美術
2023/7/ 6UP
「不安」を描くことは、現代に生きる自己を表現することだと考えている。
現代社会に生きる我々は、インターネットや SNS を通じたさまざまな情報と共に生活をしている。そうした中で時折、奇妙な、理解し難い情報に遭遇することが多々ある。それは人の生き方や、人から人を通じた関わり、そこから生まれた新たな出来事などさまざまである。馴染みの無いものを目の当たりにした時、嫌悪し直ぐに蓋を閉じてしまいそうになるが、少しでも問題に対峙し、考えることが、自身の再認識に繋がり、しなやかに且つ、前向きに生きるための視野に繋がると考える。
そうした現代の「不安」と向き合うことが、現代を生きるためには必要だと考える。今展覧会の作品には、「不安」を自身の感情を通すことで「生きる力」へと転換する絵画表現を試みている。「不安」を「なじみにくいもの(Xenon)」をとしたのも、そうした思いからだと言いたい。
川島 優
デジタルカタログは下記よりご確認いただけます。
Charmer
120号
2,475,000円
Remind -E1-
6号
330,000円
Remind -Rex-
SSM
198,000円
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