美術
2022/3/12 UP
自然に学ぶことが、一生の宿題―。
自然の中の目には見えないエネルギーを受けながら、五感で感じることをデザインにし、蒔絵の技を通じてその美しさを伝えていく。
自然に学び、答えを求め続けていると室瀬和美氏は語ります。
漆芸作家として活動しながら、正倉院宝物の漆工研究や文化財修理、海外の美術館に所蔵されている作品の保存・修理、また、子供たちに本物の漆や金粉を用いたワークショップを行うなど、次世代に日本の文化や伝統工芸の魅力を発信する活動を精力的に行っています。
本特集では、蒔絵葉巻箱「彩響」をはじめ、香合や酒器を展示いたします。
室瀬和美 略歴
1950年 東京都生まれ
1976年 東京藝術大学大学院美術研究科漆芸専攻修了
1985年 日本伝統工芸展 第32回、第47回、第49回受賞
1989年・2000年・2011年 日本橋三越にて個展
1991年 目白漆芸文化財研究所開設
1996年〜1998年 国宝「梅蒔絵手箱」(三嶋大社蔵)復元模造制作
2008年 重要無形文化財「蒔絵」保持者(人間国宝)認定
紫綬褒章受章
2019年 MOA美術館特集陳列「人間国宝 室瀬和美の世界」
2021年 旭日小綬章受章
パブリックコレクション
文化庁 東京藝術大学 国立工芸館 MOA美術館 大英博物館
メトロポリタン美術館 ヴィクトリア&アルバート博物館 など
琥珀末金鏤香合「瑞鳥」
径6.2×高さ1.8cm
※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
※価格はすべて、税込です。
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