美術
2024/05/15 UP
これほどまで窯焚きにこだわり続ける陶芸家はいない。
名窯と謳われた山瀬の地で豊かな自然とその歴史に想いを馳せ、一心不乱に炎との格闘を続けてきた田中佐次郎氏。齢八十五を超えいまだ衰えることのないその陶芸への情熱。いったいそれはどこから来るのであろうか?
若き頃禅の道を進み三十八歳で永平寺にて得度を受けた。陶芸とは禅の世界を知る氏ならではの成せる行のようなものではないのだろうか。「陶禅一如」、まさに陶と禅の道が渾然一体となる、まさにその瞬間が窯焚きなのであろう。
今回も井戸茶埦をはじめ、佐次郎唐津というべき精神性の高い数々の茶埦を見せる、作陶へ邁進続ける田中佐次郎の世界をこの機会にぜひ堪能していただきたい。
デジタルカタログは下記よりご確認いただけます。
作品名:耀変辰砂花入(銘・龍宮の使い)
サイズ:径13.8×高24㎝
税込価格:715,000円
作品名:青霄茶垸(銘・亀井の水)
サイズ:径17.3×高9.3㎝
税込価格:1,430,000円
※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
※価格はすべて、税込です。
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