2020.1.9 UP
1988年のJ-WAVEの開局以来、長年ナビゲーターを務めるジョン・カビラさん。番組プロデューサーと廊下で談笑中をキャッチ。
「テーマパークでしょう。食材の。」地下食料品フロアの魅力を尋ねると、すぐにそう答えたジョン・カビラさん。「特別な場所であることは間違いないですね。そこに行けば 安心できるというか。そのときのべストなものが揃っているし、バイヤーさんが今注目している食材だったり、その時々の食の傾向も知ることができる。そしてなにより、催事コーナーがたまらないんです。この前も、散財してしまって(笑)。伊勢丹新宿店に行くと、魔法にかけられちゃうんですよね」
「味も大切ですが、一目でお祝いとわかる華やかなパッケージも重要ですね」。自分がいただいて嬉しかったというチョコレートをセットにすることもあるそう。
〈ルイ ロデレール〉
「ブリュット プルミエ」
フランス製/白発泡/750ml 6,336円
グランドカーヴ
〈ジャン=ポール・エヴァン〉
「カーヴ ア ショコラ 9個入」
フランス製 3,377円
グランアルチザン
※20歳未満の方の飲酒は法律で禁止されています。
「僕がレコード会社に在職中の頃、ミック・ジャガーのソロ公演があって。日本のロックセレブリティを招いて、一夜限りのパーティーを主催することになったんです。実は来京前の大阪公演が本人の体調不良で中止になり、パーティーも中止の憂き目にあったのですが、その前の東京の打ち合わせで、彼の伝説的マネージャーのトニー・キング氏から、会場の入口でゲストに必ずシャンパンを渡すように言われたのがきっかけです。彼曰く『パーティーの成功とは、いかに早く最初のシャンパンをゲストに飲ませられるかどうかだ』と、それがすごく脳裏に焼きついていて、確かにシャンパンには、気分がパッと明るくなる、マジカルな部分があると思うんです。だから“ご招待ありがとうございます”の気持ちをこの一本に込めて、お渡しするようにしています」
ノートパソコンでは情報収集を、タブレットでは番組内の企画「MISICLICK!」の動向やSNSをチェックしながら番組を進行。
毎週月曜はスタッフとの打ち合わせの日。「誰が言うかではなく、何を言うか」を大切にしているというその会議では、時々笑い声が漏れ聞こえる。この和やかな雰囲気が番組にも表れている。「今年も、“明るく、楽しく、わかりやすく”を追求したい」とジョン・カビラさん。
ブースにいる番組スタッフとのやりとりのため、机の上には、さっとメモできる付箋紙とペンが欠かせない。そして台本にノートパソコン、タブレットもジョン・カビラさんのお仕事道具。
週に2度訪れるというJ-WAVE社内。
局内にあまたある番組の中でも、オンエア時間が一番長いのが、ジョン・カビラさんがナビゲーターを務める番組だ。
スタジオ内の乾燥対策として、お嬢さまからのスペイン土産というミントタブレットと、マヌカハニーのドロップは必携。ハンドクリームも持ち歩いているそう。
ジョン・カビラ
ラジオ・テレビパーソナリティー
1958年沖縄県生まれ。サッカーをはじめとするスポーツ番組、グラミー賞・アカデミー賞の司会でもお馴染み。『この差って何ですか?』(TBS)、『匠の蔵』(テレビ西日本)のナレーションも務める。
J-WAVE JK RADIO〜TOKYO UNITED
2008年に始まったワイド番組〝つながる〟をキーワードに、毎週金曜の朝6時から11時30分までオンエア。この番組で、第47回ギャラクシー賞「ラジオ部門大賞」、第6回日本放送文化大賞「ラジオ部門 準グランプリ」などを受賞。金曜の朝に活力を与えてくれる番組。
写真:今津聡子 ヘア&メイク:城所とも美アートメイク トキ 取材・文:野村紀沙枝 取材協力J-WAVE(81.3FM)