meets My Favorite Chair

毎日使うものだから、心地よく使えて長く愛せるものがいい。
インテリア好きの人なら憧れるブランド<マルニ木工>。なかでも「HIROSHIMA」は2008年の発売以来不動の人気を誇り、まさに“2010年代のメルクマール”といえる存在です。2020年に発売された「Tako」のアームチェアも、“次の10年を象徴するアイテムになる”と、<マルニ木工>が自信を持って発表されました。東日本橋にあるショールーム maruni tokyoにお邪魔してお話を伺って来ました。
ナチュラルな木肌を活かした「HIROSHIMA」のアームチェア
<マルニ木工>HIROSHIMAアームチェア 107,800円
アメリカのアップル本社で採用されていることでも知られる「HIROSHIMA」シリーズのアームチェアは、プロダクトデザイナーの深澤直人氏と<マルニ木工>の協業によって誕生した、MARUNI COLLECTIONの最初のアイテムのひとつです。
シンプルで緻密な構造のアームチェアは、ゆるやかなカーブや段差をなくしたなめらかな継ぎ目を職人の手作業で仕上げていて、ディテールを知れば知るほど愛が深まる一品。凛とした佇まいでありながらもどこかやさしさを感じるのは、角を磨き上げていて丸みを帯びていることも理由のひとつです。
「Tako」のアームチェアは、曲線の美
<マルニ木工>Tako アームチェア 193,600円
思わず触りたくなるような有機的な曲線の「Tako」シリーズ。“工芸の工業化”をひとつのテーマとして作られてきたMARUNI COLLECTIONの中でも、より工芸に寄ったデザインと工程を踏んでおり、<マルニ木工>にとってもこのシルエットの実現はチャレンジだったそうです。
「HIROSHIMA」の座面が2次元で設計されているのに対し、「Tako」の座面は3次元で設計されていて、見た目にもなだらかな勾配があることがわかります。これは、機械で無垢の木を削り出す加工技術が発達し、より技術が洗練された今だからこそ作り上げられた形です。「Tako」は、座面の縁を削ってあるので厚みが薄く見えることも特徴。どことなく浮遊感のある、軽やかな印象に仕上がっています。
「HIROSHIMA」と「Tako」に座ってみた
左:「HIROSHIMA」はしっかりした掛け心地で、本を読んだり書き物をしたりするのによいと感じました
右:「Tako」はよりリラックスした雰囲気で、ゆったり過ごしたいときに向いています
座ってみると、その掛け心地のよさに驚かされます。板座(※注1)でも包み込まれるようなフィット感があり、“収まりのよい場所”があるのです。座った瞬間、思わず「おお~」と声が出てしまうほど。 「HIROSHIMA アームチェアは板座の場合、女性や小柄な方だと座面の角が脚に当たり違和感を持たれる方もいらっしゃるので、そんなときは張座(※注2)をおすすめしています。Tako アームチェアは、なめらかに削られていて脚への当たりも柔らかく、座る人をやさしく受け入れてくれます」(<マルニ木工>広報・Hさん)
(※注1)座面に布地・クッションなどを張らないチェア
(※注2)座面に布地やレザー・クッションを張ったチェア
HIROSHIMA アームチェアは、オンラインで生地と素材を選ぶカスタムオーダーも承っております。出来上がりのイメージを画像でご確認いただけます。意外な組み合わせや新しい発見があるかもしれません。
伊勢丹新宿店にて、座り心地を体感ください
「HIROSHIMA」「Tako」どちらもダイニングチェアのイメージが強いかもしれませんが、デスク用の椅子にしたり、くつろぎの場に置いていただくのもおすすめです。いろいろな使い方ができるところも“My Favorite Chair”たる所以。
伊勢丹新宿店本館5階=リビングルームでも商品を展示しています。ぜひ、店頭で掛け心地の違いを体感してみてください。