「美しい空」に心を癒される時間・・・混沌としたこの世の中だからこそ
アーティスト Sho Shibuyaの視線

「美しい空」に心を癒される時間・・・混沌としたこの世の中だからこそ アーティスト Sho Shibuyaの視線のメインビジュアル

ニューヨークタイムズ誌のトップページにペイントし、その作品を自身のInstagramに投稿する日本人アーティストをご存知でしょうか。
パンデミックの中、ニューヨークのブルックリンにて活動するSho Shibuyaによる日々の創作活動から生まれたアート作品の数々を、日本で初めて伊勢丹新宿店のISETAN THE SPACEにてご紹介します。

※本イベントは終了いたしました。

Sunrise from a Small Window:A Selection from 2020

□2022年1月7日(金)~2022年2月14日(月)
□伊勢丹新宿店 本館2階 イセタン ザ・スペース
公式Instagram @isetan_the_space

掲載の情報につきましては、諸般の事情により予告なく変更・中止させていただく場合がございます。予めご了承ください。必ず事前にホームページを確認してからご来店ください。

Sunrise from a Small Window:A Selection from 2020の店頭画像

1.Concept

“Sunrise from a Small Window”シリーズの40作品はCOVID-19のパンデミック・気候変動問題・米国大統領選挙など、深刻なトップニュースが跡を絶たない激動の2020年に生まれた。

コロナの影響によってニューヨークでロックダウンが始まり、眠らない都市が初めて静まりかえる中、僕の住むブルックリンのアパートの窓から見える外には、「ニューヨーク・タイムズ」のトップページのニュースとは無縁の、鮮やかな日の出と普段聞こえない鳥のさえずりが聞こえた。

Sunrise from a Small Windowの作品画像

この日の出のペインティングは自分にとってまるで瞑想のような習慣的なものであり、現在も継続して行っている。本来自然のもつ力とは、その混沌としたニュースとは裏腹に、その美しさを発見されることを今か今かと待ち望んでいるように感じている。実際に新聞というキャンバスから絵の具の層をはがしてみると、その時はとても重要だと思われている話題が、歴史上ではほんの一瞬の出来事であることに気づく。日の出は、より良い未来への希望であり、大きな安心感を与えてくれる。

2.Sho Shibuya(アーティスト)インタビュー

Sho Shibuya(澁谷 翔/シブヤ ショウ)

クリエーティブスタジオPlaceholderのアーティスト兼創業者。
建築科を卒業した後、グラフィックデザインを追求するために東京の小さな出版社で働き、「やりながら学んでいく」という自分のモットーを確立する。

COVID-19のパンデミックが始まった頃から、毎朝「ニューヨーク・タイムズ」の表紙にペイントをするようになった。毎日日の出を描いている一方で、時にはニュースの見出しに反応し、それに沿った出来事をその日の新聞に描いている。

パティ・スミスやサラ・アンデルマンなどの著名人とのコラボレーションも実現した。世界がパンデミックから立ち上がろうとしている今、アート・バーゼルではイヴ・サンローラン主催にて、作品が展示されたほか、アントワープ州立モード美術館(MoMu)にも現在公開されている。

 原文(英語)はこちら/ENGLISH 

Q1.今回のタイトルやコンセプトにもある2020年にフォーカスしたのは、どのような思いがありましたか?

2020年はパンデミック・人権問題・アメリカの大統領選挙・オリンピックの延期などさまざまなヘッドラインが新聞の一面を賑やかし、多くの人達にとって特別な一年であったと思います。このプロジェクトは2020年3月ニューヨークでロックダウンでスタートしたのと同時に始まり、毎日のニュースで気持ちが不安定になる中、閉じ込められた部屋の中からふと窓を眺めてみるといつも以上に美しい朝焼けを見る事ができました。その不安定な世の中から生まれたコントラストを表現した作品です。そしてシリーズが始まってから約二年が経ち、今その激動の年を今振り返って、2020年から何を学んでどう新しい年を進んでいくかをもう一度見直したく、今回作品をセレクトしました。

Sunrise from a Small Windowの作品が並んでまとめてある画像

Q2.コロナ禍で、フィジカルな繋がりが遮断された中、Patti Smithや、Craig(Krink)との活動は澁谷さんにどのような影響を与えましたか?

Pattiとは“It’s in our hand”というタイトルでアメリカの大統領選挙の5日前に投票を促進するために、Craig(Krink)とはアメリカが広島に落とした原爆で生んだ悲劇を表現するのを、76年経った今、アメリカ人と日本人のアーティストがやることに意味があると思い、コラボレーションに至りました。二人とも僕が尊敬する著名なアーティストで、お互いの価値観が合い、尊敬しあえれば年齢やキャリアなど関係なくコラボレーションしアートワークを通じてメッセージを共有できることに感謝しています。

Q3.今後、展覧会や活動の予定がございましたら教えていただけますでしょうか。

新年1月から2月の初旬までSAINT LAURENT RIVE DROITEのParisとLos Angelsのストアで作品を展示しています。そして今年の5月にはTriennale-Milanoで作品を発表予定です。また今年9月にニューヨークの美術館New-York Historical Society museumにてもShowを予定しています。

3.Art piece

Sunrise from a Small Window
幅43.18×奥行3.49×高さ68.58cm/2.3kg(フレーム込み)
※店頭販売のみとなっております。
※詳細は店頭にてお問い合わせください。

  • Sunrise from a Small Windowの画像1
  • Sunrise from a Small Windowの画像2
  • Sunrise from a Small Windowの画像3

  • Sunrise from a Small Windowの画像4
  • Sunrise from a Small Windowの画像5
  • Sunrise from a Small Windowの画像6