美術
2024/06/28 UP
19世紀末から20世紀初頭にかけて流行した2つの芸術運動、アール・ヌーヴォーとアール・デコの作品群を紹介します。
1890~1910年代に開花した「アール・ヌーヴォー(新しい芸術)」は、イギリスをはじめヨーロッパで流行した芸術運動です。産業革命による都市化に抗うように、人々は自然の美さを象った優美なアール・ヌーヴォー様式を生活に取り入れました。
一方「アール・デコ」は、1910年代半ば~1930年代にヨーロッパからアメリカへと広まったムーブメントです。終戦後の技術革新が生活様式や価値観に大きな変化をもたらし、何学図形の記号的表現や、原色の対比表現がモダンなアール・デコ様式が確立しました。
2つの芸術運動は、装飾芸術のみならず、建築、家具、食器、宝飾品、ファッションなど様々な分野に波及し、後世の芸術にも大きな影響を与えました。
今展では、アール・ヌーヴォーからはエミール・ガレとドームの作品を、アール・デコからはルネ・ラリックの作品をご紹介いたします。
それぞれの時代と美意識を反映したデザインと精緻な技巧の魅力をお楽しみください。
日本橋三越本店
ルネ・ラリック
立像「タイス」
高さ21.6㎝
8,250,000円
※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
※価格はすべて、税込です。
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