美術
2023/09/11 UP
“Cama 参「 kissの原則」”
“Cama”は、作風もテーマも異なる山田と小池の組み合わせが新しい場所を開くデイペイズマンな企画として2017年より始動した展覧会ユニットです。
2017年VOU(京都)、2021三越コンテンポラリー(東京)に続く、3回目となる “Cama 参「 kissの原則 」”ではゲストアーティストに平野泰子を招え“simplicity ” *2という3人に共通する特徴に注目し、三者のタイプの違う作品の組み合わせを通じて“シンプリシティの持つ複雑さ・豊かさの可能性” を再考する展覧会を作ります。同時に平野がcamaにどのような変異をもたらすのかをご覧いただけたらと思います。
*1 展覧会タイトルでもある「Cama/キャマ」とはヒトコブラクダとリャマとの間に、人工的に作られた種間雑種で、アラブ首長国連邦のドバイで1998年に1頭目、2002年に2頭目が人工授精によって生まれています。
*2 簡単、平易、単一、単純、簡素、質素、地味、純真、無邪気、気取りのないこと
*kissの原則 Keep it short and simple
デジタルカタログは下記よりご確認いただけます。
小池一馬
BC230506
2023
セラミック
H43 × W18.5 × D19 cm
平野泰子
Fragments2305
2023
木製パネルにキャンバス、膠、石膏、油彩
H65.2×W53 cm(F15)
山田周平
Kevin
2022
インク ・アクリル・キャンバス
H112 ×W145.5×D3 cm
小池一馬 Kazuma Koike
1980年生まれ、大阪府在住。幼少期をブエノスアイレス、高校時代をバルセロナで過ごす。日本大学芸術学部美術学科彫刻専攻卒業。「架空の古代遺物」をテーマに、偶像、ツボ、大型ネコ類、植物、パイナップルなどをモチーフにしたセラミック彫刻、ペインティング、ドローイングを制作している。「異なる要素が調和しながら共存した状態」や「モノの用途や意味が変化する過程」への関心のもと、異なる場所/時代に由来するイメージをミックスしてつくられる作品は、どこにも属していないかのような独特の浮遊感をまとっている。
平野泰子 Yasuko Hirano
1985年富山県生まれ、神奈川県在住。京都精華大学芸術学部造形学科洋画専攻を卒業。作品の根底には「風景」があり、絵の具を幾層にも塗り重ねる行為によって生まれる空間や特定の配置をもって現れてくるものを描いている。制作の中から生まれる眼差しや、不確かなものに強度を持たせるために制作している。
山田周平 Shuhei Yamada
1974年生まれ、京都府在住。写真、映像、立体、平面、インスタレーションと様々な作品形式を展開し、社会状況に対する考察を通じて作品を制作している。2013年には、アーモリー・ショーのキュレーション部門で、当時アンディ・ウォーホル美術館(ピッツバーグ)館長のエリック・シャイナー(現・Pioneer Worksディレクター、ニューヨーク)により唯一の日本人として選出され、様々なメディアで話題となった。
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