世界に潜る旅 - 生き方ガイドブック
このガイドブックは、脈々と受け継がれてきた世界の暮らしや文化に根付いた“何だか愛着の湧く”や“心のこもった”モノやコトがご覧いただけます。世界中のあらゆる国へとショートトリップするように、目で見て、手で触れて、心地良い生き方のヒントを探してみてください。
世界の〇〇〇 ~生き方ガイドブック~
■2021年10月27日(水)~11月9日(火)
■伊勢丹新宿店 本館3階 リ・スタイル
5つのGOODについて
「生き方ガイドブック」では紹介するモノやコトを5つのGOODをもとにセレクトしています。そのモノやコトに隠されたGOODを知ることで、 “何だか愛着の湧く”や“心がこもった” に触れることができるはずです。
心地よく生きるために必要なことは、自分なりの楽しみ方を知っていることなのではないでしょうか。ここでは世界中の文化や暮らしに由来する“楽しみ方のコツ”をご紹介します。
一着一着の物語を紐解いて楽しむ|ReStyle セレクトアイテム
普段私たちが取扱う洋服は、もとを辿ればさまざまな文化にインスピレーションを得ています。例えば、伝統的な技法が使われていたり、各国の土地に根付いた素材が使用されていたりとストーリーがあるものばかり。「かわいい」のその先にある背景を知ることで、あなたが手にとったそのお洋服がますます愛おしく見えてくるはずです。
文化を自分らしく装って楽しむ|ヴィンテージ
メキシコの文化に由来するメキシカンパーカや東欧らしいチロル調のノルディックセーターなど、世界の文化が散りばめられたヴィンテージならではの個性溢れる洋服が並びます。その土地の文化を纏い、さらにそれを現代らしく着こなすことで装いの楽しみも一歩進んだものになるかもしれません。
癒しや安らぎの時間が人を豊かに、健やか、軽やかにしていくものです。ここでは世界の文化や伝統を背景とした心や体を“落ち着かせる”ためのアイデアが揃います。
お守りのように落ち着く|アッチコッチバッチ
「日常でも非日常でも、ここにいてもどこにいても、旅を感じていたい」というコンセプトのもと、タイやアフガニスタン・インド・中国、そしてメキシコなどから買い付けた世界中の民族衣装・古い布・装飾品を、一点一点手縫いで組み合わせつくられたバッジたち。その名の通り、世界をあっちこっち飛び回り、さまざまな人の手を渡って、作られたバッジは、きっとあなたのお守りとなってくれるはず。
くつろいで落ち着く | WIENER TIMES
芸術の都とも称されるオーストリア・ウィーン発のブランド。19世紀にデザイナー、ウィリアム・モリスがデザインしたヴィンテージ生地や、デンマークの生地メーカーの生地をもとに制作したクッションやチェアが並びます。
東欧ならではのクラフト・アート・デコレーションの要素が織り交ぜられた、絶妙なバランスのデザインは、お家のリビングでくつろぐ時間に欠かせない存在となるでしょう。
香りで安らいで落ち着|薫玉堂
安土桃山時代、本願寺出入りの薬種商として創業された、日本最古の京都の御香調進所。425年あまりに渡り、古来から伝わる「香り」という奥ゆかしい文化を受け継いできました。
香りを暮らしに取り入れて、煩悩を忘れるほどの安らぎで、清浄な心持ちを味わってみては。
生きていくときに欠かせないことは他者と共にある時間です。
ここでは世界中に散りばめられていたシーンや景色をヒントに、銀座 蔦屋書店がディレクションした“共に分かち合う”時間を過ごすアート作品や書籍をご紹介します。
異国の地での体験から生まれた二人の作家の作品は、それぞれ異なるアプローチで世界を捉えています。身近な日常の景色の断片をコラージュする大竹 彩子氏と、無限に収まることのない壮大な世界を「写真」というプリントの中に焼き付ける、石川 直樹氏。まるで正反対の視点で作品を創造する二人の作家のイマジネーションを分かち合い、世界を新しい視点から見つめなおす体験を。
世界のカケラを分かち合う|大竹 彩子 SAIKO OTAKE
今まで蒐集してきた世界中のステッカー、本の切り抜き、雑貨などからインスピレーションを受けて、コラージュ作品やドローイング作品の発表を続けています。あらゆる国で蒐集するようにスナップされた写真は組み合わされて、別々の世界を一つの作品へと昇華します。世界のシーンを切り取って、そのカケラを集めた作品は、まるで世界の隙間を分かち合おうとしてくれているように思えるのです。
