オンラインでのワイン選びに迷ったら。

自宅で飲む“宅飲み”の機会が増えて、ワインはオンライン購入がますます当たり前になりました。悩ましいのは、膨大な情報量からワインをどう選ぶか、ではないでしょうか。その一助となるべく、家飲みやオンライン飲みに常備しておきたい日常の上質ワインを、伊勢丹新宿店のバイヤーが売れ筋ワインから指南。合わせて楽しめるカジュアルフードもご紹介します。

今回はワインバイヤー歴6年の髙橋隼人が、伊勢丹新宿店で支持されているワインを中心に、最近の傾向や個人的な思い入れなども入れながら、ワインの案内役を務めます。赤・白・泡を2本ずつ、厳選の6本をご紹介。フードと一緒にお楽しみください。

ワイン・洋酒 マーチャンダイザー 髙橋 隼人
入社時は婦人服担当。食品ではお酒の担当が10年と最長。自粛生活中はほとんど一人飲み。出張で訪れた生産者のワインを飲みながら、出張時の写真やノートを見返して愉しみながら造り手の想いやこだわりを再確認する日々。

 

伊勢丹新宿店の名刺がわりの赤×牛肉

伊勢丹新宿店のワインショップ、グランドカーヴで約3割の売上を占めるのがボルドーワインです。せっかくワインを百貨店、伊勢丹新宿店で買うのだからという期待に応えるために、私たちも手を抜けないのがボルドーというエリア。ご紹介する一本<ゴンザック・リュルトン>は、三越伊勢丹とワイナリーが数年かけて一緒に造り上げたオリジナルワインです。ボルドーというと保守的なイメージをお持ちの方も多いと思いますが、近年は世代交代が進み、オーガニック栽培への切替え、自然派を志す生産者も増えています。普段はあまりワインを飲まないけれど、絶対外さない赤をお探しの方や、一通りの国やエリアのさまざまなワインを飲んでボルドーはご無沙汰というワインラヴァーの方にも、納得の2本だと自負しています。合わせる食材はやっぱり王道な牛肉で!

<ゴンザック・リュルトン>ラ・レゼルヴ・ド・ヴィコントゥ(750ml)5,500円

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世界的人気生産者と三越伊勢丹がコラボレーションして造りあげた特別な一本。ボルドーの格付けでメドック2級デュルフォール・ヴィヴァンのセカンドワインです。ビオディナミ農法を実践しており、エレガントな口当たりながら弾けるような果実味、ミネラル感を堪能できます。カベルネ・ソーヴィニョン主体でメルローをブレンドしています。

<ル・クレフ>ボルドーBIO(750ml)1,980円

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近年お客さまのニーズが高まる自然派ワインを気軽に楽しんでいただきたいという想いから、造り手と三越伊勢丹がコラボレーションして造り上げた1本。ボルドー、サン・テステフ地区で4代続く家族経営のワイナリー。1992年からはオーナー一族のクリストフ・シャプロン氏自身がワイン造りに従事する、自然派の造り手です。近年、非常に評価の高まっているワイナリーの一つ。しなやかなタンニンとピュアで豊かな旨味が特長です。セパージュは、メルロー55%、カベルネ・ソーヴィニョン45%。1,000円台の価格も魅力の1本。

<白老町牛の里>ハンバーグセット(10個入り)3,935円

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温暖な気候、豊かな自然、恵まれた水など、大地の恩恵と指定生産者の溢れる愛情を受けて育った黒毛和牛の白老牛と北海道産牛肉を使用したジューシーなハンバーグ。ボディのしっかりとした赤ワインにぴったり。

 

人気の白品種 1位・2位×国産チーズ

伊勢丹新宿店で人気の白品種といえば、1位は言わずもがなのシャルドネです。シャルドネは、どんな土地でも栽培しやすく、グローバルに生産される国際品種ですが、やはり真の実力を知っていただくにはブルゴーニュの白を味わっていただきたいということで、まずはシャルドネをセレクトしました。
そして白品種で2番目に人気があるのがリースリングです。リースリングに関しては、実はネーミングで選んでみました(笑)。ドイツ語のワイン名<ゼーヴ・ウォーター・ドリンク・リースリング>は“水を飲むくらいならリースリング(ワイン)を!”という意味です。一度聞いたら、忘れられないネーミングです。

