本館1階 中央ホール
地域の「伝統・文化・芸術・暮らし」を日本全国・世界各国のお客さまに向けて発信したいという想いにより、日本橋三越本店ではこれまでも能登の優れた伝統工芸品をご紹介してまいりました。令和6年1月1日の能登半島地震や9月の奥能登豪雨の被害が日本中に大きな悲しみを与えるなか、能登では被災から一歩ずつ立ち上がり、新しいものづくりが始まっています。
本展は、産地復興のシンボルとなることを願い、制作活動を再開して大きく進化した能登のものづくりの魅力をお伝えします。 新たに制作された作品など含めて、輪島塗は約800点、珠洲焼は約50点を販売いたします。現地より約15名の職人も来場予定です。能登半島を盛り上げるためのイベントや能登の美しい風景の写真パネル展示も行います。
また、本館1階中央ホールの企画に連動しまして、本館4階呉服フロアでは、能登上布<山崎麻織物工房>もご紹介いたします。この機会に是非、未来につないでいきたい能登の進化したものづくりをご高覧ください。
【輪島塗について】
堅牢な塗りと加飾の優美さを特徴とし、日本を代表する漆器として高く評価されている「輪島塗」。およそ1000年の歴史をもつといわれ、国の重要無形文化財にも指定されています。地元で産出した珪藻土を粉末にした「輪島地の粉」を下地に使用し、布を着せ補強し、代表的な加飾方法として蒔絵と沈金が挙げられます。
輪島塗出展工房・作家
大森蒔絵工房、川﨑漆器店、五島屋、坂口漆器店、潤慶堂 みやひら漆器店、辻椀木地木工芸、天野屋、中島忠平漆器店、ヌシヤ株式会社、箱瀬工房、古込和孝、古原秀樹、松木大輔、若島孝雄、輪島塗 慶塚漆器工房、輪島塗 しおやす漆器工房、わじま塗の津田、輪島塗 八重門漆器店、輪島屋善仁、わじま龍作
【珠洲焼について】
平安時代末期から室町時代後期にかけて珠洲市を中心に能登半島の先一帯(現珠洲市および旧内浦町)で生産された、中世日本を代表するやきものの一つです。室町時代に忽然と姿を消し、幻の古窯といわれた珠洲焼は1979年に再興し、1989年に石川県の伝統的工芸品に指定されました。
珠洲焼出展作家
篠原敬、有賀純一、折坂理恵、中島大河、林春香
【イベント情報】
①清水寺貫主 森清範(もりせいはん)師による揮毫(きごう)と講話、演題「支援の輪をひろげよう-令和6年能登半島地震-」
■日時:3月1日(土)午後2時~2時45分
■場所:本館1階中央ホール
■入場無料
*観覧席の整理券は、3月1日(土)午前10時より中央ホールで1名さまにつき1枚配布します。座席は選択できません。整理券配布数にはかぎりがございます。整理券をお持ちでない場合は立ち見でのご観覧となります。予めご了承願います。
■内容:令和6年能登半島地震で被災した地域を応援したいという思いを持つ森清範師による漢字一文字の揮毫と講演会を開催いたします。
<森清範(もりせいはん)>
北法相宗管長・清水寺貫主。毎年財団法人日本漢字能力検定協会が主催する「今年の漢字」において、公募で選ばれたその年を表す一文字の漢字を清水寺の舞台で揮毫していることでも知られる。
②輪島・和太鼓虎之介による太鼓の演奏会
■日時:3月2日(日)午前11時30分~正午
■場所:本館1階中央ホール
■入場無料
*観覧席の整理券は、3月2日(日)午前10時より中央ホールで1名さまにつき1枚配布します。座席は選択できません。整理券配布数にはかぎりがございます。整理券をお持ちでない場合は立ち見でのご観覧となります。予めご了承願います。
■内容:石川県輪島市で伝統の祭り太鼓を基本として、和太鼓の「新しい風を」との思いで平成12年に結成された太鼓のチーム<輪島・和太鼓虎之介>による演奏会を開催いたします。選抜されたメンバーの演奏による伝統の響き、能登の響きをお愉しみください。
<輪島・和太鼓虎之介>
2000年結成。和太鼓の甲子園といわれる「日本太鼓ジュニアコンクール全国大会」で2度優勝し内閣総理大臣杯受賞。ニューヨークのカーネギーホールなど海外公演も行う。
③写真家 平林克己 能登半島パネル展示