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SAIKO OTAKE
1988年生まれ。2016年ロンドン芸術大学を卒業後、絵画・写真・壁画制作など東京を拠点に活動。主な個展:2018年「KINMEGINME」at gallery ART UNLIMITED(東京)、2019年 「SAMPLING#09」 at NEW ALTERNATIVE(鹿児島)/UNION SODA(福岡)/WANDERN(宮崎)/PULP(大阪)、「COSMOS DISCO」at DIESEL Art Gallery(東京)、「FINDER」at galley ART UNLIMITED(東京)、2020年「GALAGALA」at PARCO MUSEUM(東京)、2021 年「GALAGALAGALA」at 心斎橋PARCO(大阪)、「宇和島⇄東京」at galley ART UNLIMITED(東京) 、「RETINA PALETTE」at meets by NADiff(東京)。
広大な景色へ想いを馳せる|石川 直樹 NAOKI ISHIKAWA
大自然から都市に至るまで、あらゆるフィールドで活躍する写真家、⽯川⽒。標高8000メートル地点から世界最高峰エベレストを捉えた⼤型作品や、世界第二位の高峰K2遠征の写真群も同時に収録した超⼤型写真集は、周辺の文化も含めた厳しくも多彩な⼭容を浮かび上がらせます。太古の昔から変わらないヒマラヤの偉容から、途方もない地球の時間に想いを馳せてみては。
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NAOKI ISHIKAWA
1977年東京生まれ。写真家。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。人類学・民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。2008年『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により日本写真協会賞新人賞、講談社出版文化賞。2011年『CORONA』(青土社)により土門拳賞を受賞。2020年『EVEREST』(CCCメディアハウス)、『まれびと』(小学館)により日本写真協会賞作家賞を受賞。著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)ほか多数。
読む時間を分かち合う | 銀座 蔦屋書店 書籍
本を読むという行為は一人っきりで閉ざされているように感じます。しかし実は、本の中の登場人物や未知の世界の人々に共鳴していたり、あるいは眠れないと駄々をこねる子どもに絵本を読み聞かせたり、お気に入りの本を共有しあったりもできる、他者と分かち合う愛おしい時間にもなるのです。 銀座 蔦屋書店が選書した、誰かと分かち合うための書籍が並びます。
銀座 蔦屋書店
銀座 蔦屋書店は、本を介してアートと日本文化と暮らしをつなぎ、「アートのある暮らし」を提案します。アートを眺めながら、また、アートブックをひらきながら、珈琲を飲むことができるカフェやギャラリーを併設しています。世界中から集めたアートブックアーカイブに出会える書籍フロア、最新の技術や職人技に出会える文具コーナー、ゆっくりとアート作品と向かいあい、購入できるギャラリー、アート雑誌を心ゆくまで読めるカフェ、そして、アートやクリエーションを体験できるイベントスペースなど思い思いにアートを楽しむ時間が過ごせる空間をご用意しております。
Good Routine|良い習慣
暮らしの中に新しいシーンをプラスする。
Good Spirit|良い精神
神聖なモノや習わし、精神に触れてみる。
Good Handcraft|良い手仕事
人間の手の温かさを感じる。
Good Smile|良い笑顔
笑顔の連鎖で和やかなトキを過ごす。
Good Inheritance|良いバトン
誰かの大切を引き継ぐ。