THE ATELIER 11
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工房を訪ねて

土屋 隆 氏

透明な輝きに秘められた、情熱と矜持。

水晶 土屋華章製作所 山梨県

1821年の創業以来、時代ごとの需要を満たす製品を生み出してきた〈土屋華章製作所〉。その歴史は、山梨県の水晶貴石細工の歴史そのものでもあります。七代目である土屋 隆さんは、そんな伝統の重みを受け止め、守りつつ、さらなる発展を目指しています。

工房では「温故知新」をテーマに掲げ、先人たちから受け継がれてきた「技」「道具」「心」を大切にしながらも、職人一人一人の感性を尊重し、時代が求める新しい作品づくりのために力を尽くしています。水晶の魅力について隆さんは、「無色で無機質。ですがそこには私たち職人の技術や情熱が込められています。透明なものに自分の色を付けて形を成していく、ここに水晶細工の魅力を感じています」と語ってくださいました。

現在、隆さんの他に二人の職人さんが腕を磨いていて、隆さんも“次代を担う希望の星”と、大きな期待を寄せています。「若い人がしっかりと育ってきている。この二人は良いものを作ってくれているので私も安心して今後を託せますよ」と話す隆さん。お二人もその想いに応えるべく、試行錯誤を繰り返しながらも水晶の更なる可能性を見出そうと奮闘中です。
手作りだからこそ、水晶だからこそ価値のあるものを作り出すためにはどうすればよいのか。〈土屋華章製作所〉はその答えを求めて今日も水晶と真摯に向き合っています。

作成するデザインに合わせてカッターで
水晶を切断。作品の大まかな形をここで
整えるため、慎重な作業が求められる。

両足で水晶を固定しながら、切り込み
を入れた部分をノミで落とし、さらに
細かく形を整えてゆく。

桶の中に入った砂をすくい、回転
するコマに当てながら水晶を削
る。砂の荒さは工程によって変え
ていく。

七代目・隆さんを中心に、左から〈土屋華章製作所〉の
未来を担う林晋太郎さん、藤森信行さん。

水晶を削るコマは、大き
さや形もさまざま。削り
方・工程・場所によって
これを使い分ける。

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