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シャルベの歴史

シャルベの歴史
世界初のシャツ製造業の店舗として、パリのアーケード街、リシュリー通りで歴史を歩み始めたシャルベ。創立者、クリストフル・シャルベが店舗を構え営業を始めた1838年以来、「エグゼクティブのための良い趣味」をコンセプトに、上質の品々を提供し続けています。そのクオリティの高さにより、1889年万国博覧会で開催されたヨーロッパシャツ製造業者によるコンテストでは、金賞と審査員大賞を獲得。
当時からヨーロッパ中に名声を博し、イギリス、スペインの王室などいくつもの王室出入り業者になると同時に、当代一流の文化人、財界人、政治家などの注文に応じていました。その後、1870年に記念塔が有名なヴァンドーム広場に移転。1982年に現在のヴァンドーム広場28番地に移転し、広々とした空間を生かしながら従来のコレクションに婦人物、皮革製品、アクセサリーといった豊富な品揃えをプラスして現在に至るまで提案し続けています。今日ヴァンドーム広場にある店舗の中でもシャルベは最も歴史のある店舗です。
シャルベの基本はオーダーシャツです。多くのシャツメーカーが、プレタポルテで対応する事の出来ないサイズに対してオーダーシャツを生み出していったのに対し、シャルベは逆に1838年以来オーダーシャツの技術を磨き、1960年代になってプレタポルテのシリーズを開発した、と言うことからもそのこだわりを感じ取る事が出来ます。このプレタポルテのシャツはオーダーメイドのシャツと同じ技術を採用し、かつまったく同じスタッフによって生産されており、その生地には高質な素材のみが使用されます。さらに色と柄は独自の研究と徹底した美への追及から生み出されます。高質な素材、他では真似出来ない色と柄、そして160年以上に亘るオーダーの技術が一体となって完成した作品がシャルベのシャツなのです。さらにシャルベ社のシャツに対する細やかな心遣いを示す一つの例として1920年頃にシャルベ社御用達のクリーニング店が設けられ、ここから馬車で顧客への配達が行われていた事もあげる事が出来るでしょう。
シャルベの商品がいかに魅力があるものであるかはド・ゴール大統領をはじめとしケネディ大統領、そしてハリウッドスターといった世界の要人、著名人が顧客リストに名を連ねている事からも裏付けられます。現在ではネクタイなどにもアイテムを広げていますが、そのすべてにシャツ作りの高度なノウハウとセンスが詰め込まれています。現在のシャルベ顧客の名前を明かすことは絶対に出来ませんが、その商品をお選びになる方はシャルベコレクションの最大の特徴である、色の使い方、クオリティ、エレガンスを理解し身につけた、磨かれたセンスの持ち主、と言えるでしょう。シャルベでは、スタイリストはお客様ご自身なのです。