舗の和菓子、先方の好きなもの(お酒が好きなら紅白ワインなど)、縁起の良いもの(バウムクーヘンなど)、自分の地元の名産品などがおすすめです。奇をてらわず、こだわりが明確で伝わりやすい商品を選びましょう。予算は、本人から相手の両親への挨拶なら5,000円ほど、両家顔合わせや結納なら5,000円〜10,000円が目安です。
Q.選んではいけないものは?
A.先方の地元の名産品やお菓子はNGです(例えば、京都の方に京菓子を贈るなど)。また、家以外の場所で会う場合は、重いものや嵩張るものも避けましょう。おせんべいやクッキー、羊羹といった、「割れる」ものや「切る」ものは縁起が良くないのでは?という質問もよく受けますが、気になるのであれば選ばない方が無難です。
Q.のし紙は掛けた方がいいの?
A.いずれもあらたまった挨拶なので、のし紙は掛けましょう。本人から相手の両親への挨拶や両家顔合わせ(後日結納の予定あり)の場合、のし紙の体裁は「紅白5本もろわな結び」、表書きは「御挨拶」。結納(結納と同格の顔合わせ)の場合、体裁は「紅白10本ま結び」、表書きは「御挨拶」または「壽」(事前の顔合わせで「御挨拶」を使った場合「壽」)。名入れは本人から相手の両親への挨拶なら本人のフルネーム、両家顔合わせや結納は名字のみ。掛け方はいずれも「外のし」です。
Q.持参するときは風呂敷?紙袋でもいいの?
A.紙袋でも構いませんが、風呂敷で持参するとより丁寧です。家以外の場所で行う場合、先方が持ち帰ることも考慮して手提げ袋なども用意しましょう。