食べることで守れるみらいがある。中学生だったわたしが気づいたこと

食べることで守れるみらいがある。中学生だったわたしが気づいたこと

この夏、“しあわせなみらい”につながるギフトとして三越伊勢丹がおすすめする「コウノトリ米」。
いまから14年前、このお米の生産を広めるため、地元の学校給食に取り入れることを市長に直談判した中学生がいました。
今回、そのメンバーのひとり岡田有加さんに、三越伊勢丹バイヤーの赤井捺美がインタビュー。当時の想いや、コウノトリとの想い出についてうかがいます。

インタビューの様子は動画でもご覧いただけます

  • 岡田有加

    豊岡市出身。中学生の時に市の学校給食にコウノトリ育む農法米を使用してもらうため市長に直談判。同時に、小・中学生の仲間と地域の環境改善・保全を目的とした活動を行う団体を発足。さまざまな課題を抱える開発途上地域において、当事者による課題解決を支援したいという思いから、現在は国際協力の促進並びに国際経済社会の発展を目指し、開発援助に従事。

  • 赤井捺美

    三越伊勢丹入社以来、6年間食品に携わる。菓子バイヤーなどを経て、食品ギフトの計画担当に。数年前からサステナビリティへの関心を持ち、自身でも勉強。現在は、食品におけるサステナブルなものづくりの企画を担当。地方のいい素材・商品を世の中に広めて、お客さま・お取り組み先さま・環境すべてにとってよい企画づくりを日々模索している。

田んぼを守っていくことの大切さを知った小学生時代

赤井:今回わたしたちは「コウノトリ育む農法」に関わる商品をご提案しているのですが、いろいろと調べているなかで岡田さんが中学生のときのエピソードを知って、ぜひお会いしたいと思っていました。本日はどうぞよろしくお願いします。
岡田さんは中学生のとき、この農法で作るお米を広めるために、豊岡市長に直談判をしにいったんですよね?

岡田:そうなんです。わたしが小学生のとき、自分たちが住んでいる豊岡市という町について考える機会があって、これから町を守っていくためにわたしたちが“食べる”ことで環境にもよい影響を与えることができると考えました。それで、学校給食でも地元のお米を使ってもらいたいと思って直談判に行ったのが中学1年生のときです。

赤井:すごいですね!地元の環境について考えるきっかけになったのは何だったのでしょう?

岡田:小学校5年生のときに台風で被災した経験があって。台風は自然災害ですが、ここまで大きな被害になるのには、町の開発が影響しているのではないかと考えたんです。当時、地元の田んぼが減っているという実感があったのですが、調べるうちに、田んぼには自然の貯水効果があって、水害から守る防災の役割も果たしてくれていたんだと知りました。
田んぼを守っていくことが大事なんだと気づいたのと同時に、コウノトリのために無農薬のお米を作っている取り組みのことも知って。この農法>>>を実践する水田がたくさんできれば、水害にも強く、コウノトリも棲みやすい町ができると思ったんです。
>>>コウノトリ育む農法について詳しくはこちら

献立表に印を付けて楽しみにしていた「コウノトリ米」

市長へ直談判した中学時代の岡田さん

赤井:岡田さんが子どもの頃、コウノトリとの想い出はありますか?

岡田:わたしが小学生くらいのときはまだ数が少なかったので、授業中にコウノトリが見えると、授業を中断してみんなで走って見に行ったり(笑)。運動会のときにもきてくれることがありました。そのときも競技を中断してみんなで見に行きましたね。

赤井:いい話ですね。でも、中学生のときに市長に直談判なんて、すごい勇気ですよね。

岡田:あまりはっきり覚えていないのですが、給食で無農薬のお米を使ってもらいたいと考えるようになって、誰にお願いしたらいいんだろうと仲間たちと話し合った結果、きっと市長さんにお願いしたら叶えてくれるだろうって。先生に市長さんの連絡先をきいて、自分たちでアポイントメントをとってお話しにいきました。
最初は月に2回くらい「コウノトリ米」の日ができて、その日が待ち遠しくて、献立の予定表にマーカーを付けて楽しみにしていました(笑)。

豊岡市民の想いがひとつになった、コウノトリの復活

コウノトリと共生する豊岡市の田園風景(現在)

赤井:当時は月に2回の特別な日だったのが、いまでは毎日のお米が「コウノトリ米」になっているとききました。これも岡田さんたちの想いがあってこそなんですね。

岡田:そうですね、でもわたしたちの行動はきっかけのひとつにすぎなかったと思います。やはり豊岡市民みなさんのコウノトリを復活させようという想いや、環境に対する理解がこのような活動につながっているんだろうなと。

赤井:市民みなさんの想いが込められているということですよね。すごく感動的です。実際、コウノトリが増えている実感はありますか?

岡田:はい、はじめは一日に一回見られるかどうかでしたが、学校給食で食べる機会が増えるようになると、いろんな田んぼでコウノトリを見かけることが増えてきて。わたしたちがお米を食べることで、コウノトリが増えるんだというのを実感しました。

美味しくて、環境にもいい贈りものなら、もっとうれしい

赤井:豊岡のみなさんの想いが込められた「コウノトリ米」を使って、今回いろいろなギフトをつくっています。ミルクレープをご用意したので、召しあがってみてください。

岡田:すごい、おしゃれですね!香りもよくておいしそうです。

赤井:小麦粉の代わりに米粉を使っているので、もっちりした食感だと思います。いかがですか?

岡田:もちもちしていて美味しいです!甘さも控えめでちょうどいい。

赤井:ありがとうございます!うれしいです。
岡田さんが学校給食で食べることで環境を守ろうと考えたように、わたしたちもこの取り組みについて多くの人に知っていただきたいと思って商品開発をしてきました。
美味しく食べることが環境保全につながっていくという実感をあじわっていただきたいと思っています。

岡田:「コウノトリ米」でこんなに美味しいお菓子までつくっていただいてすごくうれしいです。なかなか人に会えない時期なので、贈りものをする機会が増えてますよね。
美味しくて、さらに環境のためにもよいものだったらもっとうれしい。わたしも友だちに贈ってみたいと思いました。

赤井:ありがとうございます。今日はいろいろなお話をきかせていただけて楽しかったです。これからもわたしたちにできる貢献のしかたを考えていきたいと思っていますので、またぜひご一緒しましょう。

岡田:はい、よろしくお願いします!

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ショコラ専門店<ベルアメール>が、「コウノトリ米」の米粉を使ってつくるミルクレープ。カカオの香り豊かな「ショコラ」と、さわやかな「国産マンゴー」の2種をセットでお届けします。一枚一枚手で焼きあげた生地はしっとり、もっちり。新しい美味しさに出合える一品です。

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