ランドセルの大きさ

ここ数年の間に少しずつランドセルが大きくなっていることはご存じでしょうか。A4クリアファイルを使用する小学校が増えてきており、それに伴う形でランドセルのサイズが大きくなり始めました。また、最近はクリアファイルよりも一回り大きいA4フラットファイルを使用する学校もあるようで、A4フラットファイル対応モデルのランドセルも増えてきています。ただし、学校によっても異なるようです。知り合いの先輩お母さまたちに聞いてみるのもいいかもしれませんね。

ベーシック型

キューブ型

昔ながらのかぶせ蓋のランドセル。A4クリアファイルもすっきりと。学習院型とも呼ばれるモデルです。

側面に凹凸のないキューブ型は、A4フラットファイルが入る大きさ。特殊な縫製で仕上げているので、外見サイズは、ベーシックモデルと同じでありながら、内寸はA4フラットファイルが入るように広めになっています。

A4フラットファイルには対応していた方がいいの?

進学予定の学校がA4フラットファイルを使用するかどうかによっても異なります。ご兄弟がいらっしゃる方は上のお子さまのご意見を参考にされるといいでしょう。
実際は、大きい方がたくさん入るからという理由で、A4フラットファイル対応型を選ぶお客さまの方が多いです。

ランドセルに使われる素材

ランドセルに使われている素材は、クラリーノ(人工皮革)、牛革、コードバンの3種類が中心です。例えば、クラリーノ(人工皮革)には刺しゅうがしやすいため凝ったデザインのランドセルが多かったり、天然皮革には、革の質を活かすためにあえてベーシックに仕上げたランドセルが多かったなりなど、それぞれの素材特性に合わせたモデルが見受けられます。

クラリーノ
(人工皮革)

牛革
(天然皮革)

コードバン
(天然皮革)

軽さという点では、クラリーノが一番です。人工皮革だけに水にも汚れにも強いのですが、天然皮革のような風合いという点ではやや劣るかもしれません。刺しゅうなどデザイン性に富んだモデルが増えてきています。

見た目に高級感があり、耐久性に優れるのが牛革の特徴。年月とともに革の風合いが増し、味わい深い表情となります。水に弱いという面もありますが、撥水加工も多く登場しています。

馬のお尻の革のことで、非常に希少価値が高いです。繊維密度が高く、傷に強く、折りじわもつきにくいです。重量は重いですが、その独特の風合いは格別です。

牛革とクラリーノはどちらの素材が人気?

牛革は耐久性が強いため、男の子のお子さまや活発なお子さまに人気です。クラリーノは軽くてお手入れが簡単なぶん、女の子のお子さまや小柄なお子さま、学校まで距離があるお子さまに人気があります。
また、クラリーノの方がデザイン性に富んだランドセルが多いです。

ランドセルの購入時期

ランドセルの購入時期は、年々早期化しています。では、実際にいつランドセルを買ったらよいでしょうか。

3月~5月:カタログやウェブサイトで気になるランドセルをチェック。
ランドセルメーカーや販売店のカタログ、ホームページなどを見てみましょう。色やデザインなどバリエーションが豊富なのが、最近のランドセルの特徴。カタログでチェックして、事前に欲しいものをイメージしておくと選びやすくなります。

6月~7月:お店で実際の商品を見ながら比較・検討して決定!
この時期になると、ランドセルが店頭に並び始めます。実際にお店に行って、気になる商品を手に取り、試着してみましょう。サイズや素材、細やかな仕様の違いもチェックしてみてください。

1月~3月:注文したランドセルが届いたら家族にお披露目&記念撮影を!
いよいよ入学式が近づいてくるこの時期、お渡しが後日になっていたランドセルも届き始めます。おじいちゃん、おばあちゃんにランドセル姿をお披露目したり、写真館で記念撮影をして想い出に残しましょう。

商品によってはお渡しが後日になる商品も多くございます。記念写真などのご予定等もご確認いただきながらお求めいただく方もいらっしゃいます。

その他Q&A

たくさんあって絞り切れない!どうやって選べばいい?

最初に色を決めてしまいましょう。ご希望の色さえ決まれば、ランドセルの種類をぐっと絞り込むことができます。
そのあとは、素材やデザインなどのお好みにあわせて選んでみてください。

華美なデザインのランドセルは6年生まで持てますか?

お子さまがご自分で選んだランドセルは、学年を重ねていくにつれて愛着が増してくるようです。デザインに関わらず、6年間大切に使ってくださるお子さまが多いです。

購入後、使っていて壊れたら修理できますか?

購入後の修理も承ります。
金具などの毎日使用する箇所については無償になることもありますが、革の交換や故意のトラブルによる故障に関しては有償になる場合もあります。修理中は代替のランドセルを貸し出しいたします。詳しくは購入した店舗へお問い合わせください。

ランドセルの名称

ランドセルには多くのパーツが使われており、その名称もさまざま。最後にランドセルの画像を見ながら各パーツの名称をご説明いたします。ランドセルを見るときはこのパーツにもご注目。

●かぶせ

ランドセルの顔と呼ばれる部分。
素材により耐久度や質感が異なります。

 

●縁巻き

本体の革の端を人工皮革等で覆っています。
パターンメイドではカラーリングも
お選びいただけます。

 

●錠前

最近は、ワンタッチロック搭載モデルが増えてきております。

 

●ハンドル

ランドセルを持ちやすいように、というママの声から
最近は搭載されたモデルが増えております。

 

●背カン

最近は付け根の部分から立体的に
立ち上がった仕様のものが主流です。

 

●Dカン

防犯ブザーなどを下げるために使用します。

 

●ナスカン

片側が開閉する部品です。
用途に応じて使用しましょう。