放送作家、塩沢航さん 手みやげと伊勢丹。

2020.6.2 UP

手みやげは相手を想って選ぶもの。グルメな放送作家がたどり着いた、手みやげの極意とは。

 

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手みやげ選びの極意は、ぜひ見習いたいところ。

「万人に愛される定番の味。切り分け不要の個別包装。手で食べられてゴミも最小限。そして何より、〈日本橋 千疋屋総本店〉の大看板。このバナナオムレットには、手みやげに求められる基本要素がすべて兼ね備わっていると思います」

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〈日本橋 千疋屋総本店〉
「チョコバナナオムレット(上) バナナオムレット(下)」
(上)1個 465円 (下)1個 432円
カフェ シュクレ

そう語るのは、テレビを中心に数多くの番組を手がける放送作家の塩沢航さん。仕事柄、楽屋見舞いやお世話になっている料理屋さんへの差し入れなどの機会も多く、塩沢さんにとって、手みやげ選びはセンスを問われる重要任務でもある。

 

「一番大切にしているのは、贈る相手のことを考えるということ。そして相手の好みや状況に応じたモノを選びつつも、願わくば自分を印象付けるような爪跡も残したい。その意味で、このバナナオムレットはフルーツとホイップクリーム、スポンジを組み合わせたシンプルかつ親しみのあるスイーツでありながら、中に潜むバナナが格の違いを感じさせる。おそらく一級品を使っているであろう、濃厚なバナナの風味が醸し出す“ワンランク上”の味。なにせ〈日本橋 千疋屋総本店〉ですから。定番でありながら嫌味のない高級感はまさに理想の手みやげとも言えます」

伊勢丹新宿店の地下には差し入れのヒントもたくさん。

ちなみに「無類のフルーツサンド」好きでもある塩沢さん。伊勢丹新宿店の〈日本橋 千疋屋総本店〉で手みやげを選ぶときは、自分用おやつにフルーツサンドイッチを合わせて買うのがお決まりパターン。手みやげにおやつに、伊勢丹新宿店の地下には、「いつ訪れてもワクワクが待っている」と言います。

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塩沢さんの大好物〈日本橋 千疋屋総本店〉のフルーツサンドイッチ。下は季節限定販売の2種のフルーツサンドイッチ(クイーンストロベリー)。※5月上旬までの販売予定。

「スイーツ、お惣菜、調味料が充実したグローサリーに、洋酒のテイスティングカウンターも設置された〈グランドカーヴ〉まで。どこも選びがいがあって、ついフロア中をグルグルと歩き回ってしまいます。季節のものは常に入れ替わり、目新しいものもたくさん見つかるので情報収集、食の勉強にもなる。今日ならずとも次の機会のために、差し入れのヒントもたくさんいただいています」

 

お仕事拝見。会議に執筆に収録に、仕事は場所を選ばない。

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時には、社内にある大きな打ち合わせテーブルで仕事をすることも。

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社名の〈N35〉は、東京が位置する北緯35°に由来する。社内には3と5のモチーフがそこかしこに。

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塩沢さんの仕事の愛用道具。パソコン、携帯電話、名刺入れと長年愛用しているイタリア〈モンテグラッパ〉社の万年筆とボールペン。

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東京タワー至近 にあるオフィス。窓から望めるのは東京タワーのお足元。

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一流の料理人たちが未来に遺すべき一皿づくりに挑む、ドラマ仕立てのドキュメンタリー番組 『パレ・ド・Z』(YouTubeで配信中)のロケ現場での一コマ。髙嶋政宏さんは食の美術館のキュレーター役で出演中。

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毎週ナレーションを書いている紀行番組『アナザースカイ』(日本テレビ系列で放送中)。この日は総合演出とナレーション収録の立ち会い。

 

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塩沢 航 KOH SHIOZAWA
放送作家

 

1975年生まれ。放送作家・小山薫堂の一番弟子であり、事務所〈N35〉を共に立ち上げる。
『アナザースカイ』『ZIP!』『有吉くんの正直さんぽ』『ミライ☆モンスター』など担当番組多数。

写真:太田隆生 
取材・文:西野入智紗 
編集:直江珠子

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