■会期:2月26日(水)~3月4日(火)
■場所:本館1階中央ホール
■入場無料
■内容:日本三大漆器のひとつに数えられる、堅牢でありながら優美な輪島塗。それを生み出す能登の風土と、伝統を未来へとつなげる職人たちの姿を伝える写真を展示します。
<平林克己(Katsumi Hirabayashi Director of Photographer)>
東京生まれ。 ウィーン、パリで写真家としての活動を始める。外資系商社を経て、写真家として再スタート。商業分野の写真、動画撮影に従事するほか、世界8カ国、20都市以上で写真展を開催。「写真」を軸としたディレクションや、大学等教育機関との協働作業など多方面で活動中。
■お問い合せ先
本館5階クリエーターズテーブル
直通:03-3274-8935
<輪島塗 慶塚漆器工房>
吸物椀揃 菊蒔絵 6客組
【1点限り】8,250,000円
サイズ:約直径11・5 × 高さ10.5㎝
椀の全てに菊の蒔絵が施された豪華な作品です。
蒔絵:若島孝雄
<古込和孝>
乾漆香炉「秋草」
【1点限り】5,500,000円
サイズ:約幅13 × 奥行き23 × 高さ9.5㎝
ボディー部分は乾漆技法で制作。螺鈿を一枚ずつ貼り、3度塗り重ねて、研ぎ出し、秋草模様を施しました。
<若島孝雄>
根来三つ足盛器
【1点限り】 880,000円
サイズ:約直径32 × 高さ11.5cm
乾漆技法で制作し、黒い漆を塗り、上から赤い漆を塗り研ぎ出して、根来風に仕上げています。
<輪島塗 八重門漆器店>
飾箱 乾漆羽衣蒔絵
【1点限り】880,000円
サイズ:約幅26.5 × 奥行き20 × 高さ9㎝
脱乾漆技法で素地を仕上げました。羽衣伝説をモチーフにして仕上げた飾箱です。
蒔絵:デザイン 若島孝雄
<箱瀬淳一>
面取大鉢 黒
【1点限り】550,000円
サイズ:約直径33.4 × 高さ10.8㎝
塗りと木の風合いが同時に楽しめる大鉢。存在感のあるシックな黒が食卓に彩りを添えます。
<潤慶堂 みやひら漆器店>
隅切長角重 日華塗
【1点限り】330,000円
約幅26.5 × 奥行き14.3 × 高さ14.5㎝
シンプルで落ち着いた朱塗に、銘々皿が付いたお重は様々なシーンでご使用いただけます。
<坂口漆器店>
蒔絵香合 「波に千鳥」
【1点限り】 275,000円
サイズ:約直径7 × 高さ2.3㎝
蒔絵で波に千鳥を描いています。
螺鈿で波が飛び散る表現をしながら余白の美しさも意識して制作されています。
<輪島屋善仁>
つぼみ合子 蝶蒔絵
【1点限り】 242,000円
サイズ:約直径8.2 × 高さ8.2㎝
つぼみ型の蓋物に吉祥文様の蝶を蒔絵で描いた作品です。調度品、小物入れとしてお使いください。
<中島大河>
珠洲焼 丸壺
【1点限り】78,100円
サイズ:約直径23 × 高さ19㎝
薪窯による焼成により、自然釉と灰の景色を見ることができます。大ぶりなサイズで丸くて、可愛らしい形状です。
【1階中央ホール「未来につなぐ能登のものづくり」連動企画】
本館4階呉服:能登上布<山崎麻織物工房>特集
■タイトル:凛とした美しさを纏う、日常を彩る~能登上布特集~
■会期:2月26日(水)~3月4日(火)
■場所:本館4階 呉服 男のきもの
■内容:<山崎麻織物工房>は1891年に紺屋(染め屋)として創業。能登上布伝統の技を継承する唯一の織元です。代々守ってきた職人による手絣等の伝統技術や日本の伝統的な夏着物の上布文化、美意識を次世代に繋ぐため、自社ブランド<能登上布 YAMAZAKINOTOJOFU>を立ち上げました。現代の日常に溶け込む幅広いアイテムをご紹介します。
※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
※価格はすべて、税込です。
※画像はイメージです。
※出展者やイベントは、事情により変更になる場合もございますので、ご了承ください。
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