美術
2025/04/15 UP
2025/04/23 更新
19世紀末から20世紀にかけて流行したアール・ヌーヴォー。
ガラス工芸においてその才能を見事に開花させた巨匠エミール・ガレとドーム兄弟の作品をこのたび日本橋三越本店にて展覧いたします。
エミール・ガレは、当時流行したジャポニズムのエッセンスや、植物学・海洋学から着想した意匠の傑作を数多く発表し、万国博覧会での受賞を重ね国際的に評価されました。革新的な技術を取り入れるなど様々な研究成果は後世に多大な影響を与えました。
ドーム兄弟はナンシーにて父のガラス工房を引き継ぎ、兄のオーギュストは経営を、弟のアントナンは芸術的なセンスを生かしたプロデュースを務め、ガレとナンシー派を組織して装飾芸術の評価を高めることに情熱を注ぎました。パリ万博ではグランプリを受賞するなど、植物の緻密な描写や絵画的に表現された風景の作品などで一世を風靡します。
本展ではガラス工芸品の新しい表現を追求し、その芸術的価値を高めたエミール・ガレとドーム兄弟のランプ、花瓶など優品を一堂に展観する機会となります。昨今再び見直されている往時の日本文化の影響も感じながらごゆっくりとお楽しみいただければ幸いです。
デジタルカタログは下記よりご確認いただけます。
エミール・ガレ
イヌサフラン文花器
高さ:9㎝ 幅:17.5㎝
制作年:1900年頃
ドーム兄弟
トンボ文花瓶
高さ:19.5㎝
制作年:1905~1910年
※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
※価格はすべて、税込です。
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