呉服
「川島織物 秋の秀作展」では明治期の貴重な史料とともに、織物技術を駆使した帯地をご紹介いたします。
守りたい贈るこころ「帛紗」
江戸時代より慶弔や季節の挨拶など、あらゆる贈答に使われた「掛帛紗」。
川島織物が明治中期から現代まで考案した、自由な発想の図案が残されています。新しい生活様式の中で、思いを込めて「贈る」という古き良き風習が守られていくよう、掛帛紗の図案などをご紹介いたします。
<絢爛の織>
歴史ある装飾品などの取材をもとに、金銀糸や箔を贅沢に使い、織りあげました。川島織物の技術を結集した格調高い織の美をご覧ください。
錦袋帯「菊香」・・・1,980,000円
広がりゆく菊の花弁を意匠化し、菊の葉と茎で流れを出した大胆な構図で表現し、繊細ながらも力強く表現した袋帯です。
<優美の織>
花や唐草などを取材し、精緻な織技を駆使した曲線が織りなす模様の美を表しました。
左:錦袋帯「彫金唐花文」・・・748,000円
・金銀鍍透彫華籠(きんぎんとすかしぼりけこ)の優美な唐花や唐草を立体的に金銀糸で表現し、部分的に柔らかな色糸を入れることで明るく上品な袋帯といたしました。
右:錦袋帯「精細飾文」・・・1,210,000円
・イギリスのゴシック様式の建築装飾の特徴でもある扇型の繊細な天井装飾をモチーフにしたもので、繊細で美しい装飾の造形美をすっきりと淡彩に織りあげました。
<趣きの織>
古来から伝わる文様や意匠を現代的なデザインを組み入れて表しました。
左上:錦なごや帯
「スロバキア花文」・・・418,000円
・繁栄の象徴とされるザクロや、生命の象徴とされるチューリップなどを描いたスロバキアの模様を取材。
風通組織を用いて表情に変化をつけて織りあげたなごや帯です。
右下:袋なごや帯「好花」・・・418,000円
・雛芥子や忘れな草、すずらんなど、愛らしく可憐な花々のモチーフを、爽やかな色合いで表現しました。
左上:錦なごや帯
「新虹彩格子」・・・198,000円
・細やかな格子文様をモダンにアレンジし、多彩な色糸で織りあげたカジュアルな装いのなごや帯といたしました。
右下:袋なごや帯
「欧美唐草」・・・418,000円
・17世紀初頭のイタリアレースの唐花模様を単彩調子ですっきりと表現しました。
東山魁夷「青響」・・・968,000円
・著名な画家による絵画を西陣織の技術で再現。
絵画とは違った深みが魅力です。
※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
※価格はすべて、税込です。
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