美術
2025/3/12 UP
20世紀のアメリカ芸術を代表するアーティスト、アンディ・ウォーホル。彼はキャンベル・スープやマリリン・モンローといった大衆消費社会の象徴をモチーフにしたシルクスクリーン作品を発表し、旧来のアートの価値観を刷新する「ポップアート」を生み出したことで、美術史に大きな影響を与えた芸術家として今日まで世界で高く評価されています。
そんなウォーホルの活動拠点となっていたのが、1964年にニューヨークにつくられ、以降移転しながら1984年まで続いたアトリエ、「ファクトリー(The Factory)」です。ウォーホルはこのアトリエで人を雇い、まるで工場(Factory)の流れ作業のように大量の版画制作を行っていました。また、ファクトリーには芸術家だけでなく、俳優やミュージシャンなど多くの著名人が出入りし、彼らの交流の場にもなっていました。
本展では、このファクトリーで活動していた芸術家に焦点を当て、オーナーのアンディ・ウォーホルをはじめ、ジャン=ミシェル・バスキアやキース・へリングなどの作品を一堂に展覧いたします。各作家の個性が際立つ刺激的な作品の数々から、彼らの、そしてファクトリーの魅力に迫ります。
ぜひこの機会にご高覧ください。
デジタルカタログは下記よりご確認いただけます。
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