2023/08/09 更新
本年1月末より、修繕の為、長らくお待たせを致しておりました三越のパイプオルガン演奏ですが、9月2日(土)より再開する運びとなりました。これも偏に、常日頃、三越のパイプオルガンに頂戴致します、みなさま方からの温かいご支援、ご声援の賜物と存じます。
9月8日(金)以降の演奏は、従前と変わらず毎週金曜日から日曜日の正午、午後3時、午後5時の3回を予定しております。
無声映画用に製作されたこのパイプオルガンの機能・性能がここに蘇りました、どうぞお時間がございましたら、日本橋三越本店本館1階中央ホールにお越しくださいますようお願い申し上げます。
三越のパイプオルガンは現在修理作業が進行しております。(4月28日現在)
既存の機体や装置を極力残しつつ、清掃・回収・修理が必要な部材を外し店内や専門業者の工房にて作業をしておりました。
現在、日本橋三越本店本館1階中央ホールにある三越の歴史をご紹介する
「三越アーカイブス」において「パイプオルガン特別展示」を開催しております。
普段ご覧いただけないパイプ室内部の写真をご紹介するほか、オルガン奏者になったかのように撮影ができる「パイプオルガン切り抜き」、昭和の修理の際に外した
2代目の鍵盤などを展示しております。修理前の最後のコンサートの様子も動画にて放映しておりますので、ぜひご覧ください。
三越パイプオルガンの歴史
昭和5年(1930)、世界的に定評のある米国マイテー・ウェルリッツァー社製の最新式パイプオルガンを購入。電力によって奏する大仕掛けなもので、メインとソロの2種からなり、全体の間口は8.2m。
当初は7階ギャラリーに設置されていましたが、昭和10年(1935)の本館全館完成時に、現在の中央ホール2階バルコニーに移されました。
当時その演奏は、JOAKの電波に乗って全国の音楽ファンに発信されていました。
平成21年(2009年)1月14日に、中央区民有形文化財として登録されました。
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