美術
2025/03/05 UP
昨年、知遇を得て海外や船上の旅をさせていただく機会がありました。
高原や海原の夜空を渡る月、故郷の雪原に浮かぶ月、さまざまな記憶の中の月世界が、今も私の内で渾融し続けています。
月と上澄*の光のすがたが、何処となく似ていると感じています。
どちらも私にとって、可視と不可視の狭間で揺らいでいる存在です。
どうぞ、月を巡る旅にご一緒いただければ幸いです。
*上澄 / うわずみ:金や銀の厚い箔のこと
高橋朋子
デジタルカタログは下記よりご確認いただけます。
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