おせちの盛り付け方(タイプ別アレンジテクニック)

フードスタイリストのワンポイントアドバイス
おせちを素敵に飾るテーブル演出法

おせちをアレンジして、素敵なお正月の食卓を作ってみませんか。特別になにかを用意しなくても、
身近な食器や素材を使うだけでOK。ほんのひと手間をプラスするだけで、お正月らしい雰囲気が演出できます。

  • 1人1人にワンプレートでおもてなし

    会社関係などオフィシャルなお客さまの場合は、重箱や大皿には箸を伸ばしにくいもの。そこで、ワンプレートに盛り合わせて“お1人さま用おせち”でお出ししてはいかがでしょうか。お手持ちのお盆や大皿など、人数分がそろうプレートならOKです。

アドバイス.1
小皿は模様や形が違ってもOK
味が混ざらないように小皿に取り分けてプレートに。丸皿だけでなく、角皿も組み合わせると、レイアウトに変化がついてセンスよく見えます。
アドバイス.2
ぐい呑みグラスも洒落た小皿に
日本酒のお猪口やグラスも取り入れてみてください。高さのあるグラスだと平皿との高低差がついて、全体のバランスがさらによくなります。
アドバイス.3
水引でおめかしすると正月モード
お料理といっしょにお出しするお酒も‘お1人さま用’に。ご祝儀袋などについている水引をボトルに巻けば、グッとお正月らしく演出できます。
  • ワンフィンガーで食べるピンチョス系

    ピンチョスとは、ひと口サイズの料理を楊枝に刺したり、小さなカナッペのようにして食べるスペイン料理。気の合う仲間たちが集まる賑やかなお正月にはぴったりのおもてなしスタイルです。

アドバイス.1
楊枝の先にもお正月らしさを
海老や数の子などは楊枝に刺して、大皿に並べるだけ。楊枝の先に水引を巻くなどのコワザを効かせると、より小粋な演出になります。
アドバイス.2
松の葉に刺して和のピンチョス
おせちの演出に欠かせない松の葉に黒豆を刺してみました。これをプレートの上にバランスよく配置すると、和の雰囲気を保ちながら、素敵なアレンジが完成します。
アドバイス.3
レンゲに盛ったひと口サイズ
仲間と会話を楽しみながら、お正月パーティー。そんなシーンにぴったりなのが、このスプーン演出です。お手持ちのレンゲやスプーンで、ぜひお試しください。
  • オシャレな雰囲気の洋風アレンジ

    生活スタイルが洋風のご家庭なら、オードブルタイプのテーブル演出はいかがでしょうか。洋食器を使ってパーティー風にコーディネートすれば、華やかな新年の食卓が作れます。

アドバイス.1
ガラスの器をアクセントに
洋食器の大皿におせちを盛り付けたら、周囲にはガラスの器を配置してみてください。ガラスの爽やかさが新年の清々しさを醸し出します。
アドバイス.2
部分的に和食器をプラス
大皿の中には漆や陶器などの和の小皿をポイント的に取り入れてください。小鉢でもOKです。ほんの1つか2つ添えるだけでお正月の雰囲気が出せます。
アドバイス.3
お花を飾って華やかさをプラス
新年の門出を祝う食卓。華やかな気分を盛り上げるために、小さなブーケをさりげなく添えてみてください。ポイントは赤と白を混ぜること。おめでたい印象が加わります。
  • 普段の食器を使ってお正月の印象に

    どこのご家庭にもありそうなお皿でアレンジしてみました。本格的な漆の食器や重箱がなくても、ほんのちょっとした組み合わせマジックでお正月の雰囲気を十分に演出できます。

アドバイス.1
丸皿でも盛り付け次第で華やかに
中心に彩りの鮮やかな食材を置き、周辺には4品程度をバランスよくレイアウト。緑の葉をアクセントに加えれば、普段使いの丸皿がパーティープレートに変身します。
アドバイス.2
形のそろった小鉢を並べる
白の角皿に並べたのは、おつまみ用の小鉢。形がそろったものを使いましょう。左右の料理のパーティション代わりにもなって、オシャレ感がアップします。
アドバイス.3
ゆず釜でグッとお正月らしく
黄ゆずの中身をくり抜いてイクラやなますなどを盛ると、彩りが美しい上に、ゆずの香りでさらにおいしくいただけます。緑の葉をアクセントに添えましょう。
  • お子さまが喜ぶKidsおせち

    幼児がいるご家庭やお客さまの中にお子さまがいる場合、おせちも可愛らしくアレンジしてみませんか。大人向けの料理が詰まった重箱には手を伸ばさないお子さまも、これなら喜んで食べてくれそうです。

アドバイス.1
‘お耳にリボン’の遊び心が大切
リボンは市販の水引を使いました。日頃からストックしてある包装紙のリボンでもOKです。色は赤や白、または光沢のあるものを選べば、お祝いの雰囲気が出ます。
アドバイス.2
普段使いの丸皿を組み合わせるだけ
動物の顔だけではなく、男の子ならロボットや乗り物、女の子ならお気に入りのキャラクターにしてもOKです。お手持ちの食器をいろいろと重ねて試してみてください。
アドバイス.3
箸置きも折り紙で手作りしましょう
小さなお子さまが大好きな折り紙で鶴を折って箸置きにしてみました。祝い箸の箸袋も折り紙を2枚重ねにしただけ。和紙タイプを使うと、よりお正月らしくなります。
三越伊勢丹のおせちページへ

#この記事のタグ