GINZA ステージ
400年以上前の当時の日本の文化意識の高さを知り、現代の生活に生かし継承するための文化活動を<ムロ>は行っています。
安土桃山時代から江戸時代ごろ、日本に生まれた茶の湯の文化、特に金継ぎに焦点を当て、本イベントでは金継ぎ体験とともに古き器と道具に触れ、みなさまの生活に落とし込むことで日本の伝統文化を身近に感じていただきたいと考えております。
■ワークショップについて
開催中、以下2つのワークショップを開催いたします。
❶金蒔きワークショップ
「金蒔き(きんまき)」とは、金継ぎの中の仕上げの工程の1つです。
欠けたり割れたりした器を接着し、乾かした部分に漆で線を引き、金粉や銀粉などの粉をふりかけて仕上げることを言います。
※体験のみとなり、お持ち帰りいただける器はございません。
期間 : 3月19日(水) / 20日(木) / 21日(金) / 24日(月) / 25日(火) 各日午前11時~午後1時、午後2時~午後4時
体験価格 : 2,200円
体験時間 : 約60分
予約 : 不要
定員 : 各回6名※体験スペースに空きがない場合は、順番にご案内いたします。
◆注意事項
・漆を使用する技術であって、皮膚に漆が付着した場合はかぶれる場合があることに十分注意のうえ体験に参加するものとし、講師が推奨する対策(ゴム手袋、エプロン等の装着または汚れても良い長袖衣服の着用、長髪を括る等)に従って頂きますようお願いいたします。
❷簡易金継ぎワークショップ
「簡易金継ぎ」は人工的に作られた素材を使用し、本金継ぎよりも短い時間で乾燥させ仕上げることができます。
お客さまにお持ち込みいただいた器を修理し、当日お持ち帰りいただくワークショップを開催いたします。
食品衛生面でもクリアしたフードセーフな材料にしていますので食器にもお使いいただけます。
期間 : 3月22日(土) / 23日(日) 各日午前11時~午後0時30分 / 午後3時~午後4時30分
体験価格 : 3,300円
体験時間 : 約90分
予約 : 必要 ※当日空きがある場合はご参加可能です。
定員 : 各回6名
◆注意事項
・ゴム手袋、エプロン等の装着または汚れても良い長袖衣服の着用、長髪を括る等をお願いいたします。
・体験可能な器は、陶磁器のみです。
※ガラスや木工品は対象外といたします。
・修繕する陶磁器(サイズは8寸 / 約24cmまで)
※割れの場合は1点のみ、割れ3分割まで。
※欠けの場合は2点まで、合計で欠け2箇所まで / 欠けの直径2cmまで。
※ヒビの場合は2点まで、欠け1点、ヒビ1点の組み合わせ可。
・破損状態が複雑なものはワークショップへの参加をお断りする場合がございます。
・時間内に修理箇所が体験後完全に乾ききらないため、修理後の器がすべて入る箱をご準備ください。
・お客さま都合による、体験のキャンセルは不可とさせていただきます。
■出店ブランド
<Abel>
“共に生きていく服”をコンセプトに2011年ブランド設立。
背景を知るほど愛着が湧き、長く大切にしていただけるプロダクトを提案しております。
今回は日本各地の伝統技術を用いた藍染め風呂敷をご用意いたします。
<erire>
金継ぎ師、空間デザイナーの春木理恵氏によるブランド。
金継ぎ師に弟子入りし、修行を経て2022年より金継ぎ師として活動。
日本の伝統技法・漆を用いた繕いを専門とし、現在は自宅アトリエや出張イベント、訪問講師などを中心に、金継ぎの素晴らしさを広めています。
本イベントでは会期中春木氏による「金蒔き体験」「簡易金継ぎ体験」のワークショップを実施いたします。
<椿樹洞 - Chinjyudou- >
”物各有主” すべてのものや人にはそれぞれの存在意義がある。
椿樹洞の遊印に刻まれた文言です。
江戸から昭和、現代へと紡がれた日本古来の器や道具たち。
見直し、ふたたび暮らしの中でつかうこと。それが文化と伝統の継承となる。
その他のニュース