美術
2024/05/16 UP
作陶を志して40年が過ぎました。日本橋三越本店では五回目の展覧となります。
ずっと灰釉の仕事と土ものらしい土台造りに拘ってきましたが、今回は40年を振り返り今まで試みてきた青瓷や鉄釉の仕事も交えて発表致します。還暦を機に新たな挑戦と意気込みましたが、自分らしい仕事とは何かをもう一度振り返った時、時代に流されず、普遍的な美とは何かを求めて作陶してきたことは変わらず、これからも大切にしていきたいと思います。
御高覧いただけましたら幸いです。
猪飼祐一
日本橋三越本店では猪飼祐一氏の個展を開催いたします。
京都五条坂に工房を構える猪飼氏は京陶器商の6代目として生まれました。20代で重要無形文化財保持者 清水卯一氏と長男の保孝氏に師事し、伝統技法を修練しながら、独自の感性と表現力を見事に開花させてきました。5回目となる今展では、陶歴40年の研鑽を活かした灰釉・青瓷・鉄釉と幅広い作品約100点を一堂に展覧します。質朴で飾らない「やきものの美しさ」を希求した逸品を、ぜひ会場でご覧ください。
日本橋三越本店
デジタルカタログは下記よりご確認いただけます。
灰釉彩壺
径35.3 × 高41.1cm
土、松灰、樫灰
550,000円
灰釉二彩扁壺
幅16.8×奥行14.8×高25.6cm
土、樫灰、藁灰
165,000円
灰釉緑彩壺
径20.2×高26.2cm
土、樫灰、銅釉
198,000円
猪飼祐一 Yuichi IKAI
略歴
1963年 京都五条坂生まれ
1983年 京都府立陶工訓練校成形科(現 京都府立陶工高等技術専門校)卒業
1984年 京都市立工業試験場陶磁器研修終了
重要無形文化財保持者 清水卯一氏の指導を受け、喜兵衛窯開窯
清水保孝氏に師事
1985年 日本工芸会近畿支部展 初入選
1986年 日本伝統工芸展 初入選
1987年 日本工芸会近畿支部展 松下賞 以降4回受賞
1989年 日本工芸会近畿支部展 奨励賞
1994年 日本工芸会正会員に認定
嵯峨大覚寺花の陶展 奨励賞
1996年 京都府船井郡日吉町に工房移転
2001年 日本伝統工芸近畿展 近畿賞(最高賞)
2003年 日本伝統工芸近畿展 滋賀県教育委員長賞
韓国ソウル KUMHO美術館 現代韓日陶芸展2003出品
2004年 日本伝統工芸近畿展にて鑑査委員に就任
2005年 日本伝統工芸近畿展より特待者出品
2007年 登窯を築窯
2010年 日本伝統工芸展 入選
2011年 日本伝統工芸展 入選
2014年 日本伝統工芸近畿展 入選
2015年 日本伝統工芸近畿展 入選
陶美展 入選
日本伝統工芸展 入選
2016年 日本伝統工芸近畿展 入選
第四回陶美展 奨励賞
2017年 日本伝統工芸近畿展 入選
2018年 日本伝統工芸近畿展 入選
日本伝統工芸展 入選
2019年 日本伝統工芸近畿展 入選
日本伝統工芸展 入選
2020年 日本伝統工芸近畿展 入選
陶美展 入選
2021年 日本伝統工芸近畿展 入選
日本伝統工芸展 入選
陶美展 入選
2023年 日本伝統工芸近畿展 入選
2024年 日本伝統工芸近畿展 入選
日本伝統工芸展 入選
所属会派・資格
日本工芸会正会員
日本陶芸美術協会会員
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※価格はすべて、税込です。
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