大人の女性にこそ着てほしい。私が古着を選ぶ理由

大人の女性にこそ着てほしい。私が古着を選ぶ理由

時代を経たものだけが持ちうる、ヴィンテージならではの魅力とは? 2020年10月に開催されるヴィンテージの一大イベント「NO MI NO 伊勢丹新宿・蚤の市 第二回」に向け、伊勢丹新宿店のバイヤーが各界のヴィンテージのプロフェッショナルを訪問しその秘密に迫りました。

第一弾はヴィンテージアクセサリーの〈チロルヴィンテージ/CHIROL VINTAGE〉、第二弾は古道具・古家具の〈カシカ/CASICA〉へ。そして第三弾となる今回訪れたのは、東京・富ヶ谷にフラッグシップショップをオープンしたばかりの〈ザ・ヴィンテージング/The VINTAGING〉。ヴィンテージ好きならずとも惹かれる洗練された古着を提案するショップのオーナーmimiさんに、伊勢丹新宿店のアシスタントバイヤー畑中鮎美がお話を伺いました。

写真左:〈ザ・ヴィンテージング〉オーナー mimi 写真右:伊勢丹新宿店アシスタントバイヤー 畑中鮎美
写真左:〈ザ・ヴィンテージング〉オーナー mimi
東京都港区出身。2002年にアパレルの世界に入り、都内にあるヴィンテージショップのバイヤーになる。退社後に単身渡仏。帰国後、セレクトショップや服飾雑貨のバイヤーとして国内外を飛び回る。2015年4月に独立、株式会社イマジネール・トウキョウを設立。同年9月、代官山にイマジネールブティックを開店。オーダーメイドを中心に服創りを始める。2020年9月、富ヶ谷にThe VINTAGINGフラッグシップストアを開店。

写真右:伊勢丹新宿店アシスタントバイヤー 畑中鮎美
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古着なら新しいファッションにどんどん挑戦できる

畑中:まず、mimiさんが古着を好きになったきっかけはなんですか?

mimi:実は最初から古着好きというわけでなく、アパレルで働きたいと思っていたときにご縁があったのがヴィンテージショップだったんです。アルバイトの販売スタッフから始めたのですが、根っこがオタクに近いぐらいの洋服好きなので、やっていくうちに古着にもハマってしまって。
自分のお店を必ずやりたいということが目標でアパレル業界に入ったのですが、21歳ぐらいのころにはバイヤーとして世界各国で買い付けをさせていただくようになりました。

〈ザ・ヴィンテージング〉オーナー mimi

畑中:ヴィンテージだけでなく、ハイブランドやクリエータズブランドも多く見てこられたとお聞きしています。そんな中で、古着のどこに惹きつけられたのでしょうか?

mimi:やはり価格的な部分は魅力ですよね。ワードローブが広がりますし、たとえば〈ザ・ヴィンテージング〉では1万円台で買えるアイテムが多いのですが、同じ価格の新品と比べても圧倒的に質やデザイン性が高いと思います。
私はミーハーなところがあるので、お洋服もコロコロ変えたいタイプなんですよね。そうしたときに古着って買いやすい価格ですし、価値も落ちにくい。〈ザ・ヴィンテージング〉のセレクトは「日常に取り入れられる」ということをテーマにしているので、どんどん買ってどんどん着てほしいです。

〈ザ・ヴィンテージング〉

大人の女性が持つ自然な色気を引き出したい

畑中:古着屋さんにもさまざまな個性があって、古着って自分自身にセンスがないと着こなせない印象も強かったんですが、mimiさんのセレクトは「古着なのかな?」というぐらい洗練されていて、古着好きではない方も手に取りやすいなと思いました。

mimi:古着っぽくないとはよく言われます。私自身、古めかしいものは得意じゃなくて。古いものに価値があるのは分かるのですが、大人の女性が着るものとして清潔感がないものはちょっと違うなって。
たとえばシミがある、破れがあるというのは極力直して、クリーニングに出しています。あと根本的にダメージがあるものに関しては、すごく価値があるものでも基本的には買い付けないようにしています。そういうこともあって〈ザ・ヴィンテージング〉は古着初心者でお買い物していただいて、そこから古着が好きになっていく方も多いです。

〈ザ・ヴィンテージング〉オーナー mimi

畑中:状態が良いので、どんなワードローブとも相性が良さそうですね。

mimi:そうですね。手持ちの服と合わせても悪目立ちせず、でもしっかり個性はあって1枚できまる。そんな服を揃えています。
あとは色気を忘れてはいけないなと。大人の女性が持つ自然な魅力が引き出されるような華やかなものを取り入れていただくと、着る人の自信になって笑顔も増えるはずなので。

畑中:お洋服にはその力がありますよね。

mimi:そしてそれが古着のように買いやすい価格なら、もっと多くの人に喜んでもらえますよね。

〈ザ・ヴィンテージング〉オーナー mimi

ファッションをもっと前向きに楽しんでほしい

畑中:いま注目している地域や年代はありますか?

mimi:いろんなところに行って、そのムードでバイイングするというのが私の信念で、「今」というより「次」が気になる。その繰り返しです。地域や年代は何でもよくて、かっこよければそれでいいという感じです。

畑中:では伊勢丹のお客さまにおすすめの商品をいくつかご紹介いただけますか?

mimi:秋冬でも明るく着られる色合いがいいなと思っていて、こちらは花柄のガウン。アメリカの70年代のもので、ディテールにオリエンタルなテイストがあって素敵です。〈ザ・ヴィンテージング〉としては、他をシンプルに合わせたコーディネートがおすすめ。

〈ザ・ヴィンテージング〉花柄のガウン

このホワイトのセーターは私の中でもかなりのヒットです。一見シンプルなんですけど、着るとすごくかわいくて質がいい。これもそうなんですが、セーターに関してはやっぱり英国製が好きですね。60年代ぐらいのものですが、状態も良好です。

〈ザ・ヴィンテージング〉ホワイトのセーター

手描きのグラフィックが施された、アメリカのワンピース。透け感をいかして、キャミソールを透かしたレイヤードもかわいいのでは。カーディガンを羽織っても、前身頃のディテールが覗いてアクセントになっていいですよね。

〈ザ・ヴィンテージング〉アメリカのワンピース

ミッドセンチュリーのアメリカ古着って、ずば抜けてかわいい。こちらは大胆な色づかいや色合いが独特で、日本人の感覚にはないですよね。

〈ザ・ヴィンテージング〉ミッドセンチュリーのアメリカ古着

畑中:どれも素敵でほしくなります!アクセサリーは?

mimi:アクセサリーはバングルが人気で、メキシカンが多いですね。

畑中:最後に伊勢丹のお客さまに伝えたいことはございますか?

mimi:日本の女性にファッションを明るく前向きに楽しんでいただきたいというのがすべてです。こういう時代なので「着ていくところがない」とか消極的になりがちですが、ぜひ日常の中でファッションを楽しんで自分の気持ちや魅力を上げてもらえるとうれしいです!

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NO MI NO 伊勢丹新宿・蚤の市 第二回
□2020年10月18日(日)~21日(水)最終日午後6時終了
□伊勢丹新宿店本館6階=催物場

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