紳士ファッション
2019/06/12 UP
2019年5月22日、イタリアの生地メーカー〈アルビニ〉がシンポジウムを開催しました。テーマは「日本のビスポーク・クラフツマンシップは世界の舞台で新たな旗手足り得るか」。
イギリスで有名なファッションブロガー/インフルエンサーのサイモン・クロンプトン氏らと共に日本橋三越本店パーソナルオーダーサロンのバイヤー鏡陽介が登壇し、日本のビスポークの未来について意見交換を交わしました。
その中で鏡バイヤーは日本の未来について、「世界に誇れる技術やスタイルは台頭してきています。それを永く市場に供給し続けられる仕組みが必要です。産業に関わる全員が生活出来るよう正当な価格で市場に出し、正当な対価を全員が享受できることが大事です。そうでないと産業は衰退します。」と語りました。
また、サヴィルロウと日本の違いについて「サヴィルロウは市場に供給し続けられるよう組織として仕組み化をしたからこそ永く存続しています。」とし、「日本のビスポーク業界も全世界に目を向け、あるべき価格で市場に供給し、全世界からの支持を得て、産業を担う全員に正しい対価が支払われ、その商品とサービスが永続的に市場に供給される事を切に願います」と語りました。
「日本のビスポークの未来」や「サヴィルロウと日本の違い」について語る鏡バイヤー
登壇者との記念撮影(右から3番目が鏡バイヤー)
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