美術
2022/1/11UP
日脚が伸び、吹く風にやわらかさを感じ、木々の芽吹きも始まるなど、春はその訪れだけで心が浮き立ちます。桜の花びらが ふりそそぐ大地は、春色に染まってゆき、大らかで朗らかな気 分にさせてくれます。
「映ゆ ( はゆ )」は古語で周囲の環境の中で調和し、より美しさを発揮することをいうようです。春色の 大地と調和し、生みだされる花びらの美しさや雑草たちが今回 のテーマです。それは、歌人紀貫之の『桜散る木の下風は寒 からで空に知られぬ雪ぞふりける(桜舞い散る木の下風は寒 くはない。空には知られることのない雪がひそやかに降っていることよ)』の世界への憧れでもあります。
絹染め・砧打ち・裏彩色・裏箔・染料・顔料・箔装飾・裏打ち 紙の工夫など、絹本制作は色々な試みができます。そんな効果・ 可能性も楽しみつつ、一足早い春の息吹が感じられるような 空間を目指しました。
藤井聡子
デジタルカタログは下記よりご確認いただけます。
光ほのか 8号
440,000円
八入(やしお) 40号S
1,540,000円
巡る花 4号、短冊
286,000円
※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
※価格はすべて、税込です。
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