保護動物と暮らす
~小さな家族の安心のために~

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一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブル 詳しくはPanel for Lifeで検索ください。

新たにペットをお迎えする方も増えている今、ペットショップだけではなく保護動物を迎えるという選択肢があることをご存知ですか?先進国と言われる日本で、毎日多くの犬や猫が殺処分されています。殺処分数は一年間に全国で32,743頭(1日あたり約90頭、令和元年環境省調べ)。しかし、「いきなり保護動物を迎えるのは不安」という方も多いかもしれません。人間も動物も安心して一緒に暮らすために何ができるのか。実際に保護犬・保護猫と共に暮らしながら社会で活躍している女性お二人に、保護動物との暮らしやペットとの生活におけるこだわりをお伺いしました。記事の最後では獣医師によるペットアイテムのレコメンドもあります。

保護犬・保護猫との暮らしについて
株式会社ヴィエリス 佐伯 真唯子さん、ラキャルプ代表 新井 ミホさんに聞きました。

  • 株式会社ヴィエリス 佐伯 真唯子さんとラキャルプ代表 新井 ミホさんの画像

    左:株式会社ヴィエリス 代表取締役社長兼CEO 佐伯 真唯子さん
    大学のグループ企業を経て美容の専門学校に入学。
    2005年からエステティシャンの仕事を始める。
    2013年全身脱毛サロン「キレイモ」を運営する
    株式会社ヴィリスに創業メンバーとして入社。
    2019年3月より代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)に就任。
     
    右:ラキャルプ代表・ビューティディレクター 新井 ミホさん
    IT関連企業の広報や、化粧品会社PRを経験後に独立。
    オーガニック&ナチュラルビューティーライフ専門のPR会社を設立する。
    「猫=幸せのおすそ分け」ペットブランド<LA CHATON/ラ シャトン>を主宰するなど、幅広く活動している。

―いま一緒に暮らしている保護動物たちについて教えてください。

佐伯さん※以下敬称略:11年前にトイ・プードルを一頭迎え、その後野犬の兄弟二頭、フレンチ・ブルドッグ一頭を加えて、今は元保護犬の四頭と暮らしています。

新井さん※以下敬称略:20年前から猫と暮らし始めました。最初の子を見送ってから、キジトラの保護猫と暮らし始め、3年前からは夢の多飼いに。今では保護猫三頭を含む四頭と暮らしています。

―お二人とも保護動物を選ばれていますが、なぜペットショップではなく保護動物を引き取ろうと思ったのでしょうか?

佐伯:ペットショップにいる子はほかにご縁を貰えるチャンスがいくらでもあるので・・・。そうではない子を引き取りたいと思いました。四頭との出会い方はさまざまですが、どれもご縁を感じた子たちです。私でなければ、という出会いを大切にしたいと思っています。

新井:私もきっかけは偶然でした。最初に飼った猫を見送りペットロスになっていた私を心配した友人が、瀕死状態の子猫を保護していました。回復して飼い主を探すことになり、私に声をかけてくれたのですが、とても運の良い子猫ちゃんだなと思って会う前に一緒に暮らすと決めてしまいました。

―最初から保護動物に関心があったのでしょうか?

佐伯:親がいろいろな動物を保護して育てていたので、保護された動物たちが身近にいる環境で育ちました。でも最初の子を引き取る時は、保護活動については全然知りませんでしたね。何も分からないので、とりあえず保健所のサイトを見たくらいです。その後、一頭目の子を育てるにつれて本格的に保護活動に関心を持つようになりました。

新井:私も、保護活動の存在は子供の頃から知っていましたし、周囲に保護活動をしている知人もいました。ただ、中途半端に踏み込んではならないというような感覚があったんですよね。実際に保護猫と暮らし始めてから、自分も何かやろうと一歩を踏み出す勇気が出ました。少しでも保護動物のサポートをしたいと、保護猫と暮らす楽しさを周囲に伝えたり、
LA CHATON/ラ シャトン>という保護猫支援のブランドも立ち上げました。

佐伯さんのご自宅の様子、四頭の犬たちの画像
佐伯さんのご自宅の様子、四頭の犬たち

―お二人とも、実際に保護動物たちと暮らし始めてマインドが変化したんですね。彼らと暮らしていく上で、気を付けていることはありますか?

佐伯:最初の子のときは、「沢山構ってあげるべき」「お散歩には絶対行くべき」と「〇〇すべき」という考えに囚われて、その子の個性にそぐわない接し方をしてしまうことも多くありました。でも、よく観察しているうちにその子の個性が分かってきて、今では良い関係性が築けていると感じます。人間と同じで犬にも性格がありますし、こちらが歩み寄ってあげることが重要ではないでしょうか。

新井:個性に合わせてあげることはとても重要だと思います!その子にとって心地良い暮らしにするために、それぞれの個性を理解し、できるだけリラックスして暮らせる環境づくりやコミュニケーションを心がけています。部屋の家具の配置なども、猫の習性や好みに合わせながら工夫してお互い暮らしたいですね。

―保護動物ならではの大変さというのもあるのでしょうか?

