美術
2022/11/06 UP
私の仕事は、漆の木の命とともにあります。夏から晩秋にかけては漆搔き。樹皮を 剥ぎ、幹や枝に傷をつけて、樹液である漆を採ります。冬には漆を掻き終えた木々 を切り倒し、それらに鉈をいれて作品の材とします。風雪に耐えた痕跡は、ひと割 りするたびに木肌が一変し、ときに自分の思いを超える表情を見せてくれること があるのです。その瞬間をとらえて、命ある形にしていきました。 漆の木々が過ごしてきた時間と情景を、作品から感じていただければ幸いです。
本間 健司
デジタルカタログは下記からご確認いただけます
作品名:割器 五段重箱
サイズ:21.5 x 11 x 高さ24cm
税込価格:880,000 円
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※価格はすべて、税込です。
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