「A3!」×<Biju mam>世界の職人技術とこだわりのデザインから生まれた「春組」「夏組」「秋組」「冬組」のハンドメイドジュエリー
スマートフォン向けアプリゲームのダウンロード数は800万を越え、アニメや2.5次元舞台などメディアミックスの展開で話題を呼ぶ「A3!」と、伊勢丹新宿店の初のコラボレーション。今回は、目玉の一つである「春組」「夏組」「秋組」「冬組」をイメージしたジュエリーを手がけた<Biju mam/ビジュ マム>代表の小宮氏と、デザインを担当した佐藤氏に、企画を担当した范(ファン)(伊勢丹新宿店クロスMD部)と東(ひがし)(三越伊勢丹メディア芸術)がブランドとアイテムのストーリーを伺いました。
色遊びの楽しさを提案する<ビジュ マム>
東:まずはブランドについて教えてください。
小宮氏(以下 小宮):<Biju mam/ビジュ マム>は「オトナが使えるデコラティブ」をテーマに、世界各国の職人さんが作るカラフルな雑貨を扱うブランドです。
2009年の立ち上げ当初はブラジルで作られるサンダルの輸入販売をしていました。
ブラジルには、経済的な理由でかわいいものを持ちたくても持てない子ども達のために、お母さんがカラフルなビーズをサンダルに縫い付けてくれる、そんな愛情のこもったハンドメイドの文化があるのです。
ポルトガル語(ブラジルの公用語)で「Biju」は「ビーズ」、「mam」は「お母さん」という意味です。
東:そうだったのですね。ジュエリーブランドだと思っている方も多いのでは。
小宮:最近はジュエリーの引き合いが多いのですが、ハンドペイントのマグや、ストールなども扱っています。
ジュエリーを売りたいわけでなく、カラフルな「色遊びの楽しさ」を伝えたいと考えています。天然石も絵の具のような感覚ですね。
工房との家族のような信頼関係
東:石の種類がバラエティーに富んでいますよね。
小宮:天然石は産地に近いところから直接買い付けるようにしています。
私たちが取引している工房は家族単位で営んでいるところも多く、ビジネスというより家族的な感覚でお付き合いしてくれています。信頼関係が築けてくると「この石、30個しかないけど分けてあげるよ」ですとか「祖父の時代に買い付けた石で、今は希少になっているものだよ」と出してくれることもありますよ。
范:工房の開拓はどのようにされているのですか?
小宮:最近は口コミで情報が広がっているみたいで(笑)、現地から直接ご連絡をいただくことも増えてきました。
東:中心となる国は?
小宮:例えばイスタンブール(トルコ)やジャイプール(インド)、あとアンバー*1はポーランドなどから仕入れています。
*1:アンバー=琥珀
「A3!」のコラボレーションジュエリーについて
東:今回のジュエリーについて教えていただけますか。
小宮:今回、デザインはすべて佐藤が手がけました。
佐藤氏(以下 佐藤):もともと私が「A3!」をプレイしており作品がとても好きでしたので、今回のデザインを任せていただけることになりました。<ビジュ マム>の人気コレクションの一つであるコネクトリングに、ファンの方に伝わるような要素を取り入れて作りたいと思いました。
東:どれも素敵な仕上がりですね!
佐藤:各組のリーダーズのモチーフフラワーのアイコンを象ったデザインを石の両サイドにあしらい、春組・夏組・秋組・冬組のそれぞれのイメージカラーと雰囲気を天然石とカットで表現しました。
小宮:コネクトリングは、<ビジュ マム>のアイコンでもあるリング。石の周りのデザインも職人が手作業で一つずつ作っています。
佐藤:リングの下部にスリットを入れることで、サイズの微調整の可能なので、多くの方に使っていただけると思います。私個人としても大好きなリングです。
范:コネクトリングの“コネクト”とは?
