岡上淑子のコラージュ ー優美で不穏、繊細で大胆な世界ー

岡上淑子 メインビジュアル

 

岡上淑子 会期

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1950年代、進駐軍が残した「Vogue」「Life」といった雑誌を切り貼りし、約7年間に100点以上のコラージュを制作した岡上淑子。2018年に高知県立美術館、2019年には東京都庭園美術館で回顧展が開催され、再評価が進んでいます。そのエレガントで大胆な世界は時代を超えてファンを増やしています。8月25日から10月5日午後3時まで、1階/アートウォールにて「岡上淑子展 新たなる季節」を開催します。

日常の生活を平凡に掃き返す私の指から、ふと生まれましたコラージュ。

岡上淑子1

↑左:《再生》1952年
 右:《沈黙の奇蹟》1952年

コラージュー
他人の作品の拝借。鋏と少しばかりの糊。
芸術・・・・芸術と申せば何んと軽やかな、
そして何んと厚かましい純粋さでしょう。
ただ私はコラージュが其の冷静な解放の影に、
幾分の嘲笑をこめた歌としてではなく、
この偶然の拘束のうえに、意志の象を拓くことを願うのです。
(岡上淑子「コラージュ」1956年より)


岡上淑子の出身である高知の高知県立美術館で、2018年に初の回顧展「はるかな旅」が開催され、その翌年に東京都庭園美術館で岡上淑子コラージュ展「沈黙の奇蹟」が開かれ、全国から多くのファンが来場しました。

 

岡上淑子2

↑左:《彷徨》1956年
 右:《白い花束》1955年

1933年に建設されたアール・デコ様式の旧朝香宮邸とその空間を生かして展覧会が開催された東京都庭園美術館は、岡上作品がぴったりと映えるものでした。

東京で洋裁を学び、時代のモードに敏感に反応していた岡上は、ヨーロッパの最先端モードを紹介した米国のグラフ雑誌を作品の素材としました。
岡上の憧憬の対象であった当時のファッションは、戦後復興期の中で、あえて生地をふんだんにあしらった、優雅でクラシカルな"ニュールック"の世界でした。

彼女のコラージュ作品には、時代の先端をゆくハイファッションのイメージが数多く使用されています。 
展覧会では京都服飾文化研究財団(KCI)の協力を得て、コラージュ作品のイメージの源泉となった当時のファッションにもスポットを当て、作品の時代背景の解釈に繋がる、同時代に制作された4点のドレスも参考展示されました。

 

岡上淑子3

左:《呼び声》1954年
 右:《新たなる季節》1955年

 

現在、岡上はニューヨークのメトロポリタン美術館で開催されているグループ展「The New Woman Behind The Camera」に参加しています。女性の写真家のパイオニアたちに焦点を当てた展覧会で1950年代までの作品が一堂に集められています。

岡上淑子4

左:《貴婦人》1954年
 右:《陽気なリズム》1952年

 

今回はオリジナルコラージュからおこしたシルクスクリーン作品15点を展示します。ほぼ実物大で、作家のサイン入りです。1点を除いて全て1枚からお買い求め頂けます。
5枚ずつをセットにしたポートフォリオセットもあり、セットには目次と作家プロフィールも入り、それら全てが美しい紙ケースに納められます。

岡上淑子5

↑《招待》1955年
 

作品紹介

※お問い合わせ 03-6434-7975(直通) イセタンサローネ
※8月25日(水)午前11時から

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MITSUKOSHI ISETAN ART GALLERY

※価格はすべて税込です。
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