佐伯:やはり、ペットショップからお迎えするよりもいろいろな意味で個性の強い子が多いですね。例えば最初の子は、慣れないうちは大変でした。また、二頭目三頭目は元野犬なので、床や壁を掘ってしまったり・・・。でも、彼らにとっては自然な行動で、「悪い子」ではないんですよ。行動改善のためにしつけ教室などにも通い、プロの手を借りながら歩み寄ることが大切だと思っています。プロの中でも特に保護犬のことをよく理解している方を探してお願いしています。

新井:保護されるまでの環境によってトラウマを抱えている場合があるので、それに向き合い、寄り添うには飼い主となる人間の理解があったほうが良いなと思いました。例えば、昨年加わった子は野良猫として半年育ち人間に虐待を受けていたようです。その影響か、すぐには人間に懐かず、夜になると何かを思い出すのか大きく泣き叫んだり、お兄ちゃん猫にくっついて眠ります。やっと最近、私にも少し心を開くようになりました。正直、野良猫生活の影響がここまで出るとは想像をしておらず、甘く考えていたと反省しました。やはり保護動物と暮らすことは飼い主になる人間の責任と覚悟が必要だと改めて考えさせられました。

―逆に、保護動物を飼って良かった!と思うのはどういう時ですか?

佐伯:ほかにない巡りあわせなところ。例えば、二頭目三頭目は同時にお迎えしたのですが、最初引き取りに行った時に偶然その子に兄弟がいると分かったのでその場で決めて一緒に連れて帰りました。四頭目はいろいろなハンディキャップを抱えているのですが、友人が「あなたなら」と勧めてくれて、ご縁ができたならと引き取りました。仕事をしながら四頭も面倒をみるのは大変では?と言われますが、むしろ「この子たちのために頑張らなくちゃ!」とモチベーションを上げてもらっています。

新井:私もペットは原動力になっています。保護動物だからとか関係なく、動物と暮らせることや縁があって家族になってくれたことに感謝と幸せな気持ちが増え続けて減りません。沢山の学びや気付きを貰っているので、言葉を話せない動物たちに少しでも心穏やかな時間を過ごしてもらいたいと思っています。

新井さんのご自宅の様子、四匹の猫たちの画像
新井さんのご自宅の様子、四匹の猫たち

―お二人とも、飼い主としてなんでもしてあげたい!というお気持ちがあるんですね。ペットアイテムへのこだわりはありますか?

佐伯:生活の基本となるフードの品質には気を付けています。最初はスーパーのフードを何気なく与えていたのですが、フードの品質によって本人の体調が大きく異なることに気が付きました。最初は選び方が分かりませんでしたが、獣医師の先生にアドバイスいただき、今は個々の体質に合ったフードを与えています。

新井:私も、<ラ シャトン>のナチュラルチキンペーストのようなおやつを与えるなど気を配っています。ただストイックになりすぎないよう、できる範囲でというのを大切にしています。あとは、インテリアにこだわりがあるので、それに合わせてペットグッズも白に統一しています。壁際にデザインの素敵な爪研ぎベッドを配置することで、壁やカーテンで爪研ぎをしなくなったり、猫たちの行動パターンに合わせて配置を工夫することで人と猫との折り合いの良い暮らしができるようになりました。

保護活動についてもっと知りたい方のために
一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブルに聞きました

一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブルの活動の様子の画像1
一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブルの活動の様子の画像2
一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブルの活動の様子

今回記事にご協力いただいた一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブルは、フリーアナウンサーの滝川クリステルさんが設立した財団。

アニマルウェルフェアの向上と犬猫の殺処分ゼロを目指す「ProjectZero」の一環として、より多くの人に保護犬・保護猫の存在と引き取る選択肢を知ってもらうための「PanelforLife」や「Welcome Pet Campaign」など、さまざまな活動を行っています。“VieEnsemble”はフランス語で「ともに人生を歩む」・「一緒の命」という意味。同じ価値の命がお互いに支えあう社会、共存・共生する社会の実現への願いを込めています。

