細部にまで高い技術が光る唐津焼
さまざまな技法を駆使した、繊細な仕上げに定評のある德澤守俊氏。 喜寿記念となる本展では、酒器や茶碗のほか、水指、花入など德澤唐津と呼ばれる77の表現をご覧いただきます。 唐津焼は使うほどに味わい深く変化していくのが魅力。 これからも元気で長生きしてください、という願いを込めてお父さまに贈ってみてはいかがでしょうか。
陶 德澤守俊 77
6月12日(水)〜17日(月)※最終日は午後5時閉場
■本館6階 美術特選画廊
〈德澤守俊〉
a.朝鮮唐津徳利 64,800円
陶器、径7.1×高さ9.8cm
b.斑唐津徳利 64,800円
陶器、径7×高さ9.8cm
c.朝鮮唐津ぐい呑 54,000円
陶器、径6.2×高さ5.7cm
d.斑皮鯨ぐい呑 54,000円
陶器、径6.7×高さ5.6cm
e.朝鮮唐津盃 48,600円
陶器、径8.9×高さ3.4cm
f.斑唐津盃 37,800円
陶器、径9.1×高さ3.6cm
g.唐津井戸盃 37,800円
陶器、径9.3×高さ3.8cm
德澤守俊
1943年京都府生まれ。玉川大学卒業後、唐津焼の巨匠12代中里太郎右衛門(無庵)に師事。
1972年、福岡県須恵町皿山に開窯、独立。
朝鮮唐津、斑唐津、絵唐津など味わい深い茶陶作品を次々と発表、茶人、数寄者の熱い支持を受けています。
泡まで楽しむ備前焼ビールマグ
絵付けや施釉をせず、土の質や成分がそのまま味わいとなっている備前焼。 高温で長時間かけて焼き締めるため強度が高く、表面の繊細な凹凸や気泡が特徴です。 泡がきめ細かく口当たりのよいビールをお楽しみいただけます。
〈夢幻庵工房〉
手付麦酒呑 8,640円
陶器、約口径8.2×高さ13cm、木箱入
■本館5階 和食器
焼酎の香りや味わいが引き立つカップ
焼酎の「香り」をテーマに、有田焼窯元グループが地元焼酎メーカーの協力をえて開発した「香酒盃」。 盃の内側に独自の丸みをもたせることで、香りが縁に沿って立ち上がり、そのまま逃げずに対流します。 焼酎はもちろん、日本茶、コーヒー、紅茶でも楽しめます。
〈KIHARA〉
香酒盃L シーラカンス 2,052円
磁器、約口径7.5×高さ9cm(300ml)
■本館5階 和食器
きらめきが美しいロックグラス
江戸切子の伝統工芸士である篠崎英明氏がデザイン、カットを施したロックグラス〈遠雷〉。 カガミクリスタルのオリジナルカラーである「青墨色」のクリスタルと、丸みをおびたやわらかいフォルムに合ったカットが施されています。 口元からのぞくとまるで万華鏡をのぞいているようなきらめきが楽しめます。
〈カガミクリスタル〉
江戸切子伝統工芸士 篠崎英明作
青墨色被せ ロックグラス〈遠雷〉 21,600円
クリスタルガラス、約口径8.2×高さ9.6cm(300ml)、木箱入
■本館5階 特選和食器
江戸切子伝統工芸士 篠崎英明
2002年 東京都知事より伝統工芸士に認定
2008年 経済産業大臣指定 伝統的工芸品 伝統工芸士に認定
ガラスに写る煌く世界。素材の特性を生かし切子の美しさを求めて。
父・清一氏の技と切子道具へのこだわりを受け継ぎつつ、新しい視点と感性で時代のニーズに合わせた独自の江戸切子を作り続けています。