しあわせを循環させていく|
わたしのサステナブル vol.02 セラプル 平野宏枝

しあわせを循環させていく|わたしのサステナブル vol.02  セラプル 平野宏枝

世界各国のナチュラルコスメを揃える「ビューティアポセカリー」が、サステナブルについて考える連載企画。見た目の美しさだけでなく、社会とその未来の美しさまで見つめる美容界のリーダーにフィーチャーします。第二回目は〈セラプル〉代表の平野宏枝さんにお話をうかがいました。

伊勢丹トークショー

述べ14万人の女性の悩みに耳をかたむけてきたビューティプロデューサー・平野宏枝さんが開発したスキンケアブランド〈セラプル〉。本連載の主題となる「サステナブル」という視点で注目したいのが、その主成分となる「天然ヒト型セラミド」です。
化粧品で使用されてきた従来のセラミドと異なるのは、ヒト肌(角質層)と同じ構造を持つ点。化粧品分野でとても期待されている素材です。 この原料となるのが、年間10万トンも排出されるといわれる醤油の醸造発酵糠。捨てられていくはずだった天然素材が再利用される。しかも優秀なモノとして……。「天然ヒト型セラミド」は、資源環境にも大きく貢献する素材なのです。

「天然ヒト型セラミド」との出会いで「サステナブル」が深まった

Q.今ではすっかりメジャーな言葉となった「サステナブル」という概念。平野さんはいつから意識するようになったのでしょうか。

カルフォルニアと日本を行き来するディアルライフを始めたときですね。今から8年前くらいです。LAの人々はとくに食に対する意識も高くて。オーガニックスーパーで食材を吟味しているのを日常的に見かけるほど。日々意識の高い人やお店に触れることで、ナチュラルライフという習慣が私の中に自然とできあがっていきました。


カリフォルニアオーガニックファーマーズマーケトとビーチ 葉山ライフ

日本では葉山に拠点を構えていますが、海が近くて自然いっぱいの土地です。そのなかで、食はもちろん、ファッションやジュエリーに対しても「サステナブル」を意識して活動している人にたくさん出会いました。 私を取り巻く環境が、時間をかけてゆっくりと「サステナブル」へと変わっていく。その過程のなかで出会ったのが「天然ヒト型セラミド」だったんです。


醤油工場 醤油粕からエキスを抽出し「天然ヒト型セラミド」に精製される
醤油粕からエキスを抽出し「天然ヒト型セラミド」に精製される

Q.それは平野さんにとってどのような出会いだったのでしょうか。

「これだ!」と思いましたね(笑)。チームの熱意を繋ぎたいという想いからはじまり、脂質研究所の監修もと、〈セラプル〉を立ち上げるきっかけとなりました。同時に自分の中でよりサステナブル志向が深まっていったような気がします。
ちょうどそのとき「発酵」に興味を持っていて。味噌や醤油などの調味料を手作りする生活を実践していました。「発酵」は微生物の働きによって食物をおいしくしたり、栄養価や保存性を高めたり。人にしあわせな“循環”をもたらす、日本文化の生活の知恵に魅了されていたところでした。
だからお醤油の発酵粕からとれる「天然ヒト型セラミド」の存在を知ったとき、すぐにピンときましたね。実際に成分を試してみて、ますます何かを作りたいという気持ちが高まりました。ある種、運命的なものを感じたと言ってもいいと思います。
しかも原料となるお醤油の発酵粕は、本来なら処分されていくもの。それで化粧品を作り、誰かの肌を美しくする。これも発酵と同じで “しあわせの循環”だと思いました。


ラスベガス展示会での平野宏枝さん ラスベガス展示会
2015年ラスベガスで開催された国際美容展示会「コスモプロフの出展プロデュース」

誰でも向き合えるサステナブルが日々の習慣の中にある

Q.「食料廃棄問題」において、平野さんがご自身で取り組まれていることはありますか。

日本の食料廃棄問題は、世界でも大きな問題です。食品ロスの量は年間650万トンと推計されていて、日本の人口1人当たりの食品ロス量は年間約51キログラムといわれています。
この大規模な数字に圧倒されてしまいそうになりますが、大事なのはそれを個人に落とし込むこと。誰でも向き合えることが日々の習慣の中にあるはずなんです。
例えば私は現在、コロナウイルスの影響でほぼ日本(葉山)で生活をしていますが、少し前にガーデニングを始めて、生ゴミを土の栄養に変えるコンポストをスタートさせました。自然に還元して、循環する大切さを日々感じます。
また海岸のゴミを拾うビーチクリーンへ参加したり、マイボトルやマイ箸を持ち歩いたり、自然を大切にする意識も日々高まっています。こういった小さな点の積み重ねが、未来への線を結び、サステナブルな社会につながってくれるのではないかと思っています。


 

資源を大事にしながら、しあわせを循環させていく

Q.平野さん流のサステナブルなエッセンスがつまった〈セラプル〉が目指すところは?

地球環境を考えるきっかけ作りができればいいかなと考えています。「食料廃棄問題」に「発酵」、また私はミニマリストで物を持たない生活をしていますが、〈セラプル〉の開発も大量生産・消費ではなく、必要なだけ必要な人に届ける作り方にこだわっています。
資源を大事にしながら、しあわせを循環させていく。〈セラプル〉というブランドを通して、私自身のテーマでもある「ウェルビーイング(持続的なしあわせを感じること)」を届けられたらなと思っています。


 

【あなたにとってサステナブルとは】

自然と寄り添いながら、感謝する毎日を持続すること。
私が考えるサステナブルな循環は、まず自分を大切に心と体を健やかにすること。そしてホリスティックに地球も人も大切にしていく循環だと思っています。まず自分に対してできること、地球に対してできることに一つひとつ向き合い行動していく大切さ、ポジティブアクションをおこしていきたいですね。


新緑のなかの平野宏枝

「天然ヒト型セラミド」を配合した美容液とアイバーム。8月にデビューしたばかりのバスソルトは、「リリース」をテーマに作られています。

〈セラプル〉ラグジュアリーオイルセラム
〈セラプル〉ラグジュアリーオイルセラム 9,680円(30mL)

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〈セラプル〉アイゾーンオイルバーム
〈セラプル〉アイゾーンオイルバーム 8,470円(20g)

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〈セラプル〉クリアリングバスソルト
〈セラプル〉クリアリングバスソルト 4,510円(300g)

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〈セラプル〉ラグジュアリーキット
〈セラプル〉ラグジュアリーキット 19,261円
(ラグジュアリーオイルセラム 30mL/アイゾーンオイルバーム 20g/クリアリングバスソルト 300g)

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□伊勢丹新宿店本館地下2階=ビューティアポセカリー
 
 
平野宏枝
平野宏枝
Profile
葉山とカルフォルニアのデュアルライフを通して、美容・健康・ライフスタイルにおいての「WELLBEING(持続的なしあわせを感じること)」の考え方を発信。14万人以上の女性にアドバイスをしてきた経験を生かし、スキンケアブランド〈セラプル〉を開発するほか、商品開発、マーケティングコンサルティング、執筆、イベントプロデュースなどを行う。
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