実は注目していただきたいのが、両方ともスクリューキャップということ。コルクの抜栓は、レストランでソムリエさんがサービスの一部として演出されるには素晴らしいのですが、家飲みワインならば、優先したいのは失敗せずに確実に抜栓できることかと思います。それに、スクリューキャップはワインの品質管理上も優れているということで、近年はワインの価格帯に関わらず取り入れるワイナリーが増えてきていますし、ホテルのルームサービスのワインで使われる場面が増えているようです。ワインの品質管理でコルク栓の不良は、実は大きなリスク。今後は、もっとスクリューキャップが増えていくのではないかと思います。そんなことも、オンライン飲みの小ネタにいかがでしょうか。これらのワインと合わせるなら、定番ですがチーズと一緒にまずはおすすめします。

<レ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォン>マコン・ヴィラージュ(750 ml)3,850円

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世界最高峰の白と讃えられるブルゴーニュのムルソー、コント・ラフォンのスピリットを受け継ぎ、オーナーのドミニク・ラフォン氏がよりカジュアルに楽しめるマコンを目指した、コストパフォーマンスの非常に高い1本です。ステンレスタンク発酵に木製樽を併用し、マロラティック発酵(乳酸発酵)の後、ノンフィルターで瓶詰めした風格に満ちた味わいです。

<アレンドルフ>セーヴ・ザ・ウォーター・ドリンク・リースリング(750ml)1,870円

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日本の食事にも合わせやすいことで人気の定着したリースリングの代表格である1本。ドイツのワイン銘醸地、ラインガウ地方のヴィンケルにある名門ワイナリーです。サステナブルな農法で、手作業による高品質なワインを生み出しています。

秋田<岩城の燻製屋チャコール>スモークチーズ食べ比べセット (1セット) 3,240円

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海外産の個性的なチーズと比べて優しい味わいの国産チーズは、どんな白ワインとも安心して合わせられます。山桜で燻した柔らかな燻製香とワインのミネラル感を楽しんでください。

 

ケース買いしたいスパークリング×餃子

スパークリングワインは、これからの季節にスイスイ飲める、でも味わいはしっかり、お財布にも優しい2本を選びました。伊勢丹新宿店では、ノエル・ア・ラ・モードという冬のシャンパーニュの祭典が定着し、“泡の伊勢丹”と言われるようになりましたが、最近力を入れてご紹介しているのが夏の泡です。
昨年、一昨年はノッテ・ビアンカというイタリアのスパークリングワインの祭典を行いました。その経験からも、冬のシャンパーニュとは違う角度で魅力的なスパークリングワインをもっとご紹介していきたいと考えています。今回選んだのは、まずは伊勢丹新宿店で一番売れているスパークリング。日本産の<シャトー勝沼>黄金の丘 山梨スパークリング 甲州です。売れている理由は、2,000円を切る価格帯でこの味わい?と驚くスペシャルなコストパフォーマンスにあります。リピーターが非常に多いワインです。
もう一本も気軽に飲める、こちらはイタリアから。<サラッコ>モスカート・ダスティは、アルコール度数がなんと5.5%。アルコール発酵を途中で止める微発泡タイプで、炭酸の力に頼らない分、ブドウ本来の実力が如実に現れます。奥に白胡椒やムスクなどの官能的な芳香もあり、隠れファンも多い実力派の1本。軽快なスパークリングには、餃子を合わせてみると面白いと思いますよ。

<シャトー勝沼>黄金の丘 山梨スパークリング 甲州(750ml)1,870円

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世界的に注目されるようになった日本のブドウ品種、甲州。海外でも栽培する生産者が出てきましたが、こちらは本家本元。1877年(明治10)創業の老舗ワイナリーが保有する、甲州盆地の東側、昼夜の寒暖差の大きい理想的な立地の畑から生まれる1本です。

<サラッコ>モスカート・ダスティ(750ml)2,420円

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イタリア、ピエモンテ州のモスカートワインには、アスティ・スプマンテとモスカート・ダスティ、二つのDOCG(原産地呼称保証付統制ワイン。イタリアの格付けの中で最高位)が存在しますが、クラシックな造り方でモスカートの品種の特色をより引き出しているのが後者。特に同社は、モスカートワインの至宝と呼ばれ、世界的にファンの多いワイナリーです。

<餃子の餃天>3種の餃子の詰め合わせ (1セット) 3,348円

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海外では日本食人気で、餃子×スパークリングがブームになりました。この夏、いつものビールをスパークリングワインに変えてみてはいかがでしょう。餃子はプレーン、唐辛子、ふき、3種のセットです。

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