佐藤:シルバーとゴールドを“繋ぐ”リングという意味です。シルバーと真鍮のゴールドを使用することで、ほかのジュエリーとの相性も良く、ファッションにも取り入れやすいリングです。
※サイズのベースは12号となっており、上下2サイズずつ程度の調整が可能です。
各組のカラーと特徴を表現した天然石とデザイン
佐藤:春組は暖かくて「家族」のような雰囲気がある組という印象がありました。
彼らのやわらかい雰囲気をイメージしてカボションカット*2のピーチムーンストーンを採用しました。肌なじみの良い天然石で、光があたると月のような筋が見えることからその名前が付いています。
小宮:カボションカットのみずみずしい質感が春組に合っていると思います。
佐藤:ピーチムーンストーンは女性のお守りとも言われるお石で、「愛と思いやり」「絆」といった意味合い*3があります。
東:なんだか春組を連想させるようなキーワードですね!
*2:カボションカット=丸みを帯びたドーム状に研磨するカット
*3:石の意味合いには諸説ございます。
佐藤:夏組は元気で活発なイメージの組なので、ビタミンカラーが特徴のシトリンを採用しました。
シトリンの色味が夏組のイメージカラーを連想させるので、カラーストーンのチョイスはこちら一択でした。
また、フォルムは夏組に馴染みが深いと言える三角形で、夏のキラキラ感を表現したカットで仕上げています。
小宮:シトリンは太陽を象徴する石で、明るくハツラツとしたエネルギーをもたらしてくれると言われています。
佐藤:メンバーの年齢層が一番若いのが夏組なので、石の周りのデザインも活発なイメージで制作しています。
佐藤:秋組はクールで大人なイメージの組なので、スモーキークオーツを選びました。
范:石のカットもスクエアでシャープな格好良さがありますね!
佐藤:ほかの石とも悩みましたが、スモーキークオーツは「目標を達成するための忍耐力や集中力」「不屈の精神」という意味合いもあり、秋組のイメージとピッタリだと思い採用しました。
小宮:とても人気のある石ですし、ブラウン系の色が秋のファッションにも似合うと思います。
佐藤:冬組は、しっとりと落ち着いたイメージで作成しました。
石はブルートパーズ。冬組の明るいけれどどこか儚げなイメージを込めて、石のフォルムはドロップ型にしました。
范:カッティングが特徴的ですね。
東:ブルートパーズの透明感のある色目も冬組にぴったりですね。
佐藤:冬組は大人な分、どことなく心に壁を作ってしまいがちなメンバーが、仲間たちと過ごすうちに少しずつ氷が溶けていくように打ち解けていく・・・みたいな部分をデザインに盛り込めればと。
ブルートパーズは「知性」「希望」「感情をコントロールする」という意味合いがあり、そこも冬組に合っているかなと。
作品ファンへのメッセージ
范:作品に対して思い入れのある方にデザインを手がけてもらえてよかったです!
佐藤:これまでの既存のコラボアイテムもチェックしていましたが、個人的には無骨なデザインも好きで。今までの「A3!」のコラボとはまた違ったアクセサリーを作れればと。
小宮:存在感があるので、シンプルなファッションにも合うと思います。
佐藤:コーディネートの「主役」にしてもらえると嬉しいですね。「A3!」では劇団員が舞台で「咲く」という表現があるので、ぜひご自身の手を舞台に見立てて、アクセサリーでMANKAIにしていただければ!
東:素敵な発想ですね。
東・范:ありがとうございました!
お話を伺った方
2009年 株式会社Vim設立
Biju mamの商品企画/総合プロデュースを行う
今回のデザインコンセプトを手がける。
「A3!」をはじめとするアプリゲームや観劇が趣味。
「A3!」× 伊勢丹
店頭会期:2023年8月2日(水)~2023年8月8日(火)
会場:伊勢丹新宿店 本館2階 イベントプロモーションコーナー
ムードマーク バイ イセタン会期:2023年8月2日(水)午前10時~8月30日(水)午後8時
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※ムードマーク バイ イセタンは、三越伊勢丹が運営するオンラインギフトサイトです。
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