重点取り組み【3】
ひとの力の最大化
ジェイアール西日本伊勢丹では、従業員一人ひとりが持つ意欲や能力こそが、企業・社会の成長につながるアイディアを生み出す最大の源泉と考えています。「ひとの力の最大化」を重点取り組みに掲げ、従業員一人ひとりが輝き成長し、その“個”の力が“多様な個”と組み合わさり、イノベーションを生み出すこと、またそのような風土をつくることを目指します。
取り組み内容
◆女性活躍推進
ジェイアール西日本伊勢丹は従業員の約8割が女性です。今後の成長(戦略実現、イノベーション推進)においても、人口動態の変化においても、女性の活躍は不可欠です。性別にかかわらず活躍できる環境づくりを行うことで、女性管理職比率の向上を図り、女性活躍推進の基盤として、育児関連制度を充実させながら、女性が出産後も継続して働き続けることができる環境整備を推進しています。
◆男性の育児休業利用促進
性別にかかわらず、希望に応じて育児と仕事を両立できる職場環境の実現を目指して、「男性の育児休業取得率100%」を目標に掲げ、取り組みを進めています。
<育児休業制度利用者の声>
京都店 ファッション・雑貨統括部 紳士担当 マーチャンダイザー
櫻井 崇さん
Q:取得しようと思ったきっかけは何ですか?
出産後の育児は過酷なものであり、家族の一員としてどうしても参加したいという気持ちが強く、育児休業の制度が使えるのであれば、ぜひ利用したいと思っていました。周りでも取得される方が増えてきており、取得希望を出しやすい環境であったことも大きいです。
Q:取得にあたり不安・心配事はありましたか?
取得することでチームのメンバーに迷惑をかけることになるのではと正直なところ心配でした。上長やチームメンバーからは「しっかり家庭で働いてきてください」と力強く背中を押していただき、休業期間中は育児に集中することが出来ました。理解のあるメンバーが多く、心から感謝しております。
Q:休職中に得られたこと(体験できてよかった)は何ですか?
子供が産まれてすぐの貴重な時間は一生に一度しかないので、家族と過ごすことが出来たことは、心から良かったと感じています。家族が増えたことで新しい生活習慣を作り始めないといけない大事なタイミングでしたので、妻とのコミュニケーションを密に出来たことで、その後の家庭生活をスムーズに進めることが出来ました。
◆障がい者活躍推進
ジェイアール西日本伊勢丹では、「障がい者も社会経済を構成する 一員として職業生活においてその能力を発揮する機会を与えられるものとする」という障がい者雇用の理念のもと、働きやすい環境の構築、出退勤ルート・時間の配慮、各自に合わせた適材適所で力を発揮してもらえる人財配置に努めています。
◆有給休暇取得の推進(ライフワークバランス)
ライフワークバランスの実現に向けて、従業員が“働きやすさ”を実感できる環境整備に努め、従業員の多様な働き方や健康サポートなど、個々人が柔軟に働くことができるよう取り組みを進めていきます。有給休暇取得率の推進では、期初に連休取得計画を立案することで、有給休暇を取得しやすい環境づくりを推進しています。また所定労働時間の短縮、ストレスチェックの実施にも取り組んでいます。
<有給休暇取得利用者の声>
ルクア大阪事業部 2F・4F マーチャンダイザー
上田井 恵さん
Q:ライフワークバランスを実現するための工夫はどうしてますか?
『切替を大切にしてメリハリをつける!』
私たちの仕事はお客さまにお買物を通じて楽しさを提供することがミッションです。そのためには、自分自身が心身ともに健康で楽しく生きることが重要なので、オンオフのメリハリはしっかりつけることを意識しています。当たり前じゃないかと思われるかもしれませんが、仕事は絶対家に持ち帰らない、仕事は職場で行うをマイルールにしています。意外と休日のリラックスしている時にアイディアがぱっと浮かんだり、話題の場所やイベントに出向いて、自分たちのお買場でもやってみたいな!声かけてみよう!など、仕事にもつながるので、休むことも仕事の一部だと思っています。
イレギュラーな対応でスケジュールのコントロールがしにくい職種のため、出勤時は効率よく業務ができるよう今日やること・週間でやることなど、リストアップしてスケジュール管理するようにしています。
Q:連続休暇や福利厚生の活用を教えてください。
年間に5~6回、1週間の長期休みが取得できるので、その休みを利用して毎年旅行に行くことが楽しみのひとつです。世間一般の長期休暇=繁忙期ですので、仕事に専念する分、繁忙期を外して旅行に行けるので、観光も楽ちんですし・お財布にも優しいです(笑)
1週間のまとまった連休なので、海外旅行も行きやすいです。今年、久しぶりの海外旅行を計画しているので、今からわくわくが止まらないです。社内でも旅行好きの方が多いので、色々情報交換ができて楽しいです。こうやって長期休暇が取れるのも、自分が不在の時にチームを守ってくれているメンバーのおかげです。感謝の気持ちを持って、互いに気持ちよく休んでもらう心遣いもそうですが、ライフワークバランスを実現するためにも、チームで仕事を進められるように留意して日々業務にあたっています。
アメリカ フロリダ州のディズニーランド
北海道の青い池
◆やりがい向上につながる取り組み
私たちの職場には、実にさまざまな仕事がありますが、共通しているのはすべて「人」を相手とする仕事ということです。私たちは、「お客さまへの心からのおもてなしを実践できる能力」を前提として、高度な専門性を持ち、同時に創造的、革新的な仕事ができる人財の育成に取り組んでいます。
<人財育成プログラム>
内部・外部講師による定期的研修
・基礎教育(新入社員研修・2年目セミナー・3年目セミナーなど)
・職務別研修(アシスタント職・マネージャー職など)
・資格別研修
・昇格研修
能力開発
・外部セミナー
・通信教育コース など
<スポンサー制度>
ジェイアール西日本伊勢丹では4月に入社する新入社員に対し、先輩社員がマンツーマンで半年間の指導体制をとるスポンサー制度があります。新入社員は特定の先輩に付いて基本から教えてもらうことで成長し、またスポンサー(先輩社員)も新入社員に一から仕事を教えることによりさまざまなことを学ぶことになります。
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