2021.10.21 UP
年末年始が近づいてきました。贈り物の季節、何にしようか悩む季節でもあります。ご自身が召し上がるものより、贈り先のあるお菓子選びは悩ましいものです。そんな時に思い出していただきたいのが伊勢丹新宿店の人気和菓子コーナー「名匠銘菓」です。
1年を通して全国から1,100種類もの和菓子が集まる「名匠銘菓」を上手に使いこなす攻略法の第2回は「オリジナルアソートのギフトボックスを作る」です。
「名匠銘菓」では、お好きなお菓子をお選びいただき、それらを1つの箱に詰め合わせることができるのです。
ちょっとした手土産から、お仕事先への差し入れまで、数や相手のお好みに合わせて詰合せをお作りします。
まずは箱についてです。無料のギフトボックスは、全て紙製の化粧箱で大小様々な大きさでご用意。もちろん包装紙、のし掛けなどにも対応しています。
最小サイズ右上から順に
①縦8cm×横10cm×高さ8cm ②縦10cm×横15cm×高さ8cm
③縦16cm×横21cm×高さ8cm ④縦21cm×横24cm×高さ8cm
⑤縦24cm×横28cm×高さ8cm ⑥縦27cm×横33.7cm×高さ10cm
※状況によっては全種類の箱のご用意がない場合もございますのでご容赦ください。
① ちょっとした手土産やプチギフトに
どら焼やおまんじゅうなど、日替わりで入荷する商品を小さめの箱(アソートボックス①など)に入れて手土産にいかがでしょう。人気のお菓子がブランドを超えて詰め合わせが可能なのは、「名匠銘菓」ならではです。日頃の感謝の気持ちを伝えるメッセージカードなどをさりげなく添えれば、もらって嬉しいプチギフトの完成です!
② 遠方へ運ぶ時も安心です!
あのお菓子もこのお菓子も食べてみたい。複数種類のお菓子を購入して持ち歩く場合、個包装されていたとしても、お菓子が潰れてしまわないか心配です。そんな時はギフトボックスを使えば、迷ったお菓子も諦めることなく安心して持ち運びができます。発送も可能ですので、自分用へのご褒美にも!
③ セレクトのセンスを活かしたオリジナルギフト
ご友人にも、自分の好きなお菓子を食べて楽しんでいただきたい。そんな時は、あなた自身のセンスで選んだ様々なブランドのお菓子を一つの箱に詰めれば、どこにも売っていないオリジナルアソートが完成します。地域を飛び越えて全国の銘菓を選び、幅広いラインナップを一箱に。他にはないこだわりのギフトができあがります。
④ 社用や大勢のお集まりの差し入れに
職場などでは日持ちのする、個包装のお菓子が配りやすくて喜ばれます。お贈り先の人数や構成に合わせて1つから個数を調整して箱詰めできるのも「名匠銘菓」ならではです。1種類のお菓子が大きな箱(アソートボックス⑥など)に入っているのも壮観ですし、2〜3種類、定番人気菓子を詰め合わせるのも喜ばれます。
ここではギフトボックス③を使って実際に詰め合わせた例をご紹介します。想定は、和菓子好きの方に贈る、日本各地の銘菓、人気菓子をチョイスしたオリジナルギフト。甘いものからしょっぱいものまで。地場の魅力が溢れたセレクトがポイントです。
左上から時計周りに、ご紹介していきましょう。
<風雅>風雅巻きミックス 熊本(醤油大豆×4本・醤油ピーナッツ×4本・醤油カシューナッツ×2本・わさび大豆×4本・塩ピーナッツ×3本)1,080円
海苔専門店である<風雅>が作る「風雅巻きミックス」は、様々な味のお豆をパリッとした海苔で巻いた、お酒に合わせるのもおすすめな一品。「このお菓子の生まれは、創業者がお酒の席でおつまみとして出された豆を、持参していた焼き海苔で巻いて食べたところその組み合わせに感動したところから生まれたもの。」というのですから間違いありません。
<栗尾商店>芋ようかん 徳島(2本)432円
創業当時から変わらず原材料のさつま芋には「鳴門金時」だけを選び、皮まで丸ごと使って作られています。シンプルな材料からできているだけに、本練り羊羹は職人の練り上げ次第で食感が変わってくる繊細なもの。小ぶりな芋ようかんをいただくと、モチっとした食感に魅了され、皮ごと作られているため香りも口いっぱいに広がります。温かいお茶とともに召し上がってください。
※新芋を使用している時期は限られていますので、ご容赦ください。
<鳥鷄庵>鳥骨鶏かすていら 石川(各1個)プレーン249円/抹茶260円
こんなにきめ細かく、ふわりと上品なカステラがあるかしら、という一品です。カステラの味の要は最も多く使われる材料の「卵」でしょう。濃厚な鳥骨鶏の卵をたっぷり使用した甘さ控えめな「烏骨鶏かすていら」は、カステラ好きな方には一度お試しいただきたいものです。
<なごみの米屋>ぴーなっつ饅頭/ぴーなっつ最中 千葉(各1個)各131円
これぞまさに千葉銘菓。国内産落花生の8割が千葉県産という、県の特産品を使って生み出された地元愛の詰まったお菓子です。ピーナッツの甘露煮がしっとりとした皮に包まれた「ぴーなっつ饅頭」と、飴色をした濃厚なピーナッツ餡の「ぴーなっつ最中」。両方を召し上がってほしいので2種類ともセレクト。
<島ごころ>瀬戸田レモンケーキ島ごごろ 広島(1個)251円
オーナーパティシエ奥本隆三さんの「瀬戸田レモンとお菓子の力で元気にしたい!」という想いから生まれたレモンケーキ。レモン果汁を生地に入れて焼き上げ、ホワイトチョコレートをかけて仕上げる従来のレモンケーキとは違い、「酸味よりも香りを引き出すために、果皮の部分をたっぷりと使用したレモンジャムを生地に練りこんだ。」という焼き色のしっかりついた香り高いレモンケーキは驚きの美味しさです。
<加藤製菓>マヨネーズおかき 新潟(120g)378円
お煎餅とおかきの違いをご存知ですか?お煎餅は「うるち米」から、おかきは「もち米」からお餅をついて作られています。米どころ新潟県の<加藤製菓>は毎朝杵で餅をつくところから始まります。かりっと香ばしい生地のお米の香り、そこに特製マヨネーズがたっぷり染み込んだおかきはやみつきに。ついつい手が止まりません!
<祇園小石>昔風のど飴 京都(90g)378円
有平糖(あるへいとう)はポルトガルから渡ってきた南蛮渡来菓子。一般の飴とは違い、使われる水飴を極力少なく、純粋な砂糖から直火炊きで練られるため、まるでビー玉のように美しく、甘さはすっきりとしています。昔からのどに効くと言われる金柑、生姜、そして陳皮を使用した優しい甘みののど飴は、これからの季節に活躍しそうです。さりげない心遣いが伝わります。
お菓子選びに困ったら、名匠銘菓のスタイリストにご相談ください。お選びいただいたお菓子に合わせて、スタイリストが箱をご用意します。次回3回目は、スタイリスト達の偏愛和菓子を紹介いたします。
Text:Yukako Yasuda
Photo:Yu Nakaniwa