Welcome Pet Campaignの画像

⽝用のアイテムについてのアドバイス
Inumanic/イヌマニック」飛彈 樹里先生に聞きました。

飛彈さんと愛犬たちの画像
飛彈さんと愛犬たち

⽝との暮らしでは人と同じように「衣・食・住」も大切ですよね。特に⽇々の生活と健康に密接している「食」に気を配る方も多くいらっしゃると思います。ただ、すべてのごはんを「てづくりごはん」にするのはハードルが高いと感じる事も・・・そんな時は「トッピングごはん」からスタートするのもおすすめです。食を通じたコミュニケーションとして無理なく取り入れてみてくださいね。飼い主さまご自身で行っていただける「ホームケア」も健康管理やお互いの絆を深める時間に。タッチケアなどを行う時間は飼い主さまにもリラックスをもたらします。グッズを選ぶ際は使用されている素材が⽝にとって安全かを確認し、⽝と住まう時間をより豊かなものにしていきましょう。⽝との暮らしで忘れてはならないのがお散歩の時間。お散歩時に必須の⽝具は⽝種や身体の大きさ、活動量など、愛⽝に見合った物を選びましょう。リードの正しい持ち方についてもぜひ知っていただきたいですね。ショルダーリード(斜め掛けにできるもの)との「ダブルリード」もおすすめです。今、ぜひご用意していただきたいアイテムの一つが「クレート」や「ケージ」です。お出掛けや旅行などの移動時やお留守番以外に、災害時の避難の際にも必要なアイテムです。大きさや持ち運びやすさと共に、愛⽝がゆっくり寛げるものを選びましょう。⽇頃からクレートやケージに慣れる練習を行う事も大切なポイント!普段より慣れておく事で急な事態でも犬のストレスを軽減し、安心して過ごせる場所にしていきましょう。

犬用関連おすすめショップ

□伊勢丹新宿店 本館5階 パーソナルルーム/Paddy by WAFONA(パディ バイ ワフォナ)
□お問い合わせ:電話03-3352-1111 大代表
□日本橋三越本店 パーキングビル2階 ペット用品「ジョーカー」
□お問い合わせ:電話03-3241-3311 大代表

猫用のアイテムについてのアドバイス
らむ動物病院 浜谷 創楽先生に聞きました。

らむ動物病院 浜谷 創楽先生
浜谷さんと愛猫

日々診察している獣医師として、犬に比べて猫はお家で病気のサインや症状を見落としてしまうことや、ストレスが体調に関わることが多いように感じます。お家でのひと工夫で改善できるのが、食・飲水・排泄に関わること。少食な子、グルメな子が多いですが、お皿の形状・素材・置く場所・ご飯の種類によって変わることもあります。お皿にヒゲが当たるのを嫌がる子には口の広いものを、そのほか高さのあるタイプや陶器・プラスチック・ガラス、ご飯の場所は隠れられる場所・広いところ・トイレの傍は嫌!などなどその子によりさまざま。ご飯の形状の合う合わないは、猫ちゃんの食べ方によると言われています。口を開けてガツガツ食べる子、ペロペロ舐める子・・・それによって、ドライタイプが好きか、ペーストか、粒のあるウェットか・・・。お水についても然り。流れる水が好きな子は自動で湧き出るタイプ、洗面所が好きな子はそこにもお水をおいてあげるなどなど・・・。トイレの理想はサイズが体長の1.5倍、数は頭数+1個と言われています。場所はなるべく静かなところ(洗濯機の横などは苦手)に置いてあげましょう。ワンちゃんに比べると、随分大変な!と思われるかと思いますが、自分の子をじーっくり観察し、“うちの子マニア”になり、合ったものをじっくり選ぶ・・・そんな楽しみがあります。猫と言えば腎不全と膀胱炎ですが、上記のようなよくお水を飲んでもらう工夫とトイレの工夫も予防につながりますので、ぜひチェックしてみてください。お部屋のレイアウトに関しては、ヒントになるのが「環境エンリッチメント」というワード。上下運動のできるキャットタワーや爪とぎの設置、隠れる狭い場所や外を見られる窓、逆に静かな部屋・・・その時の気分でいろいろ移動できることが猫にとって快適な環境づくりのポイントになります。猫ちゃんにあった環境を整えてあげてくださいね。

猫用関連おすすめショップ

□伊勢丹新宿店 本館5階 パーソナルルーム/Paddy by WAFONA(パディ バイ ワフォナ)
□お問い合わせ:電話03-3352-1111 大代表
□日本橋三越本店 パーキングビル2階 ペット用品「ジョーカー」
□お問い合わせ:電話03-3241-3311 大代表

ペット関連のおすすめ講座のご案内

三越カルチャーサロン 日本橋三越本店 新館9階にてペットに関連する講座を予定しております。詳細は以下のページよりご確認をお願いします。

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愛犬のためのクリスマスケーキ講座

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場所:日本橋日本橋三越本店 新館9階
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