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【展覧会延期のお知らせ】井村一登 展 「mirrorrim」
2021年5月12日(水) ～ 2021年6月7日(月) 最終日は午後5時閉場
2021/05/11 UP
諸般の事情により、本展覧会を延期とさせていただきます。
展覧会を楽しみにされていたお客さまにはご迷惑をおかけしますことを、深くお詫び申しあげます。
延期後会期：2021年6月1日（火）～6月7日（月）※最終日午後5時終了
この度、三越コンテンポラリーギャラリーは井村一登 展「mirrorrim」を開催いたします。
井村氏は1990年京都市生まれ、2017年に東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻を修了。
初期からマジックミラーを利用した合わせ鏡を中心とした作品を発表してきましたが、本展では、鏡の歴史を独自に解釈し、使用されてきた様々な素材・技法を再構成した新作を含む、8シリーズの作品を展覧いたします。
作家初となる個展をぜひご高覧ください。
日本橋三越本店
自分が映らない鏡を作る。
鏡は歴史の中で水面や黒曜石、金属の研磨さらにガラスへの金属の付着等
素材や技法が変化していき、様々な構造が存在する。
また同時に人類と鏡の関係性も祭祀、化粧用具、光学装置と変化し続けてきた。
神秘的な現象から徐々に解明され、科学的な物質として認識される。
ラカンの理論である鏡像段階論の身体的統一性の獲得。
鏡に映した自身の像や他者を認識し、身体は一体であることを知り、自我が芽生える。
自身という存在のみではそれを知ることができず、像や他者との比較から情報を得る。
客観的、俯瞰で考察するという行為も、脳内に自身の像を映し、他者と比較している。
ルッキズムや、人を動かす負の感情は常に相対性によって発生する。
鏡を構成する素材と技法を研究しそれを独自に変化させ、鏡像を歪ませる。
それは一時的に比較を放棄させ、自身を絶対的だと認識する装置となる。
展覧会タイトルはmirror 鏡、rim 縁からの造語であり、
mirrorrimは鏡に縁取られた人と像の展示である。
井村 一登 kazuto Imura
[略歴]
1990年 京都市に生まれる
2015年 京都市立芸術大学 総合芸術学科 卒業
2017年 東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻 修了
[展覧会]
2015年 京都市立芸術大学制作展
2016年 wall-order ( 瀬戸内国際芸術祭内プログラム/ 竹の茶室/ 小豆島)
ANTEROOM×SANDWICH ( アンテルーム京都)
2017年 京都国際映画祭・アート部門 ( 元・立誠小学校/ 京都)
見立てと想像力 千利休とマルセ ル・デュシャンへのオマージュ展(ニュイ・ブランシュKyoto 内プログラム/ 元・淳風小学校/ 京都)
Rever 「2074、夢の世界」展 ( 東京藝術大学美術館)
A-Lab Artist Gate (A-lab/ 尼崎市)
東京藝術大学卒業修了制作展
2018年 “交叉域” 中日芸術家交流展( 蘇州 金鶏湖美術館/ 中国)
2020年 mirror in the rough (ABSship 内ショールーム/ 京都)
ハーフミラー、球体鏡、LED などを用いて視覚や認識にかかわる光学的作品を制作する。
近年は鏡の歴史とルッキズムについてを研究し、鏡の素材、技法を分解、再構成し「自分が映らない」鏡を制作している。
一方、低密度の固体である超軽量なエアロゲル等、様々なマテリアルを用いながら形状を問わず制作を行う。
デジタルカタログは下記よりご確認いただけます。
「box_ordered400」
2020 年
40×40×16cm
アクリル鏡、LED
※数量に限りがある作品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
アートギャラリー
本館6階 | 美術,宝飾品・時計・メガネ
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